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2018.09.14
【第6戦 SUGO】ピエール北川のこれを言わせて!「ウェイトハンディも気にしつつ、ドラマチックなSUGOを期待しましょう!」

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第6戦 SUGO Special Preview
[SUPER GT公式アナウンサー]ピエール北川のこれを言わせて!

 

毎度! ピエール北川です。
今週末はスポーツランドSUGOで、第6戦が開催されます。サーキットガイドでも紹介したけど、SUGOは「魔物が棲むサーキット」なんていわれるほど、毎年ドラマチックなレース展開が生まれる場所。今年もどんなドラマが生まれるのか、今から僕もドキドキしています!
今年は開催時期も変わり(昨年までは7月開催)、秋を感じさせる温度になればマシンや人間も元気復活で、さらにおもしろいレースになるはず!?
第6戦は主要チームのウェイトハンディもかなり増えています。そんな厳しい状況だけに、僕たちの想像以上にタフな戦いになるんじゃないかな。チャンピオン争いに残りたいチームは、一つもミスが許されない緊張感もあるだろうし、本当にワクワクします!

 

 

 

 

富士に変わった長距離レースはレクサスが勝利!でも…

 夏恒例の長距離レースが、今年は鈴鹿から富士スピードウェイに変わった前戦。距離も1000㎞から500マイル(約800km)となり、去年までとは違った魅力たっぷりのレースになりました。
 結果から言えばGT500クラスはLEXUS LC500が、と言うよりNo.36 au TOM'S LC500とNo.1 KeePer TOM'S LC500のLEXUS TEAM TOM'Sが表彰台1位、2位を占め、3位から5位がHonda NSX-GTということで、結果だけを見るとNISSAN GT-R NISMO GT500が厳しかったレースに思えます。でも予選から決勝の終盤まで強かったGT-Rの速さには、LEXUS陣営も、Honda陣営も舌を巻いたんじゃないかな? No.12 カルソニック IMPUL GT-Rは本当に優勝まであと一歩だったのに、惜しいレースだったよね(涙)。

 

   

 

 逆にGT300クラスでは、敵なしの強さを見せて優勝したNo.55 ARTA BMW M6 GT3はアッパレでした! これでシーズン2回ある富士スピードウェイのレースはARTAが完勝し、去年から数えて富士3連勝の大活躍。他チームは最初のピット作業タイミングを早める戦略やタイヤ無交換作戦など、勝つための努力はしましたがパーフェクトな55号車の脅威とはなりませんでした。これでSUGOでは上限いっぱいの100kg(累計102kg)のウェイトハンディを積むことになった55号車ですが、このままチャンピオン街道まっしぐらなんでしょうか?

 

   

 

 

SUGOはやっぱりウェイトハンディの軽いマシンが有利?

 次の第7戦オートポリスはウェイトハンディが「獲得ポイント×1㎏」に軽減されることもあり(そこまで全戦参戦が条件)、ランキング上位チームのマシンもかなりスピードを取り戻せそうですが、ここ第6戦SUGOまでは「獲得ポイント×2kg」なので、シリーズの中でウェイトハンディが最大限に効いてきます。
 GT500では今年ハンディでの燃料流量リストリクター制限が厳しくなったこともあり、以前にも増してランキング上位のマシンは本当にレースで苦労しています。と言うことでSUGOはハンディの軽いマシンがかなり優位とみていいかも。
 GT500で最もウェイトハンディが軽いマシンはNo.64 Epson Modulo NSX-GT、次がNo.16 MOTUL MUGEN NSX-GTです。中でも16号車は事前のタイヤテストでもトップタイムをマークしており、今回かなり本命の予感! しかし、GT-R勢はSUGOで後期仕様のエンジンを投入してくるとの情報があり、その出来によってはGT-R勢でハンディが少ないNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-RやNo.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R、そして12号車が主役の座を奪う可能性も。特に12号車は富士での雪辱を果たしたいでしょうから、要チェック! また、LC500勢でもハンディ軽めのNo.19 WedsSport ADVAN LC500が面白い存在になりそうです。

 

   

 

   

 

 

GT300はミッドシップのマシンが来る?

 GT500に比べて車種も車両タイプも豊富なGT300は、毎度優勝予想しづらい(汗)。ですがコースレイアウトとウェイトハンディの重量、そしてドライバーのパフォーマンスも考えると、先日の鈴鹿10時間耐久レースでも好走を見せた、No.21 Hitotsuyama Audi R8 LMSを今回の本命にしましょう! さらにNo.10 GAINER TANAX triple a GT-Rも総合力ではそろそろ上位に来てほしいところ!
 この2台に絡んでほしいのが、今シーズンはトラブルも多く辛いシーズンになっているNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT。SUGOはBRZ得意のコーナリングを活かして上位争いの活躍をしそうです。

 

 

   

 

 

現地観戦の方は念のため防寒対策を!

 昨年までの“夏のSUGO”とは違って、9月の東北地方は朝晩冷えることも予想されます。観戦予定の皆様は念のため防寒対策を準備してお出かけくださいね! ただしレースのバトルは「熱中」できること間違いなし! きっと今年もSUGOはドラマチックな展開でしょうから、期待してくださいね!! では現地でお会いしましょう〜。

 

 

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