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2018.09.06
ピエール北川のサーキットガイド2018『第6戦 SUGO』

ピエール北川のサーキットガイド2018『第6戦 SUGO』の画像

SUPER GT公式アナウンサーのピエール北川が語るSUPER GT開催コースガイド

「毎年のようにドラマが生まれるSUGO。ここで実況するのは楽しいんですけど…、疲れます(苦笑)」

第6戦 スポーツランドSUGO

 

コース紹介

 ボンジュール! 今回は第6戦の舞台となる「スポーツランドSUGO」を紹介するよ!
 東北最大の都市、宮城県仙台市から車で1時間ほどのところにあるSUGOは、東北モータースポーツの聖地と言っていい場所。サーキットのレイアウトは自然の地形を生かした形で、近年誕生したサーキットのトレンドとは違い、クラシカルなレイアウトで、アップダウンもダイナミック。コース幅やエスケープゾーンはそれほど広くないので走るドライバーにとっては、とてもチャレンジングな難しいサーキットといえます。
 逆に観客にとってSUGOはコースと客席がかなり近いので、SUPER GTマシンを大迫力で楽しめる国内では数少ないサーキットでしょう。
 SUPER GTのレースにおいて、スポーツランドSUGOは「魔物が棲むサーキット」とも言われるほど、得てしてドラマチックな展開になることも少なくありません。チーム関係者はヒヤヒヤして大変でしょうが、ファンはそのドラマを期待してしまう、そんなサーキットだと思います。
 実況アナウンサーとしては、1周のラップタイムがとても短いので、予選の時も決勝レースの時も本当に忙しく喋ることになるので、喉と頭の疲労感は半端ないです! でも毎年のようにドラマが生まれるから、ここで実況するのは楽しいんですけどね。今年も牛タン食べてパワーをつけて、がんばるぞ!(笑)

 と言うわけで、まずはコースのデータです。

 

 

 

 

スポーツランドSUGO・レーシングコース

コースデータ
コース全長 3,704m
コース幅 10〜12m
高低差 69.83m
コースレコード
GT500
1'10.516 大嶋和也/WAKO'S 4CR RC F 2016年 第4戦予選Q2(7月23日)
GT300
1'17.493 松井孝允/VivaC 86 MC 2016年 第4戦予選Q2(7月23日)
2017年 優勝
GT500 No.1 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン/平手晃平
GT300 No.11 GAINER TANAX AMG GT3 平中 克幸/ビヨン・ビルドハイム
2017年 ポールポジション
GT500 野尻智紀/No.8 ARTA NSX-GT 1'10.915
GT300 松井孝允/No.25 VivaC 86 MC 1'18.657

 

 

SUGO大会公式戦全24戦のデータ

優勝回数
最多勝ドライバー
(今季レギュラードライバーのみ)
GT500:立川祐路(3勝)
GT300:新田守男、高木真一(2勝)
GT500 メーカー別 レクサス/トヨタ:11勝(LC500:1勝、RC F:1勝、SC430:2勝、スープラ:7勝)
ホンダ:7勝(NSX:5勝、HSV:2勝)
日 産:3勝(GT-R:3勝)
外国車:3勝(ポルシェ:2勝、マクラーレン:1勝)
GT300 最多勝車種 ポルシェ RSR、トヨタセリカ(3勝)
ポールポジション回数
最多ポールポジションドライバー
(今季レギュラードライバーのみ)
GT500:ロニー・クインタレッリ、小暮卓史、本山哲(2回)
GT300:新田守男、高木真一、松井孝允(2回)
GT500 メーカー別 レクサス/トヨタ:8回(RC F:2回、SC430:2回、スープラ:4回)
ホンダ:8回(NSX:8回)
日 産:6回(GT-R:5回、Z:1回)
外国車:2回(マクラーレン:1回、フェラーリ:1回)
GT300 最多ポールポジション車種 マツダRX-7(4回)

 

 

 

観戦ポイント


ピエール北川の “オススメ” 観戦ポイント!

 

 

ホームストレート
 

最終コーナーから10%もの登り坂を、GTマシンがパワフルに駆け上がってきます。競り合いも起こりやすく、マシンが3台並んで1コーナーへギリギリの先陣争いをする“スリーワイド”が見られるかも! もちろん、圧巻のスタートと感動のゴールも見られます。

 

 
1コーナー ~ 2コーナー
 

ピエールのオススメ!

ピエールのオススメ

こちらの席は、SUGOで一番高いスタンドになり、コースを見下ろせる眺めがよい場所。スタンド正面には、天気が良ければ蔵王連峰の雄大な景色が見えるでしょう。
レースではSUGO名物10%勾配の最終コーナーを駆け上がってきたGTマシンが、ストレートに姿を現してからハイポイントコーナーに至るまで、そのおおよそを目で追うことができるでしょう。スタンド真下の1コーナーはオーバーテークポイントですから、決勝中は何度も競り合いやアクシデントも見ちゃうことになるはず。ピットの様子も見えるので、双眼鏡を片手に観戦するのもアリですよ!

 
 
3コーナー
 

インフィールドのレストラン前のエリアから見渡せます。GTマシンの加速感、そして1コーナーからのバトルも少なくありません。ドライバーのハンドリングとアクセル操作、マシンのバランスなども分かりやすいポイントです。

 
ヘアピンコーナー〜S字カーブ
 

3コーナーの向こうに見えるヘアピンコーナーは、3コーナーから短いストレートを急加速して急ブレーキング。でも、ここから登り坂なのでスピードを落としすぎるとタイムに響く難しいポイントです。S字コーナーは上りのワインディングのようにリズムよく走り抜けたい!

 
ハイポイント&レインボー
 

観戦エリアがないポイントなので、テレビ中継か場内ビジョンで注目です。ハイポイントコーナーは、その名の通りSUGOで一番高い場所です。こことレインボーコーナーはスピードを落とさず回って、バックストレッチでの直線スピードを少しでも上げたいところです。

 
馬の背コーナー
 

SUGOで最高速が出るバックストレッチ(ストレート)の直後にあるのが、馬の背コーナー。進入までは下り坂でスピードが出ており、フルブレーキングになります。度胸&テクニックが必要で、かつパッシングポイントでもあります。SPインのスタンドから望めます。

 
SPインコーナー、SPアウトコーナー
 

 

 

 

 

 

 

ピエールのオススメ!

ピエールのオススメ

SPスタンドはとにかく迫力がスゴイ! コースとの距離が近いうえにGTマシンがハイスピードで侵入し駆け抜けていくのが見られる場所。ミスをすれば、あっという間にクラッシュしてしまう難しいコーナーです。でも、そこをコーナー外側の縁石ギリギリまで攻めるドライバーたちのがんばりに超ドキドキできます!
決勝レースではコース幅の狭さが、GT500マシンとGT300マシンの揉み合いを演出! 先を争うようにマシンがガシガシ争って「常に何か起きちゃう!?」感を味わえます。スタートからずっと手に汗握りながら、スリリングな時間をSPスタンドでお楽しみください!

 
100R(SPスタンド)
 

下りでR(曲率)の大きいコーナーなので、とても高速です。ここでスピードに乗せないと上りのホームストレートで速度が出なくなります。つまり、1コーナーやゴールラインで競り負けてしまいます。どれだけブレーキを最低限にするか、ここも度胸とテクニックが必要です。

 
最終コーナー
 

最終コーナーは上りのホームストレートのためにアクセルを開ける必要もあり非常に難しく、スピードも出るのでGTドライバーでも恐怖を感じることもあるようです。競っているときは、100Rは縦並びで、ここでストレートへのポジション取りを争うので、そういう意味でもスリリングなポイントです。

 

 

 

サーキットアクセス

○所在地

〒989-1301 宮城県柴田郡村田町菅生6-1
TEL.0224-83-3111

 

○高速道

・東北自動車道
 村田ICより約10km
 仙台南ICより約25km

 

○電車・バス

・JR東北新幹線

 仙台駅下車 >
 仙台駅西口より、タクシーで50分
 or
 宮城交通バスで60分

 

○航 空

・仙台空港より車で40分

 

スポーツランドSUGO(http://www.sportsland-sugo.co.jp/)

 

 

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