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Race Report
2018.09.16
Rd.6 決勝:優勝記者会見

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第6戦 スポーツランドSUGO:優勝記者会見

GT500 Class

No.100 RAYBRIG NSX-GT

 

山本 尚貴

「皆の期待と大きな責任を背負っていることを痛感させられた」

JB(ジェンソン・バトン)とコンビを組んで6戦目でやっと、初優勝を飾ることができました。昨日、ポールポジションを獲った時も嬉しかったのですが、その時は喜びを爆発させるのではなく決勝に向けて自分を落ち着かせていたので、今日の優勝は喜びがひとしおです。

意外に淡々とレースが進んでいったのですが、後半はSUGOらしい、セーフティカーが出たり、FROが出動したり、となかなかすんなりとはいかなかったですね。僕自身のスティント(レース前半)は、序盤はうまくいったのですが、途中から路面温度が高くなってきて、僕が履いていたソフトタイヤでは少し苦しくなってきました。でも、何とか踏ん張ってJBにつなぎました。彼はミディアムタイヤで出て行ったのですが、今度は終盤になって路面温度が下がってきて苦しかったみたいです。
とても難しいレースでしたが、監督がレースを上手く組み立ててくれました。メンテナンスを担当してくれているATJ(オートテクニックジャパン)さんにとってもこれが初優勝で、嬉しさで涙ぐんでいるスタッフもいました。改めて、皆の期待と、大きな責任を背負って走っていることを痛感させられました。そのチームも完璧なピット作業で支えてくれて優勝することができました。

次回のオートポリスではウェイトハンディも厳しいし、(他車が軽減される中で)唯一燃料リストリクターも効いたままです。決して楽なレースにはならないとは思いますが、これまでと違って(ハンディが)重くても、クルマとタイヤが決まれば速く走ることができると思うので、次回も優勝を目指してがんばります。

 

ジェンソン・バトン

「タフなレースを楽しんで、最後はアメイジングな結果に」

ありがとうございます。SUGOのSUPER GTについてはいろいろ聞かされていましたが、本当に凄いレースでしたね。僕は長いことレースを戦ってきて、常にいろんなことを学習して(受け入れて)きました。今回のレースでも、SUGOの最終コーナーではアウトから抜きに行ってはいけない(苦笑)ことも学びました。最終コーナーでは、12号車が目の前でミスを犯してコースアウトしましたが、そのあとで僕自身も同じミスをしてしまいました。それに最後に来てセーフティカーが入ってきて…。本当に厳しいレースになりました。

F1をドライブしていたら、それ以外のレースは簡単だろうという人もいますが、SUPER GTは違います。とてもコンペティティブでタフなレース。だから、正直言って6戦目で勝てるとは期待していませんでした。でもそのタフなレースを楽しむことができたし、最後はアメイジングな結果に繋がりました。
スタート前にナオキさん(山本尚貴)と、レースでは余計なことを考えずに、ただただベストを尽くそう。最後まであきらめずにがんばろう、と話していました。ナオキさんと一緒に、優勝することができて本当に最高の気持ちです。

 

 

 

 

 

GT300 Class

No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT

 

井口 卓人

「メカニックさんたちに優勝で答えられたことが一番嬉しい」

昨日、ポールポジションを奪ったQ2の走りも見事だったけど、今日のレースでも前半の逃げのペースは素晴らしかった。山内(英輝)選手が、SUGOが“すごーく”得意(笑)ということを、今日改めて実感しました。ただスタートを担当した山内選手から「ロング(長い走行)の覚悟しといて!」と無線が入り、予定していたよりも早い段階でピットインしてきたので“後半は厳しくなるぞ”と覚悟していました。でも結果的にロングランでもクルマとタイヤは安定していて、最高のレースを組み立てることができました。

今シーズンは一度表彰台に乗ったきりで、それ以外の多くのレースでトラブルに見舞われたために、結果を出すことができていませんでした。僕たち自身も悔しい思いをしてきましたが、SUBARUファンの人にも申し訳なかった。それでもファンの人たちは懲りることなく応援を続けてくれました。だから今日、ファンの皆さんの前で優勝することができて本当に嬉しいです。
でも、何よりも嬉しいのは、メカニックさんたちの苦労が(優勝で)報われたこと。これまで、トラブルが起きて苦労して対処する。またトラブルがあっても立ち上がり、またトラブルでもまたまた立ちあがるメカニックさんたちに、優勝で応えられたことが一番嬉しいです。

 

山内 英輝

「皆さんの努力と熱い想いに、最高の結果で答えられた」

今日は改めて、僕はSUGOが“すごーく”好き(苦笑)だと感じました。スタートからいい流れで大きなギャップを築くことができたのですが、それがタイヤなのか何なのか分からなかったのですが、途中から変な振動が出てきたんです。ドライバーとしては壊れないことを祈るだけでしたが、最後までクルマはしっかりと走りきり、優勝することができました。いいクルマを用意してくれたチームと、いいタイヤを用意してくれたダンロップさんのおかげです。

でも、何よりもここまでがんばってくれたメカニックの皆に感謝したいです。本当にいろんなことがありました。そのたびにメカニックさんたちは夜遅くまで作業をしてクルマの準備をしてくれました。それなのに、すぐまたいろいろトラブルが出て…。でもそれでもまた夜遅くまで作業してクルマを準備してくれて…。あと、不運なトラブルに見舞われるレースが続いたのにずっと応援し続けてくれたファンの皆さんにも感謝したいです。だからメカニックさんたちの努力と、ファンの皆さんの熱い想いに、最高の結果で応えようと、ドライバー2人でがんばりました。その結果、優勝という最高の結果に繋がり、最高の週末になりました。

 

 

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