SUPER GTを運営する株式会社GTアソシエション(GTA)は、各大会で定例記者会見を実施している。9月16日午前、第6戦の決勝レースを前にしたスポーツランドSUGOで、坂東正明GTA代表が日本モータースポーツ記者会(JMS)の代表質問やその他の取材記者の質問に回答した。
■前回の定例会見で「働き方改革」についてお話がありましたが、その後なにか具体的に提案がなされたり、進められたりはしているのでしょうか。
坂東代表:
モータースポーツ業界のメカニックの仕事、そしてチームやマニュファクチャラーの関係する業界の仕事を魅力あるものにしていかなければならない。そこでチームに労働条件に関するアンケートを取った。メカニックたちがどういう働き方をしているのか、SUPER GTだけではなく、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久、F3その他のカテゴリーへの労働の部分の把握を進めています。
SUPER GTとしては、公式テストの回数やタイヤメーカーテストの時間を減らす「テストの削減」という考え方もあるが、一方で「我々(SUPER GT)だけが努力してもできないことなのではないか」という意見もいただている。
今我々ができる事の中では、レースウィークの金・土・日、サーキットに来た時のイベントの体制をきちんと作り上げるということが方策の一つだと思っている。たとえば金曜日の設営時間、撤収時間、土曜日の朝の入り等、サーキットの滞在時間を制限するとか。但し、そうなるとサーキットのオフィシャルの方々の活動も連動する事で、負担が増える懸念もあるので、慎重に検討し、一つ一つできるところから進めていきたい。他の団体に対しても意見を求めながら推進していこうと思っている。
■2019年のDTMとのジョイントイベントについて、前回の定例会見から話が進んでいるものがあれば教えてください。
坂東代表:
ジョイントイベントに対する考え方をITR(DTMの運営団体)とまとめ上げようとしている。現状では発表できる段階となっていないが、DTMのホッケンハイムか、最終戦のもてぎでは何らかの形で皆さんにお知らせ出来ると思っている。
■昨日行われましたGT300クラスのQ1組み分け予選の感想と今後の導入について、お考えを教えてください。
坂東代表:
今回の実施については「良かったな」と感じている。
何故ここで実施することになったかというと、安全性を考えると台数的に狭いサーキットという部分、また十分にアタックができないということがGT300クラスの中で起こっていたので、今回2組に分けて行った。大きなサーキットでは今まで通りだと思うが、距離の短いコースでは、サポートレースや、今回のように時間をゆとりを持って出来るか、ということが重要になってくると思うので、精査していきたいと思っている。
4/13-14 | Round1 OKAYAMA | |
5/03-04 | Round2 FUJI | |
6/01-02 | Round3 SUZUKA | |
8/03-04 | Round4 FUJI | |
8/31-9/01 | Round5 SUZUKA | |
9/21-22 | Round6 SUGO | |
10/19-20 | Round7 AUTOPOLIS | |
11/02-03 | Round8 MOTEGI |