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2018.12.02
NISMO FESTIVALに昨年を上回る3万余の日産、GT-Rファンが来場!皆で来季のタイトル奪回を誓う

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 12月2日、日産自動車とNISMOのファン感謝イベント「NISMO FESTIVAL at FUJI SPEEDWAY 2018 Supported by MOTUL」が富士スピードウェイで開催された。1997年の初開催から21回目(2012年は開催せず)を迎えたNISMO FESTIVAL。日産グローバルモータースポーツ活動が今年記念すべき60周年を迎えたとあって、SUPER GTに参戦するチームやドライバーと車両だけでなくレジェンドドライバーや“NISSAN Racing DNA”を育んできたヒストリックカー、近々開幕するフォーミュラEの参戦車両、そして電気自動車の日産リーフNISMOのデモランが行われた。今季のSUPER GTでは、目標のタイトル奪回はならなかったが“来シーズンこそ”の想いを、昨年を3,500人上回る3万1500人のファンと共有しつつ、ドライバーや関係者が楽しく交流を深めていた。

 


【オープニング】
 午前8時半からイベント広場のメインステージで「オープニング」が行われた。SUPER GT参戦のドライバーや監督をはじめ全参加者が一堂に会した。ドライバーを代表して松田次生(No.23 MOTUL AUTECH GT-R)が、全参加者を代表してSUPER GTの日産系チームを統括するNISMOの田中利和総監督が挨拶。2人とも今季のタイトル奪回がならなかったことをファンに詫びるとともに、来季こそタイトルを奪回してNISMO FESTIVALで共に喜びを爆発させようと語った。



 これに対して、ファンは大きな拍手で壇上の選手・関係者の労をねぎらった。「オープニング」を終わって退場するドライバーたちには“花道”である「キッズ・ハイタッチ・ロード」を通り、キッズ(保護者も含む)たちとふれ合った。
 

 

 

【サーキットサファリ/レーシングカー同乗】
 レーシングコースでは「NISSAN ヒストリックカー エキシビジョンレース」として往年の全日本GT選手権(JGTC)参戦のNISSAN GT-Rなど日産/NISMOのモータースポーツ史を語るマシンが走行。さらに「“NISSAN Racing DNA”HISTORIC CAR DEMO RUN」に併せる形で「レーシングカー同乗走行」と「サーキットサファリ」も行われた。サーキットサファリでは、SUPER GTの23号車を率いる鈴木豊監督や日産系チームをまとめる田中総監督らがガイドとして添乗し、同乗のファンにいろいろな裏話を披露してくれた。
 




サーキットサファリの添乗員は日産系チームの田中総監督らが務めた。

 

 

【ステージ&イベント広場】
 メインステージではトークショーやレースクイーンステージなどが行われたが、人気だったのが「SUPER GT GT500 ドライバーハイタッチセッション」だ。壇上のSUPER GTのGT500クラスの4チーム/8人のドライバーと上がってきたファンがハイタッチするもの。サイン会や撮影会、握手会とは違い、限られた時間でより多くの参加者と触れ合うことができるため、NISMOのイベントでは何度も行われる大好評コンテンツ。100人近いファンが、ドライバーとの触れ合いを楽しみ、全員が満足そうな顔だった。
 




イベント広場の「ピットワークシミュレーション」ではタイヤ交換体験も行われ、
佐々木大樹や"ピットマンズ"と共にファンがチャレンジしていた。

 

 

【グリッドウォーク】
 お昼過ぎのコースでは「グリッドウォーク」が行われた。この日のファイナルコンテンツ「Racing GT-R Heritage Run」の車両がグリッドに並ぶ中、各車両の脇ではドライバーらがサインや撮影に応えるというもの。ホームストレートを埋め尽くすほどの人々が参加し、憧れの選手の写真やサインを手にしたファンは満面の笑みだった。

 


23号車のリアウイング翼端板は毎戦絵柄が替わったが、今回はNISMO FESTIVAL仕様で登場した。




グリッドウォークの前には「FORMULA E DEMO RUN」が行われ、同参戦チームの
リザーブドライバーに抜擢された高星明誠がドライブした。(写真提供:NISMO)

 

 

【NISMO GP 2018】
 レーシングコース走行の最後は「NISMO GP 2018」だ。今季のSUPER GTに参戦したGT500クラス「NISSAN GT-R NISMO GT500」の4台に、GT300クラス「NISSAN GT-R NISMO GT3」の4台、さらにスーパー耐久に参戦したGT-RやフェアレディZ、参加総勢15台による今年最後の“真剣勝負”となる。

 




 GT500クラスはタイヤ交換とドライバー交替。GT300にはドライブスルーが義務付けられ、まさにSUPER GTさながらのレースだ。ポールからスタートしたNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rはスタート直後から猛プッシュ。これにNo.24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-Rが食らいついてのマッチレースに。この2台はピットインも同周で行い、ピットスペースは、まさにレース並みの緊迫感が漂う展開だ。先にピットアウトした23号車が24号車の追撃を振り切って優勝。松田とクインタレッリは富士で今季“2勝目”を心から喜んでいた。
 

 

 

【フィナーレ】
「NISMO GP 2018」が終了後、参加車両は1周のクールダウンを終えてメインスタンド前で整列。全参加者も勢ぞろいして、この日の締めくくり「フィナーレ」だ。先ごろ結婚を発表した星野一樹選手に花束が贈られるファミリー感あるNISMO FESTIVALならではの粋な演出に、スタンドを埋めたファンから一層大きな拍手が巻き起こった。
 最後にNISMOの片桐隆夫社長から、今年が日産グローバルモータースポーツ活動の60周年であることの報告とSUPER GTでタイトル奪回できなかったことのお詫び。そして来シーズンの新たなチャレンジであるフォーミュラEの紹介とSUPER GTでのタイトル奪回が力強く語られた。

 


 スタンド最前列に陣取った日産応援団から力強い「ニッサン」コールが巻き起こり、最後まで残っていたスタンドのファンも『Go Go NISSAN』のボードをかざし、手を振るドライバーたちにエールを贈る。そんな熱気を残して今年のNISMO FESTIVALが終了となった。
 





 

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