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Race Report
2018.11.11
Race Day Report : 第8戦 決勝日レポート Part4

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【キャッチアップ04】
"悔しい"では表せないほど、悔しい


 

最終戦を前に同ポイントながらランキング2位でタイトル獲得に挑んだNo.1 KeePer TOM'S LC500(平川 亮/ニック・キャシディ組)。レース後半を担当した平川選手は、前を行くライバル勢を蹴散らす勢いでポジションアップを果たし、終盤にはNo.100 RAYBRIG NSX-GT(ジェンソン・バトン)の背後から逆転を狙った。だがしかし、その思いは果たせず、2連覇の夢が潰えた。大きな失望感からか今日の戦いにキャシディは口をつぐんだ。また、平川は決戦での追い上げを振り返りつつも、その表情、言葉には悔しさがにじみ出ていた。


 


 

No.1 KeePer TOM'S LC500
平川 亮選手


「僕らは今回タイヤ無交換を視野に入れていたのですが、(ピットインのタイミングを)数周引っ張ったのは結果的にはミスだったと思います。ホントはもうちょっと早くピットに入る予定でした。そうすれば彼ら(100号車)よりも前に出られて、タイヤがフレッシュなうちにもうちょっとプッシュできたと思うのですが、でもその判断は難しいところだったとも思います。

 ミニマム(最少周回数)で(ピットに)入るとかも…という感じもあったり、どのタイミングで入るかもわからなかったんです。一方で、セーフティカーが入るかもしれないし。とにかく色んなことも含めて(ピットインの)準備はしていました。

 100号車が目の前に見えてきたときは、簡単にいける(逆転できる)だろうと思っていたんです。でも、最後の10周くらいはタイヤもきつかった。どうやっても前に行けなくて、最後は100号車に対して、”トラフィックに引っかかれ!”としか思えないくらい、こっちもきつかったですね。クルマ自体のピュアな速さも今回は負けていたし、あれ以上のことはできなかったかなと思います。ブレーキングでは僕らのほうが良かったですが、中高速のコーナースピードは向こうが速かったですね。ぶつかる覚悟があれば別ですが、抜けるチャンスはなかったです。最後はあそこまでタイヤが垂れるとは思わなかったし、向こう(100号車)は後ろを見ながら走ってるんじゃないのか、と思ったくらいでした。

 (残り2周でペースが落ちたのは)100号車はトラフィックですいすいと抜けたのに、僕は逆に引っかかってしまったから。あと、1度V字の立ち上がりでシフトミスがあって、ラスト2周で(2台の差が)開いてしまいました。結果に対し、タラレバを言ってもしょうがない。でも”悔しい”では表せないくらい悔しいです。」


 


 

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シーズン最後のお楽しみ! 「グランドフィナーレ」


 


 

最終戦の表彰式が終わると、みなさまお待ちかねの今シーズン最後のイベント「グランドフィナーレ」が行われました。このグランフドフィナーレは、今シーズンを戦った全ドライバーが特設のお立ち台に登壇、一年応援していただいたファンのみなさまへの感謝の気持ちを表したイベントとなります。


 


 

まず、株式会社GTアソシエイションの坂東正明代表取締役から、今シーズン、SUPER GTを応援して下さいましたファンのみなさま方にお礼の挨拶からスタート。続いて、シリーズチャンピオンを手にしたGT500チャンピオンの山本尚貴選手、ジェンソン・バトン選手、そしてGT300チャンピオンのNo.65 LEON CVSTOS AMGの黒澤治樹選手と蒲生尚弥選手が登壇。バトン選手の栄誉を称え、イギリス国歌「God Save the Queen」が演奏されました。


 


 

さらに、今シーズン最も顕著な活躍を見せたメカニックに贈られるZFアワード・オブ・ザ・イヤーの贈呈も行なわれました。授賞したのは、No.100 RAYBRIG NSX-GTを走らせる「TEAM KUNIMITSU」。ZFフリードリヒスハーフェンのモリッツ・ノーディング モータースポーツ担当本部長からメカニックに賞金が贈られました。


 


 

また、シリーズチャンピオン予想当てクイズの当選者くじ引きも行われました。こちらは、クイズに当たった方の抽選ボックスからチャンピオンドライバーが1枚ずつ当選券を引き当て、合計4名様に2018年シリーズチャンピオンドライバーのサイン入りのチェッカーフラッグが当たりました。


 


 


 

そして最後は、ドライバー全員からファンのみなさまへ感謝の気持ちを込めてプレゼント。このお立ち台の上からドライバーがプレゼントを投げていきます。そして最後は、ドライバーがファンのみなさまとハイタッチをしながら退場して終了となりました。


 


 

SUPER GT 2019は、2019年4月13〜14日に岡山県の岡山国際サーキットで開幕します。
また来年、SUPER GTの会場でお会いしましょう!


 

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