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11月11日午後、2018 AUTOBACS SUPER GT第8戦（最終戦）「MOTEGI GT 250km RACE GRAND FINAL」の決勝レースがツインリンクもてぎ（栃木県）で行なわれた。GT500クラスはNo.8 ARTA NSX-GT（野尻智紀／伊沢拓也）が、今季2度目のポール・トゥ・ウインを決め、GT500クラスチャンピオンは決勝3位に入ったNo.100 RAYBRIG NSX-GT（山本尚貴／ジェンソン・バトン）が獲得した。GT300クラスはNo.65 LEON CVSTOS AMG（黒澤治樹／蒲生尚弥）が今季初勝利し、大逆転で初のGT300チャンピオンとなった。
□決勝レース 天候：晴 ｜ コース：ドライ ｜ 気温／路面温度 スタート前:19度／29度、序盤:19度／28度、中盤:19度／20度、終盤19度／25度、ゴール:19度／24度
いよいよ2018年の最終戦となる第8戦もてぎの決勝レースを迎えた。快晴に恵まれ、朝から非常に多くのファンが今季最後の戦いを見届けようと詰めかけるなか、午後1時30分、栃木県警の白バイ5台、パトカー2台に先導され、決勝レースのパレードラップがスタート。さらに1周のフォーメーションラップを経て、53周の熱戦が始まった。
ポールポジションのNo.88 マネパ ランボルギーニ GT3（マルコ・マペッリ）が好スタートを決め、トップで1コーナーへ入る。そして、3番手スタートのNo.0 グッドスマイル 初音ミク AMG（片岡龍也）が1コーナーで予選2位のNo.65 LEON CVSTOS AMG（黒澤治樹）のインを突く。65号車は苦しいポジションとなってしまい、No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT（井口卓人）とNo.11 GAINER TANAX GT-R（安田裕信）にも先行を許してしまう。さらに、タイトルを争うライバルであるNo.31 TOYOTA PRIUS apr GT（平手晃平）までも背後に迫る。
一方、トップの88号車はグイグイと後続を引き離していく。逆転チャンピオンには勝利が欲しい2番手の0号車の後ろには、61号車、11号車が近づいてくる。そして最終戦をランキングトップでむかえたNo.55 ARTA BMW M6 GT3（高木真一）だが、予選10位から6周目には9番手、さらに13周目にはNo.25 HOPPY 86 MC（松井孝允）をかわし8番手に浮上。ライバルたちの動向を見ながら前を追っていく。
トップ独走状態の88号車だったが、なんと19周目に左リアタイヤがパンクに見舞われてしまう。幸いにもダウンヒルストレートでのトラブル発生で、すぐにピットイン。ルーティンのピット作業もこなし、マルコ・マペッリがコースへ。しかし、再度パンクに見舞われて、トップ争いからは大きく後退してしまった。
そして時を同じく、上位陣もルーティンのピットに入っていく。序盤、ポジションを落としていた65号車は19周目にピットインし、ここでタイヤ無交換作戦を採る。さらに翌周には0号車がピットインし、こちらは左側のみ交換という作戦。また、24周目にNo.11 GAINER TANAX GT-Rをかわして暫定トップに立った31号車は31周目にピットイン。こちらもタイヤ無交換作戦を採った。
ピットインを済ませた上位勢で、実質トップとなったのは、絶妙のタイミングで無交換作戦をこなしていたNo.65 LEON CVSTOS AMG（蒲生尚弥）だ。これにNo.31 TOYOTA PRIUS apr GT（嵯峨宏紀）が続くが、No.0 グッドスマイル 初音ミク AMG（谷口信輝）が一気に近づいていく。チャンピオン獲得のためには勝利が必須の3台が、終盤に熾烈な戦いを繰り広げることになった。
タイトル獲得のため、1つでも順位を上げたいNo.55 ARTA BMW M6 GT3は32周を終えピットイン。高木からショーン・ウォーキンショーに交代。No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT（山内英輝）の前に出るが、ペースの上がらないアウトラップで61号車に抜き返され、その際に接触して右側のサイドミラーが脱落してしまった。苦しい戦いとなった55号車は、41周目にNo.7 D'station Porsche（藤井誠暢）にもかわされ8番手に。65号車が優勝すると、この位置ではタイトルを逃すという厳しい状況となってしまった。
対して、このレース初めてトップに立った65号車の蒲生は10秒近いマージンを持って、追う31号車に対していた。しかし、ラスト6周で急激なペースダウンで、周囲をヒヤリとさせる。だがNo.65 LEON CVSTOS AMGは辛くも2.409秒差で逃げ切って、2年連続でもてぎ戦を制覇した。決勝前にランキングトップにいたNo.55 ARTA BMW M6 GT3は9位に終わったため、黒澤／蒲生組が2018年のドライバーズチャンピオンを獲得した。
2位はNo.31 TOYOTA PRIUS apr GT（嵯峨宏紀／平手晃平）、3位はNo.0 グッドスマイル 初音ミク AMG（谷口信輝／片岡龍也）で、谷口／片岡組の連覇はならなかった。
| 4/13-14 | Round1 OKAYAMA | |
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5/03-04 | Round2 FUJI |
| 6/01-02 | Round3 SUZUKA | |
| 8/03-04 | Round4 FUJI | |
| 8/31-9/01 | Round5 SUZUKA | |
| 9/21-22 | Round6 SUGO | |
| 10/19-20 | Round7 AUTOPOLIS | |
| 11/02-03 | Round8 MOTEGI |