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2019.02.09
日産が2019年体制を発表!3号車は平手/マコヴィッキ組に。本山哲氏はエグゼクティブアドバイザーに就任

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 2月9日、日産自動車株式会社とニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(NISMO、ニスモ)は2019年モータースポーツ活動を発表した。両社は、今季のSUPER GTのGT500クラスに昨年に引き続きNISSAN GT-R NISMO GT500を投入。昨年同様の4台で、2015年以来となるGT500クラスのチャンピオン獲得を目指す。

 

 今季のGT500クラスでは、競争力強化とシリーズチャンピオン奪還を目標に掲げ、ハード面及びソフト面での抜本的な見直しに取り組んだという。
 車両の2019年型NISSAN GT-R NISMO GT500は、昨年型から空力性能バランスの改善、重量配分の見直し、エンジン出力向上とパワーカーブの最適化等が図られた。

 

 日産系チームの総監督は、新たにニスモ最高執行責任者の松村基宏氏が就任。そして、GT500クラスで3度のタイトル獲得、16勝を挙げ昨年は3号車をドライブした本山哲氏が、エグゼクティブアドバイザーとして松村総監督をサポートする。さらに昨年はNo.3 NDDP RACING with B-MAX監督を務めた長谷見昌弘氏はニスモ名誉顧問に就任と、日産/ニスモの首脳陣は大きく変わった。

 

 各チームの体制も昨年からの変更が多いが、No.23 NISMOは松田次生とロニー・クインタレッリのコンビに、鈴木豊監督、タイヤはミシュランと2014年から不変の体制で再びの王座に挑む。
 GT500クラス2年目のNo.3 NDDP RACING with B-MAXはドライバーを一新。昨年はGT300クラスで活躍し2013、16年と2度のGT500チャンピオンを獲得している平手晃平を招聘し、パートナーにはミシュランタイヤの信頼も厚いフランス人で2013、14年にGT500に参戦していたフレデリック・マコヴィッキで臨む。タイヤはミシュランと変わらずで、監督は昨年まで日産系チームの総監督を務めた田中利和氏が務める。
 No.12 TEAM IMPULは佐々木大樹は変わらないが、パートナーには2013年からGT500で活躍してきたジェームス・ロシターを迎え、星野一義監督、ブリヂストンタイヤと共に頂点を狙う。
 No.24 KONDO RACINGも高星明誠のパートナーが変更となり、12号車で活躍していたヤン・マーデンボローが移籍。近藤真彦監督の指揮の下、ヨコハマタイヤで初タイトルを目指す。

 

 

         

 

 

        

 

GT500
No.
チーム名
監督
車両名
ドライバー
タイヤ
23 NISMO 鈴木 豊 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生
ロニー・クインタレッリ
MI
3 NDDP RACING with B-MAX 田中利和 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R 平手晃平
フレデリック・マコヴィッキ
MI
12 TEAM IMPUL 星野一義 カルソニック IMPUL GT-R 佐々木大樹
ジェームス・ロシター
BS
24 KONDO RACING 近藤真彦 TBA 高星明誠
ヤン・マーデンボロー
YH

・タイヤ=BS:ブリヂストン/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

 

 

 GT300クラスでは、GT3オフィシャルパートナーチームとして昨年までのGAINERに、新たにKONDO RACINGが加わり、この2チーム3台のNISSAN GT-R NISMO GT3(2018年型)が参戦。
 KONDO RACINGのドライバーは昨年JLOCでポールポジションも獲得している平峰一貴が移籍し、昨年のマカオGP(F3)で3位に入ったサッシャ・フェネストラズとのコンビが、ヨコハマタイヤを履くことになった。またKONDO RACINGで昨年までスーパー耐久で行ってきた「日産自動車大学校」の学生がレース活動を体験する人材育成プロジェクトは、新たにGT300クラスに移し、販売会社のテクニカルスタッフも参加して、日産全体の人材育成プログラム「NISSAN MECHANIC CHALLENGE」としてスタートさせるという。
 GAINERは昨年同様に2台体制で、No.10は星野一樹のパートナーに、GT300フル参戦3年目で24歳の石川京侍を迎え、ヨコハマタイヤで戦う。No.11は今季も平中克幸と安田裕信、ダンロップタイヤで参戦する。
 この他、No.360 TOMEI SPORTSと新規参戦のNo.33 X Worksが2018年型GT-R NISMO GT3で、No.48 NIZZL Racing(昨年のDIJON Racing)が2015年型GT-R NISMO GT3で参戦する。

 

 

             

 

 

GT300
No.
チーム名
監督
車両名
ドライバー
タイヤ
10 GAINER 藤井一三 GAINER TANAX triple a GT-R 星野一樹
石川京侍
YH
11 GAINER GAINER TANAX GT-R 平中克幸
安田裕信
DL
56 KONDO RACING 近藤真彦 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R 平峰一貴
サッシャ・フェネストラズ
YH

・タイヤ=BS:YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ

 

 

 ニスモの最高経営責任者である片桐隆夫社長はリリースで「今年、日産/ニスモは、フォーミュラEとSUPER GTという2つの柱で、ファンの皆様とモータースポーツの楽しさや喜びを共有していきたいと思います。SUPER GTは、昨シーズンの雪辱を果たし、再び頂点を勝ち取るために、新総監督の下4チームが一丸となって、ファンの皆さんの期待に応え、GT-Rの50周年にふさわしい力強いレースをお見せしたいと思います」と、今季の日産勢の活躍をファンに約束した。

 

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