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2018.10.17
【第7戦 オートポリス】ピエール北川のこれを言わせて!「オートポリスはあのLC500、そしてGT300はここを“推しメン”に!?」

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第7戦 オートポリス Special Preview
[SUPER GT公式アナウンサー]ピエール北川のこれを言わせて!

 

毎度! ピエール北川です。
今週末はオートポリスで第7戦です! シーズンも残すところ、あと2戦。チャンピオン争いも白熱してきて興奮度マックスな方が多いかもしれませんね。このオートポリス戦は、最終戦でのチャンピオン争いに残れるか? 否か? 各チームにとっても重要度マックスな戦いになるので、緊張度もマックスでサーキットに乗り込むことでしょう! 今年は秋開催となったオートポリスでは、どんなドラマチックな一戦になるのでしょうか?うーん、楽しみ過ぎる(笑)。

 

 

 

 

SUGOは本当にスゴ〜いレースでした!!

 前戦の舞台、スポーツランドSUGOには“魔物(マモノ)が棲む”って、僕たちお伝えする側もよく言いますけど、GT500クラスに今年初のフル参戦となった元F1ワールドチャンピオンには関係なかったのでしょうか? いや、魔物は間違いなくいました。けれど、それを退ける力が、No.100 RAYBRIG NSX-GTの山本尚貴選手とジェンソン・バトン選手にはあったというべきか。
 No.12 カルソニックIMPUL GT-R(佐々木大樹/ヤン・マーデンボロー)が富士に続いてSUGOでも相当速かったし、同じNSX-GTのNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)も速くて手強かった。対して100号車はウェイトハンディも80kgで、46kgの実ウェイトに、燃料流量リストリクターも2段階絞られて、パワーの点でもハンディは大きかった。でも予選でトップを獲り、結局勝っちゃった! 山本&バトンのコンビとしての初優勝には本当に拍手喝采でした。おめでとうございます!!
 一方、ランキング上位を占めていたLC500勢はSUGOでは大苦戦でしたね。同士討ちもあったし、ちょっとらしくないレース運びだったと思います。

 

   

 

 GT300クラスはある意味、このSUGO前までのレースが魔物に取り憑かれているような調子の悪さだったMo.61 SUBARU BRZ R&D SPORTが、今までの悪運をすべて払拭するようなパーフェクトウィン! チームもファンも、この優勝で苦しみから救われました。おめでとうございます!
 あと最後にびっくりしたのが、3位争いの決着。最終ラップ、どこからともなく現れたNo.34 Modulo KENWOOD NSX GT3の大津弘樹選手が、No.0 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝)とNo.88 マネパ ランボルギーニ GT3(マルコ・マペッリ)と横一線で競り合ってフィニッシュラインに!
 ゴールでのスリーワイドとは、本当に驚かされましたが、いよいよNSX GT3が、道上/大津組がGT300の主役になる日が近いかもしれませんね!

 

   

 

 

第7戦オートポリスは史上まれにみる激戦に!?

 これまで「ポイント×2kg」のウェイトハンディから係数が半減される第7戦(全7戦出場の場合)。オートポリスではこれまでウェイトに苦しんでいたチームが復活してくるでしょう。今回本命視するのはNo.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)。今シーズンここまで勝ちもなく、シリーズを考えれば、ここが正念場。まずは予選。立川選手のポールポジションへの走りが大きな勝負所となるでしょう。

 

 

 その38号車に、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)がどう絡んでくるか。23号車はこれまで一発の速さは証明しているものの、レース結果に結びつかないことも多い。ミシュランタイヤの温度レンジと気候が合えば、シーズン2回目の勝利があるかも。NSX-GT勢はタイヤのピックアップ問題が心配かなぁ。その中でもNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史)が、おもしろいレースをしてくれれば、と期待します!
 あと、もしNo.100 RAYBRIG NSX-GTが優勝したら、ライバルの順位次第ではチャンピオンが決定するかも!? 100号車がトップに立ったら、GT500の全順位を再確認です!

 

 

 

 

SUGOで輝いたミドシップ+ターボを一押しに

 GT300クラスはマザーシャシー勢が速そうです。が、ズバリここではSUGOを盛り上げてくれたNo.34 Modulo KENWOOD NSX GT3を“推しメン”に挙げましょう! あ、“一推しのメンバー”、じゃなくて“1番推しメン”と言うことで(笑)。でも、ただ勢いがあるだけでなく、オートポリスは標高が高くアップダウンも大きく多様なコーナーを持ち合わせているので、ターボエンジンでミドシップのNSX GT3には向いているはず。期待大です!!

 

   

 

 そこにNo.65 LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹/蒲生尚弥)、No.55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一/ショーン・ウォーキンショー)のFIA GT3勢が絡み、さらにランキング2位につけているプリウスのNo.31 TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀/平手晃平)も怖い存在になるはずです。まさにGT300戦国時代らしい、予測不能なレースになりそうな予感。最終戦でのチャンピオン争いに残るための大一番、本当にホットなレースになりそうです。

 

   

 

 

秋の九州は魅力いっぱい!

 朝晩の冷え込みと、太陽を浴びる昼との寒暖差が気になりますが、天気に恵まれれば絶好のレース日和になりそうな、この季節のオートポリス。念のため防寒対策もしてご来場くださいね。残念ながら僕は今回は現地実況には行けませんが、場内にある屋台やレストランで暖かい九州の味と人情を楽しみながら、思う存分SUPER GTのレースをエンジョイしてくださいね!! もちろん、サーキットに行けない人はJ SPORTS中継とGTプラスで楽しみましょう!

 

   

 

 

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