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2018.11.11
2018 AUTOBACS SUPER GT GT300チャンピオン

2018 AUTOBACS SUPER GT GT300チャンピオンの画像

第8戦 ツインリンクもてぎ:GT300クラス・シリーズチャンピオン記者会見

GT300クラス・ドライバーズチャンピオン

No.65 LEON CVSTOS AMG

 

黒澤 治樹

「僕にとって初タイトル。何も言えないくらい嬉しいです」

まずは皆にお礼を言いたいです。最終戦で優勝して、しかも逆転でチャンピオンも獲ることができて…。もう何も言えないくらい嬉しいです。実は、このチャンピオンは僕にとっては初のタイトルなんです。

今日はタイヤ無交換で行くことを決めていたので、後半のスティントを担当する(蒲生)尚弥のためにもタイヤを(必要以上に)使わないように気をつけました。ウォームアップも厳しかったけど、その結果しっかりとしたペースで走ることができました。

結果的には素晴らしいシーズンになりましたが、やはり辛い状況になることも多かった。それをチーム全員で試行錯誤を繰り返して一つ一つ解決してきました。オーナーと一緒にチームを立ち上げて、自前のメンテナンスガレージを用意して…。チームのスタッフが寝ずに作業してくれたこともたびたびあったし、いろいろ迷っている時にはオーナーも背中を押してくれ、スタッフが足場を支えてくれました。尚弥も素晴らしいドライバーに成長してくれました。

初めてチャンピオンを獲ったことで、自分を20数年間支えてくれた親父(元レーシングドライバーの黒沢元治氏)にもいいプレゼントができました。本当に嬉しいです。

 

蒲生 尚弥

「セーブして負けるのは絶対に嫌だからプッシュし続けた」

タイヤ無交換の作戦だったんですが、実はこれまでに(チームでは)一度もやったことのない作戦でした。黒沢(治樹)さんが上手くマネージメントしてくれていたみたいで、最後まで安定したペースで走ることができました。本当のところ、タイヤ無交換なので自分もタイヤをセーブして走るべきだったのかもしれませんが、(タイヤを)セーブして負けるのは絶対に嫌だと思っていたので、ピットアウトしてからずっと、プッシュし続けました。それでも最後まで満足できる走りができ、優勝することができました。

本当に完璧なレースだったと思います。いいクルマを用意してくれたチームの皆さんに感謝したいです。はしゃいでいるように見えない? それは(チャンピオンを獲った)実感が、まだないからです(苦笑)。チェッカーを受けてすぐに優勝したことは分かったのですが、チャンピオンに関してはうまく伝わってこなかったのが(喜びが大きく見えない)原因かもしれないですね。その分、表彰式とか会見が終わってから今晩、チームの皆と騒ぎたいと思います。

 

 

 

 

 

GT300クラス・チームチャンピオン

No.65 K2 R&D LEON RACING

 

溝田 唯司 監督

「65号車に関わってきたすべての人たちに感謝したい」

苦しい時もがんばってくれたスタッフはもちろんですが、昨年からタイヤを用意してもらっているブリヂストンさんや、今年から一緒に戦っているWAKO'Sさんも含めて、65号車に関わってきたすべての人たちに感謝したいです。

実は、これまでレースしてきた中で、今のチームが一番仕事をやり易いんです。2人のドライバーはもちろん、チームスタッフも素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれるので(チャンピオン獲得は)当然の結果かな、と(笑)。

レース終盤、蒲生(尚弥)選手から『遅いGT300が青旗を振られているのに、なかなか避けてくれません』と無線が入ってきて、それに対処しているうちにチェッカーが振られてしまいました。それでホッとしているうちに(黒沢治樹選手やスタッフが喜びあう輪に)一足遅れてしまい、喜びを爆発させる機会を失ってしまったんですよ(苦笑)。

 

 

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