1月11日、多くのクルマファン&SUPER GTファンが集う東京オートサロンで、TOYOTA GAZOO Racingが2020年よりGT500クラスに新型スープラを投入することを発表した。
またHondaは他メーカーに先駆けて2019年の体制発表会を実施。これを受けてARTAとNakajima Racingも発表会を行った。
GT300クラスでは、ARTAがHonda NSX GT3を投入することを発表。SUBARUもBRZでのGT300クラス参戦を継続し、体制の詳細については後日とした。さらにCars Tokai Dream28、アップガレージ、apr、K-tunes Racingも体制発表を行った。
■TOYOTA GAZOO Racingは話題の新型スープラで2020年からGT500参戦を発表
SUPER GTファンにビッグニュースが届いた。それはTOYOTA GAZOO RacingのGRスープラが、2020年シーズンからGT500クラスに参戦することだ。この日の発表会でGAZOO Racingカンパニーの友山茂樹プレジデント自ら発表した。
SUPER GTの前身である全日本GT選手権(JGTC)で1994年からトヨタのマシンとして活躍してきたスープラ。この再登場が待ち遠しいファンも少なくないだろう。今回アンベールされたクルマは「GR Supra SUPER GT CONCEPT」の名の通りコンセプトモデルだが、その迫力あるスタイルは、今すぐにでもサーキットで走り出しそうなリアリティに溢れていた。その時を楽しみに待つとともに、今季がラストシーズンとなるLEXUS LC500の活躍にも期待したい。
■HondaがGT500チームの参戦体制を発表。連覇に向けて気合十分!
Hondaは、昨年に続いて今年も東京オートサロンでSUPER GTの参戦体制を発表した。参戦する5台は昨年と同様、No.8 AUTOBACS RACING TEAM AGURI(ARTA)、No.16 TEAM MUGEN、No.17 KEIHIN REAL RACING、No.64 Modulo Nakajima Racing、そしてカーナンバー100からチャンピオンの証であるNo.1に変更されたTEAM KUNIMITSUの5台/5チーム。
ドライバーのラインナップとしては1号車が山本尚貴とジェンソン・バトンのチャンピオンコンビが引き続きドライブ。8号車が野尻智紀/伊沢拓也、16号車が武藤英紀/中嶋大祐と、この3台はドライバーラインナップに変更はない。
一方、17号車は塚越広大のパートナーにベルトラン・バゲットを招聘。64号車はナレイン・カーティケヤンと牧野任祐というニューフェイスでの新コンビとなった。使用するタイヤに関しては1号車、8号車、17号車の3台がブリヂストンで、No.16がヨコハマ、No.64がダンロップと昨年までと同様だ。
またGT300に関しては昨年から参戦を始めたNo.34 Modulo Drago CORSEは道上龍/大津弘樹と変更はなし。そして昨季までマザーシャシーの86MCで参戦していたNo.18 TEAM UPGARAGEとBMW M6 GT3で参戦していたNo.55 AUTOBACS RACING TEAM AGURIがHonda NSX GT3に変更となった。ドライバーは18号車は小林崇志に加えて松浦孝亮がドライブ。55号車は高木真一に、GTルーキーとなる福住仁嶺が加わった。この3チームがHonda NSX GT3のカスタマーチームとして発表された。なお、No.777 CARGUY Racingについては参戦継続に向けて検討中としている。
■ARTAのGT300はNSX GT3に車両変更し、GTルーキーの福住が加入
オートバックスグループのブースでは、ARTAの体制発表会が行われた。昨年はGT500とGT300でともに2勝ずつを挙げながらもそれぞれランキング3位と2位に終わっていたが、GT500では8戦中優勝2回、ポールポジション3回と速さを見せていたことから野尻/伊沢のコンビは不変。一方、GT300に関しては体制を大きく変更。車両をNSX GT3にコンバートし、GT300最多勝記録を持つ高木のパートナーにGTルーキーの福住を抜擢している。
発表会では伊沢が「2勝でチャンピオンになれなかったから、今年は年間3勝を狙う」と言えば、GT300の高木も「(昨年は)最終戦までもつれ込んでタイトルを逃したので、今年は(最終戦の)ひとつ前のオートポリスで決める」と、両クラスでタイトルの奪還を目指す。
■TEAM UPGARAGEもNSX GT3に。aprはプリウスPHV GRになり、中山友貴が加入
ARTAと同様、No.18 TEAM UPGARAGEもNSX GT3に変更することが同社のブースで発表された。ドライバーは小林のパートナーとして、松浦が新規加入。Hondaのドライバー育成プログラムでは先輩と後輩の関係になるが、松浦の明るい性格もあり、発表会では早くも、フランクなコミュニケーションが実現していた。
12月に旧いカウルのままシェイクダウンをして話題を呼んでいたaprは、ついに新型車としてプリウスPHV GRを披露。ドライバーに関しては30号車が昨年と同様に永井宏明/織戸学のコンビ。そして31号車は嵯峨宏紀のパートナーに2013年にハイブリッドのCR-ZでGT300王者となった中山友貴が招聘された。
■Cars Tokai Dream28、K-tunes Racingも体制を発表
マザーシャシーの中でも唯一、ミッドシップレイアウトを持つロータス・エヴォーラMCで参戦してきたNo.2 Cars Tokai Dream28は、今季もエヴォーラMCでの参戦を発表。ドライバーは高橋一穂/加藤寛規で変更はない。
また、デビューシーズンながら昨年、2勝を挙げてトップチームの仲間入りを果たしたK-tunes Racing。今シーズンも影山正彦監督の指揮の下、タイトルを目指すことになった。ただし、ドライバーに関しては現時点でエースの新田守男が決定しているのみで、パートナーに関しては近日発表となった。使用するマシンはLEXUS RC F GT3で変わりない。
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