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2019.02.09
日産/NISMOが今季体制の発表会を開催。新たなドライバーも揃い、本山氏の引退セレモニーも行われる

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  2月9日の午後、日産自動車グローバル本社(神奈川県横浜市)の日産ホールで、日産自動車株式会社とニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(NISMO、ニスモ)の2019年モータースポーツ活動計画発表会が行われた。会場には日産ファン、GT-Rファンはもちろんのこと、多くの報道関係者も詰めかけた。

 

 


あいさつする片桐隆夫ニスモ社長

 

 

 発表会の冒頭には、最初にニスモの片桐隆夫社長と、今季から日産系チームの総監督に就任した松村基宏(ニスモ最高執行責任者)があいさつ。「GT-Rの50周年にふさわしい力強いレースをお見せしたい」と決意を語った。そして、松村総監督をを先頭に、4チームのドライバーと監督が壇上に勢ぞろいした。

 

 


今季を戦うNISSAN GT-R NISMO GT500
(No.23 MOTUL AUTECH GT-R)

 

 


日産系チーム総監督に就任したニスモの松村基宏氏

 

 


GT500クラスを戦う4チームの監督、選手、ドライバー、エンジニアが勢揃い。
 

 

 今シーズンのGT500クラスに挑む日産系チームは、昨年までと同様に4チーム、4台のNISSAN GT-R NISMO GT500で参戦。

 NISMOのNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rは、お馴染みの松田次生/ロニー・クインタレッリ組。だが、それ以外のチームはドライバーに変更があった。NDDP RACING with B-MAXのNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rは、ドライバーと監督が一新され、平手晃平/フレデリック・マコヴィッキに、監督には田中利和氏が就任した。TEAM IMPULのNo.12 カルソニック IMPUL GT-Rは佐々木大樹は変わらず、ジェームス・ロシターが新たなパートナーとなり、星野一義監督の下で戦う。KONDO RACINGの24号車(車名は後日発表)は高星明誠とIMPULから移籍のヤン・マーデンボローのコンビで、近藤真彦監督が率いる。
 ファンに向けた『SUPER GT GT500トークショー』では新たに陣営に加わった平手やマコヴィッキ、ロシターが移籍しての感想など語ると、松村総監督が「私も新規参入でして…」と場内の笑いを獲る。すると3号車の田中監督も「私も移籍組ですから」と割り込むなど、ファンは大いに盛り上がった。

 

 


23号車のNISMO。右から松村総監督、松田、鈴木監督、クインタレッリ、中島エンジニア、3号車の田中監督。

 

 


一新された3号車の平手、田中監督、マコヴィッキ(右から)。

 


今季も12号車をドライブする佐々木と星野監督、質問に答えるロシター(左から)。

 

 


トークショーに参加した24号車の高星、近藤監督、マーデンボロー(左から)。

 

 

 発表会では、今シーズン限りでGT500クラスからの引退を決めた本山哲氏の引退セレモニーも行われた。22年間にわたってGT500に参戦。16勝を挙げ、3度のシリーズチャンピオンに輝いた本山氏は「長い間、応援してくださってありがとうございました」とこれまで支援してくれた関係者やファンに感謝の気持ちを表し、「今年はドライバーとしての立場ではなくエグゼクティブアドバイザーとして、NISSAN GT-Rがより強くなっていけるよう、がんばって行きます」と、新たな立場で王座奪回をサポートして行くことを報告した。
 その後は、恩師でもある星野一義監督や柿本邦彦アンバサダー、これまでレースでパートナーとして戦ってきたドライバーたち、そして最後は田中監督から花束とメッセージを送られた。

 なお、今回はGT500からの引退で、レーシングドライバー“本山哲選手”としては今後も活動を続けていく。

 

 

 


本山氏には星野一義監督や歴代のパートナー、監督たちから花束を、そして会場のファンからも大きな拍手が贈られた。

 

 

 GT300クラスではNISSAN GT-R NISMO GT3で戦うGT3オフィシャルパートナーチームとしてGAINERとKONDO RACINGが紹介された。GAINERの10号車をドライブする星野一樹/石川京侍、11号車の平中克幸/安田裕信、そして今年からGT300も参戦するKONDO RACINGの56号車は平峰一貴/サッシャ・フェネストラズ(この発表会は欠席)のコンビとなった。

 


今季も2台のGT-R GT3で参戦するGAINER。11号車の安田、平中、藤井監督、10号車の石川、星野(左から)。

 


今季はGT300にも参戦するKONDO RACINGの近藤監督(右)と抜擢された平峰(フェネストラズは欠席)。

 

 

 トークショーで大いに賑わった後、KONDO RACINGがGT300で実施する日産自動車大学校の生徒によるレースチーム参加プロジェクトである「NISSAN MECHANIC CHALLENGE」が紹介された。

 そして最後は恒例となった『監督・ドライバーハイタッチ会』が行われ、選手・監督とファンが一体感を盛り上げ、新たなシーズンの日産/NISMOの躍進、タイトル奪還を誓い合って、この日の発表会は終了となった。

 

 

 

 

 

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