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2019.03.02
モースポフェス鈴鹿に今季参戦のSUPER GTマシン&ドライバーが集結!新レジェンド3人の対決も!! 3/3まで

モースポフェス鈴鹿に今季参戦のSUPER GTマシン&ドライバーが集結!新レジェンド3人の対決も!! 3/3までの画像

 好天に恵まれた3月2日、鈴鹿サーキットではシーズン開幕前のビッグイベント『モースポフェス 2019 SUZUKA モータースポーツファン感謝デー』が開幕。この『モースポフェス』は1988年に初開催された“鈴鹿ファン感謝デー”が、今年からTOYOTA GAZOO RacingとHondaも共催に名を連ねてパワーアップしたものだ。
 この日の鈴鹿には2019シーズンのSUPER GTに参戦するマシンやドライバーも多数参加し、デモランや車両展示、トークやファンサービスなど多彩なイベントが行われた。明日3日(日)まで開催され、『モースポフェス』の特設ページ(http://www.suzukacircuit.jp/msfan_s/)でダウンロードできる招待券を使えば無料で参加できる(ない場合は遊園地入場料が必要)。またイベント内容やスケジュール等もこの公式ページでチェックだ。

 



 かつての鈴鹿ファン感謝デーの目玉イベントだった星野一義TEAM IMPUL監督と中嶋悟Modulo Nakajima Racing総監督による『永遠のライバル対決』も今年は一新。『新・永遠のライバル対決 本山哲×脇阪寿一×道上龍』とGT500クラスでタイトルを獲得し、SUPER GT参戦メーカーの顔として活躍してきた3人がバトルする。

 



 対決を前にして、スタンド裏の特設ステージではレジェンド対決の新たな主役となる3人、今季は日産のエグゼクティブアドバイザーを務めることになった本山哲氏、TOYOTA GAZOO RacingアンバサダーでLEXUS TEAM LEMANS WAKO'Sを率いる脇阪寿一監督、GT300クラスのModulo Drago CORSEのオーナー兼ドライバーである道上龍選手がトークショーを実施し、ファンの声援に応えた。その後、3人はスタンド前で昨年まで『ライバル対決』を繰り広げてきた星野監督と中嶋総監督と合流し、満員のスタンドにあいさつ。
 


 

 そして、このバトルのために用意された2008年のXANAVI NISMO GT-R(本山氏)、2002年のエッソウルトラフロー スープラ(脇阪監督)、2000年のCastrol 無限NSX(道上選手)と、それぞれがGT500タイトルを獲得したマシンに乗り込む。ジャンケンで本山氏、道上選手、脇阪監督の順でグリッドに。GT500は引退した3人だが、まだレーサー魂は現役だけに、東コース3周のバトルもまさに“ガチ”だった。一度は2人に先行された本山氏だが、ラストラップに逆転して初対決を制して、GT-Rファンの大声援を受けた。もちろん、好勝負に脇阪監督と道上選手も温かい拍手で迎えられていた。






 SUPER GT車両によるデモレース『SUPER GT~世界に誇るハイコンペティションシリーズ~』も多くの観客が見守る中スタート。6台のGT500車両、その後方に5台のGT300車両がグリッドに着く。そして、その間をSUPER GTのレースそのままにNo.1を誇らしげに付けるRAYBRIG NSX-GTが通り抜けて、ポールポジションにつく。この後もレースと同じような進行でスタートし、観客の気分も開幕したかのようだった。
 





 デモレース後、各GTマシンは再度グリッドについてグリッドウォーク&ピットウォークとなる。SUPER GTに加えてF1マシン、ル・マン24時間耐久レース優勝のTOYOTA TS050 HYBRID、佐藤琢磨選手のインディ500優勝車、そして2輪のル・マン24時間耐久レース優勝車両やMotoGPのチャンピオンマシン、さらには世界ラリー選手権(WRC)のヤリスWRCまで、この日は世界のモータースポーツが鈴鹿に集まったかのようで、マシンの間を歩むファンも興奮気味。SUPER GTドライバーたちも気軽にサインや写真撮影に応じていた。
 


今季からGT500に挑戦する中山雄一(No.39 DENSO KOBELCO SARD LC500)も早速サインに応じていた。



 モースポフェス・セレモニーでは、No.1 RAYBRIG NSX-GTとNo.39 DENSO KOBELCO SARD LC500など、HondaとTOYOTA GAZOO Racingを代表するマシンたちがパレード走行。するとトヨタ自動車の豊田章男社長がWRCのヤリスWRCで、Hondaの八郷隆弘社長が2輪ル・マン24時間で優勝したバイクで走行するサプライズが! スタンドに戻ってきた2人の社長には、ドライバーやマシンに劣らない大きな声援が贈られた。
 


サプライズで登場したHondaの八郷社長、山下晋モビリティランド社長、トヨタの豊田社長(左から)。



 SUBARUは独自のデモラン『SUBARU STI WRブルーに宿るチャレンジングスピリット』を実施。No.61 SUBARU BRZ R&D SPORTをはじめ、ニュルブルクリンク24時間への参戦車、かつてWRCでチャンピオンに輝いたラリーカーがデモランを行った。

 





 また終盤に近づいた頃、特設ステージではこの日参加したLEXUS、Honda、NISSANのGT500ドライバーが勢揃いのトークショーも行われた。
 



 イベントの最後を飾ったのは『鈴鹿8耐×SUZUKA 10H トワイライトデモラン』。走行に先立ち、今年8月のSUZUKA 10Hに参加予定の谷口信輝(GT300ではNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMG)と小林崇志(同No.18 UPGARAGE NSX GT3)が2輪耐久レースの“鈴鹿8耐”に参戦予定のライダー2人とトーク。コースもとっぷりと日が暮れた午後6時過ぎに、スタンドを埋めた観客が振るサイリウムをバックに2輪の8耐バイクが次々と走行。それが終わるとSUZUKA 10H参戦のGT300車両がコースイン。サイリウムの明かりが一層輝く中、エキゾーストノートを響かせながらストレートを駆け抜けていた。

 



 『モースポフェス 2019 SUZUKA モータースポーツファン感謝デー』は明日まで開催。SUPER GTだけでなく様々なモータースポーツが楽しめるのでぜひとも鈴鹿サーキットに足を運んでほしい。SUPER GTはこの後、公式テスト岡山(3/16,17)と公式テスト富士(3/30,31)を経て、いよいよ4月13、14日に岡山国際サーキットで開幕戦を迎える。その前にGTサウンドを楽しみ、ドライバーに会いたい方は明日ぜひ鈴鹿へ行ってみてはいかがだろう。

 

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