News

Special
2018.10.11
ピエール北川のサーキットガイド2018『第7戦 オートポリス』

ピエール北川のサーキットガイド2018『第7戦 オートポリス』の画像

SUPER GT公式アナウンサーのピエール北川が語るSUPER GT開催コースガイド

「阿蘇の秋も味わえるオートポリス!攻めがいがあるとドライバーも評判の良いコースです」

第7戦 オートポリス

 

コース紹介

 ボンジュール! 今回は第7戦の舞台となる「オートポリス」を紹介しよう!
 温泉県として有名な大分県、くまモンで有名な熊本県の県境(所在は大分県)にあるオートポリスは、阿蘇山が作り出した雄大な地形の一角にあり、日本で一番標高が高く、九州で唯一の本格的国際公認レーシングコースなんです。
 誕生したのは1990年。計画当時はF1の開催も視野に入れて作られたコースなので、レイアウトや距離も本格的。自然の地形を生かしたアップダウンやバリエーションの多いコーナーに富んだコースはヨーロッパ的なレイアウトで、西日本では鈴鹿サーキットに次ぐ距離と規模のコースでもある。
 ドライバーにとっては攻めがいのあるコースで、ブラインドコーナーや急こう配の下り坂から一気にターンする難しいコーナーなど、勇敢でチャレンジできるドライバーがタイムを削れるコースと言っていいでしょう。
 今シーズンは秋の開催となったオートポリス(昨年は5月の第3戦)なので、サーキットへアクセスする阿蘇外輪山の道のりでは、ススキの穂が銀の波となるのも見られるでしょう。そしてこの季節、阿蘇周辺の秋の味覚も「超」魅力的!(笑) ぜひ皆さんお出かけくださいね!!
 と言うわけで、まずはコースのデータです。

 

 

 

 

オートポリス・インターナショナルレーシングコース

コースデータ
コース全長 4,674m
コース幅 12〜15m
高低差 52m
コースレコード
GT500
1'32.835 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/
カルソニック IMPUL GT-R
2015年 第7戦予選Q2(10月31日)
GT300
1'43.001 加藤寛規/シンティアム・アップル・ロータス 2015年 第7戦予選Q2(10月31日)
2017年 優勝(第3戦)
GT500 No.36 au TOM'S LC500 中嶋一貴/ジェームス・ロシター
GT300 No.25 VivaC 86 MC 松井孝允/山下健太
2017年 ポールポジション(第3戦)
GT500 山本尚貴/No.100 RAYBRIG NSX-GT 1'33.740
GT300 松井孝允/No.25 VivaC 86 MC 1'43.702

 

 

オートポリス大会公式戦全13戦のデータ(シリーズ戦のみ)

優勝回数
最多勝ドライバー
(今大会参戦ドライバーのみ)
GT500:本山 哲(4勝)
GT300:片岡龍也、星野一樹(2勝)
GT500 メーカー別 日 産:7勝(GT-R:5勝、Z:2勝)
レクサス/トヨタ:4勝(LC500:1勝、SC430:2勝、スープラ:1勝)
ホンダ:2勝(NSX:2勝)
GT300 最多勝車種 ※複数回優勝車種なし
ポールポジション回数
最多ポールポジションドライバー
(今大会参戦ドライバーのみ)
GT500:立川祐路(5回)
GT300:高木真一、加藤寛規(2回)
GT500 メーカー別 レクサス/トヨタ:7回(SC430:5回、スープラ:2回)
日 産:3回(GT-R:3回)
ホンダ:3回(NSX:3回)
GT300 最多ポールポジション車種 ASL Garaiya、日産GT-R、フェラーリF360(2回)

 

 

 

観戦ポイント


ピエール北川の “オススメ” 観戦ポイント!

 

 

メインストレート
 

約900mのストレートは最高速バトルが展開され、スタートでは44台が駆け抜ける迫力、そして感動のゴールを観ることができます。グランドスタンドの正面には大型ビジョンが設置され、スタンド裏のイベント広場ではオフィシャルステージや飲食屋台もあるので、腰を落ち着けてみたい方にはお薦めです。

 

 
第1コーナー
 

ピエールのオススメ!

ピエールのオススメ

900mを超えるストレートで最高速に達したマシンが、グランドスタンド前でフルブレーキングして第1コーナーに突入する迫力のある観戦ポイント。予選ではギリギリまでブレーキングを我慢して最短で減速し、コーナーへ飛び込んでいく迫力が見られるし、決勝レースではコース中で最大のバトルポイントになる場所なので、横並びのサイドバイサイドが何度も見られるでしょう! グランドスタンドには大きな屋根があり、日よけにも雨よけにもなるので、特に観戦初心者にはオススメな場所ですね!

 
 
30R(第1ヘアピン)
 

1コーナーの先を下りながら2つコーナーを抜けて現れる30Rコーナーが、第1ヘアピン(通称)です。ヘアピンのように回り込んだきつめのコーナーなので、鋭いブレーキングが観られます。通過スピードが落ちますので、インフィールド側の観戦エリアからマシンをじっくり観られ、写真撮影ポイントとしてもお薦めです。

 
上りの連続100R
 

第1ヘアピンを抜けると中速100Rの連続コーナーがあります。大きなS字ですが、上りだけにアクセルを踏み込んでいかないとタイムが落ちてしまう攻めるコーナーです。

 
30R(第2ヘアピン)
 

100Rの連続コーナーから短い直線を抜け、登り切った所にまた回り込んだ30R、第2ヘアピン(通称)があります。競り合いになりやすいコーナーですが、コーナー入り口はまだ上りで、回りきった先から下っているため前が見にくいブラインドコーナーで、アクシデントが起こりやい場所でもあります。ファイナルコーナースタンドから見渡せます。

 
下りストレートから60R
 

第2へアピン先からは急な下り(通称ジェットコースターストレート)を加速しながら超高速コーナーの60Rに突っ込みます。度胸も必要なコーナーと言われ、豪快なコーナリングは見物です。アウト側の観戦エリアから観ることができます。

 
上りのテクニカルエリア
 

高速の60Rを抜けた50Rからは上りで、峠道のワインディングのようにコーナーが連続します。単独走行ならリズムよく抜けたいところで、逆に周回遅れやペースの遅いマシンに詰まると抜きにくくタイムを落とすことになります。タイヤに負担の掛かる場所で、終盤にペースが落ちやすく、アンダーステア(アウトにはらみやすい)が出る場所です。

 
最終コーナー(ファイナルコーナースタンド)
 

ピエールのオススメ!

ピエールのオススメ

ここはファイナルコーナースタンドという大規模なスタンド席を備える場所で、上の方を陣取ればその視線の先にある第2へアピンのバトルも堪能できちゃうポイントです。見晴らしがいいですし、目の前の大きなコーナーを曲がり続けるGTマシンをしっかりと観ると、車の中でドライバーががんばっている姿を見ることができます。また最終コーナーからストレートへ全開で加速していくカッコ良いGTマシンも観られますよ。アクセル全開でシフトアップしながらスピードを上げていくGTマシンが奏でるエンジンサウンドにも感動できる場所でしょう!

 

 

 

サーキットアクセス

○所在地

〒877-0312 大分県日田市上津江町上野田1112-8
TEL.0973-55-1111 FAX.0973-55-1113

 

○高速道

・九州自動車道
 菊水ICより約50km(70分)
 熊本ICより約48km(70分)

 

・大分自動車道
 日田ICより47km(60分)

 

○航 空

・熊本空港より車で50分

 

オートポリス(https://autopolis.jp/ap/)

 

 

第7戦 オートポリス:チケットのご案内

第7戦 オートポリス:エントリーリスト

第7戦 オートポリス:レーススケジュール

 

Page Top