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Race Report
2018.11.10
Rd.8 予選:ポールポジション記者会見

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第8戦 ツインリンクもてぎ:ポールポジション記者会見

GT500 Class

No.8 ARTA NSX-GT

 

野尻 智紀

「タイトル争いよりも今回のレースに集中したい」

(タイトル獲得のため)自分たちは絶対に(ポールポジションで得られる)1ポイントがほしかった。こうしてポールを獲ったことで、周囲にも『自分たちがまだ(タイトルを)諦めていないんだ!』とアピールすることができたと思います。

でも朝の練習走行では、クルマのバランスがあまり良くなくて『Q1を突破するのも簡単じゃないかも…』と心配していました。ブレーキングでオーバーステアになったり、ブレーキがロックしたりで、リアがナーバスになってしまうんです。(10月にもてぎで行った)公式テストでは出なかった症状で、午前の練習走行では苦労しました。それでも、予選までにチームが上手いセットを見つけてくれて、伊沢(拓也)選手がQ1を突破してQ2を担当する自分に繋げてくれました。そして伊沢選手からのアドバイスもあって、Q1からQ2へのインターバルではチームがクルマのセットを、より自分の好みに修正してくれました。少し詳しく言えば、リアが安定する方向でレベルが上がりました。

これで、チームとしていい方向に向かう形でポールを獲ることができました。明日の決勝では、なんとかこのいい流れをキープしたまま走り切りたいです。僕自身はタイトル争いがどうこうではなく、今回のレースを単にひとつのレースとして集中し、いい形でレースを終えたいと思います。

 

伊沢 拓也

「すべての大会でQ2進出を果たしたことを誇りに思う」

今日は朝の公式練習から、クルマの調子は良くなかった。個人的にはQ1が突破できるかどうか不安になるくらいでした。でも、予選に向けてチームが良いセットを見つけてくれて、何とかQ1を突破して野尻(智紀)選手に繋いだら、彼が素晴らしいアタックを決めてくれました。

今シーズンは8戦中3回ポールを獲ることができましたが、それよりもQ2がキャンセルされた第2戦の富士以外、すべての大会でQ2進出を果たしたのが自分たちだけ、ということを誇りに思います。これもチームの総合力を示すものだと思うし、シーズン最後の今回もQ1を突破してポールを獲ることができて本当に嬉しいです。

明日の決勝レースでは(タイトルの)可能性を残しているので、タイトルを獲れるものなら獲りたいです。先日、スーパーフォーミュラで100号車の山本(尚貴)選手がタイトルを獲っていて、2つとも彼に取られると自分たちの立場がないですからね(苦笑)。同じようにポールからスタートした前戦オートポリスは決勝で苦しい展開になりましたが、今回は、(もてぎでの)公式テストの雰囲気からすればオートポリスと同じ展開にはならない。と言うか、ならないでほしいです(笑)。

 

 

 

 

 

GT300 Class

No.88 マネパ ランボルギーニ GT3

 

平峰 一貴

「気持ちよくアタックでき、チョー気持ちいい」

(ポールポジション獲得は)チョー気持ちいいです。(10月にもてぎで行った)公式テストから調子が良くて、マルコ(マペッリ)とは「予選や決勝本番でも行けるんじゃないのかな」と話していました。今年は僕がずっとQ1を担当してきましたが、オートポリスではマルコに「今回も自分がQ1を走るけど、もてぎではQ2をやらせてほしい」とお願いしていました。そうやっていろいろ準備を重ねて備えてきた今回の予選で、自分自身にとっては初となるポールを獲ることができて本当に嬉しいです。

公式テストからこのレースウイークと、チームの皆がいいクルマに仕上げてくれたし、マルコも一生懸命走って(Q2を走る自分に)繋いでくれた。ポールを狙っていくというよりも自分たちの力を出し切ることを目標に、“皆の想いになんとか応えたい”という、そんな気持ちで目一杯走りました。実は予選の前にはいろいろあって、気持ちがもやもやしていたというか、とてもナーバスになっていたのですが、走り始めたら(タイヤの)グリップも充分で、気持ちよくアタックできました。

でも(会見場の)このドアを出たら、今日のことは全部忘れます。明日のレースではトップからスタートできるので、レースをコントロールしながらがんばり、自分たちの速さを見せて、そのままトップでゴールしたいと思っています。

 

マルコ・マペッリ

「平峰さんやチームの皆とベストを尽くして優勝したい」

平峰(一貴)さんも言いましたが、公式テストから調子が良かったし、朝の練習走行でもクルマの戦闘力の高いことが分かっていました。だから、ポールが獲れるだろうと思っていて、自信を持って予選に臨むことができました。いいクルマに仕上げてくれたチームと、いいタイヤを用意してくれたヨコハマにも感謝したいです。

明日の決勝レースでは、ここまでのいい流れをキープしたいですね。公式テストの時にレースシミュレーションも行っているので、何も心配していません。平峰さんやチームの皆とベストを尽くして、優勝したいです。

 

 

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