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Race Report
2018.10.21
Rd.7 決勝:優勝記者会見

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第7戦 オートポリス:優勝記者会見

GT500 Class

No.1 KeePer TOM'S LC500

 

平川 亮

「もてぎでは100号車より前でゴールすることだけ考える」

素晴らしい仕事で優勝を支えてくれたチームはもちろんですが、素晴らしいクルマを開発してくれたLEXUSとTRD、最高のパフォーマンスを発揮するタイヤを用意してくれたブリヂストンに感謝したいです。昨日の公式予選ではNSX-GT勢にトップ3を持っていかれて、決勝も厳しいかな、とも思いました。でも結果的にはLEXUS TOM'Sがワン・ツーで、LC500がトップ4独占と素晴らしい結果になりました。
僕たちの場合はクルマが速かっただけでなく、戦略的にも上手くいきました。ルーティンのピットインがベストタイミングで、先にピットインを済ませていたNSX-GT勢の前でコースに戻れました。これが優勝の大きな要因になりました。

ポイント的には、これでトップ(100号車の山本組)に並ぶことになりました。チャンピオン争いがまたできることは嬉しいですが、最終戦の舞台はツインリンクもてぎで、コース上で抜くことが難しいサーキットです。そしてHondaのホームコースでもあり、NSX-GTの予選の速さは今回も証明されており、それは充分に分かっています。決して油断できないけれどレースでは狙うはただひとつ。100号車より前でゴールすることだけ考えて、チャンピオンを獲りたいと思います。

 

ニック・キャシディ

「ランキングトップと並ぶ位置にいることに感謝したい」

今年は本当にいいシーズンだと思う。素晴らしいクルマを用意してくれたチームとLEXUSに感謝したい。チームにとってはいくつか向上するポイントがあって“カイゼン(改善)”を繰り返して、いい所に辿り着けた気がする。今日は100号車(ランキングトップ)を抜く、という目標もあったけど、(レースで)リスクは負いたくなかった。8号車と17号車も速かったけど、別にリスクを冒して抜いた訳じゃない。すべてを安全、慎重に進めたんだ。戦略もうまく当たったね。それとピットインのタイミングがベストだった。

これで100号車とはポイントで並ぶことになったんだよね。ともかく、このポジションにいられることに感謝したい。去年も同じような状況で最終戦を迎え、そこで2位になってチャンピオンに輝いたことが、僕らの大きな自信になっている。僕はSUPER GTだけでなくスーパーフォーミュラでもポイントリーダーで最終戦を迎えることになったから、記者の皆さんもファンも『最後はどうなるんだろう?』って楽しみにしていると思うけど、なにより僕自身が楽しみにしているんだよ(笑)。

 

 

 

 

 

GT300 Class

No.96 K-tunes RC F GT3

 

新田 守男

「厳しいけどチャンピオンの可能性がある限りがんばっていく」

昨日の公式予選では期待したほどのパフォーマンスを発揮できなかったから、今日のレースもスタートするまでは『まさか勝てることはないだろう』と思っていました。だから『がんばって表彰台を狙いたい』というのが、今回の現実的な目標でした。でも決勝がスタートしてみると、相対的に速いペースで走ることができました。僕らもピックアップで苦しんだけど、周りが僕ら以上に苦しんだようで、前がピットインしたあと(中山)雄一もハイペースで走れました。

これはブリヂストンタイヤとLEXUS RC-F GT3のパフォーマンスがとても素晴らしかった、ということ。そしてベストなピットワークも見逃せません。雄一と僕もがんばってインラップとアウトラップでもタイムを稼いでいたと思いますが、ピット作業と合わせて15秒ほどマージンを稼げたのが大きかった。チームスタッフの仕事ぶりも完璧で、まずは彼らに感謝したいです。
タイトル争いに踏みとどまることができたと言っても、(トップと)16ポイント差は正直厳しいところ。できればBoP(性能調整)を再考していただければ(苦笑)。それはともかくとして、(チャンピオンの)可能性がある限り、もちろん諦めることなくがんばっていきます。

 

中山 雄一

「優勝できたことで自信を持って最終戦に臨める」

オートポリスはタイヤの摩耗が心配なコースと聞いていましたが、昨日朝の公式練習から使っていたタイヤが長く保ちそうな感触があったので、それを公式予選や決勝の本番でも使うことにしました。予選ではヨコハマタイヤ勢が速かったのですが、彼らも決勝のペースはあまり良くなくて、こちらの方が速かった。だから摩耗を気遣ってマネージメントしながら走っていても、前を行くクルマにどんどん追いついていくことができ、ドライバーとしてとても気持ちのいいレースになりました。

ピットから「(ピットインまで)残り5周」と無線で知らされてから、少しだけプッシュしてみたらあっさりタイムも上がったし、タイヤ自体の感触もまだまだ大丈夫そうだったので、さらに8周余計に走ることになりました。前が空いたことでさらにペースを上げることができ、より大きなマージンを築くことができました。
(まだランキングトップと)16ポイント差ということで、まだまだ厳しい状況には変わりないですが、今回優勝できたことで自信を持って最終戦に臨むことができます。僕はRC F GT3をドライブするようになってから、表彰台に乗る時はいつも優勝なんです。最終戦でも表彰台を争うことになれば、きっと優勝できると思うので、表彰台が争えるようがんばります。

 

 

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