News

Special
2019.04.11
【第1戦 岡山国際サーキット】ピエール北川のこれを言わせて!「皆がそれぞれの思惑で臨む開幕戦岡山!ワクワクが止まりません!!」

【第1戦 岡山国際サーキット】ピエール北川のこれを言わせて!「皆がそれぞれの思惑で臨む開幕戦岡山!ワクワクが止まりません!!」の画像

第1戦 岡山国際サーキット Special Preview
[SUPER GT公式アナウンサー]ピエール北川のこれを言わせて!

 

 毎度! いや、今年は初めまして? ともかくピエール北川です!
 いよいよ待ちに待った新しいシーズンが始まります! 2019 AUTOBACS SUPER GT Round1「OKAYAMA GT 300km RACE」が週末の岡山国際サーキットで開幕です。昨年はHonda NSX-GTが“速さ”を発揮して、久々の王座を獲得したGT500クラス。チーム力がより拮抗して、毎戦誰が勝つか分からず、最終戦の最後までドキドキしたGT300クラス。本当に両クラスとも見ごたえのあるシーズンでした。
 さて、今シーズンはどのチームとドライバーが、チャンピオンの栄冠を手にするのか? そのスタートのレースを皆さん見逃しちゃダメですぞ!

※本文中の写真は公式テスト岡山

 

 

 

 

【開幕戦岡山を前にひとこと】

GT500クラスは三者三様。改革と熟成と、成長と…

 シーズンオフ、GT500クラスではNISSAN陣営が話題を多く提供してくれました。No.23 MOTUL AUTECH GT-R以外、全チームでドライバー編成を変更。特にNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rは二人とも変更となりました。一昨年までLEXUS陣営でGT500マシンをドライブした平手晃平選手と、2013〜14年にHonda陣営のGT500マシンで戦ったフレデリック・マコヴィッキィ選手がコンビを結成。さらにNo.12 カルソニック IMPUL GT-Rには長年LEXUS陣営で活躍したジェームス・ロシター選手が電撃移籍。昨シーズン1勝しかできず大きな悔しさを味わったNISSAN陣営は、マシンの改良・強化は当然として、他メーカーの経験を持つドライバーを複数招くなどマンパワーでも大改革。まさに背水の陣を敷いて開幕戦を迎えます。
 対してHonda陣営はチャンピオンを獲得してNo.100からNo.1へ変わったRAYBRIG NSX-GTと、最多の2勝を挙げたNo.8 ARTA NSX-GTのペアは継続。マシンもドライバーも昨シーズンからの強力なパッケージをさらに熟成して、NSX-GT連覇の目標を掲げ岡山へ乗り込んできます。
 またLEXUS陣営は、生え抜きの若手ドライバーの成長が期待できそうな予感。特にGT500クラスで2年目となる山下健太選手が移籍したNo.6 WAKO'S 4CR LC500は事前のテストから好調。一発の速さもロングランもかなりの手ごたえを感じている様子。またGT300からステップアップした坪井翔選手や中山雄一選手も即戦力になりそうで、大いに期待が持てます。来シーズンへ向け新型スープラ参戦の発表もあり、現行マシンのLC500は最後の年。有終の美を飾れるでしょうか?

 

 

英国の名門ブランドのGT3カー2車種がGT300に登場

 次にGT300クラス。こちらは新登場のマシンに注目しましょう。はじめにマクラーレンの復活から。今から23年前、全日本GT選手権を席巻してチャンピオンを獲得した歴史をもつマクラーレン(当時はF1 GTRというクルマでしたね)。その記憶がよみがえるような美しい最新式マクラーレン720S GT3が、No.720 McLaren 720SとしてGT300にフル参戦。さらに英国製スポーツカーの代名詞、アストンマーティンの最新マシンであるVantage GT3が、No.7 D'station Vantage GT3として登場。両車ともGTカーの歴史に数々の輝かしい成績を残した名ブランドですね。
 そして、これまで同様にドイツのメルセデスAMG、アウディ、ポルシェ。イタリアのランボルギーニ。日本のLEXUS、Honda、NISSANなど、世界が羨むGT3カーたちの競演が今シーズンもGT300クラスでは見られそうです。

 

   

 

 

【開幕戦岡山を大胆予想!】

GT500クラスは蓋を開けてみないとわからない!?

 3月に行われた2度の公式テスト、それ以外のメーカーテスト等で何度もトップタイムをマークしたのがNo.12 カルソニック IMPUL GT-R。ドライバーは新コンビですが、早速本命になりそうな予感。LEXUS勢ではNo.6 WAKO'S 4CR LC500も新コンビで戦いますが、こちらもテストから好調。この2チームのどちらかが岡山で優勝を飾ると予想しましょう!
 NSX-GT勢は公式テストではあまり目立ちませんでしたが、No.1 RAYBRIG NSX-GTは手堅くポイントを稼いでくるはずです。まずはウェイトハンディのない開幕戦の予選で、どんなタイムや力関係が見えるか? そこが一番の見どころかもしれません。

 

 

 

 

 

GT300クラスはマザーシャシーとメルセデスAMGに注目!

 公式テスト岡山で印象的だったのは、No.25 HOPPY 86 MC。坪井翔選手がGT500クラスにステップアップし、エースの松井孝允選手と組むのは佐藤公哉選手に変わりましたが、ここまでチームの雰囲気も手応えも上々。優勝争いは間違いないでしょう。それに対抗しそうなのはNo.4 グッドスマイル 初音ミクAMGでしょうか? 公式テスト岡山は気温が低く厳しいコンディションでしたが、その中でもしっかりデータを採っているようでした。チャンピオン経験のあるチームですから、開幕戦にはしっかり優勝争いに絡んでくると思います。
 地元チームだけに頑張ってほしいですし、新コンビも期待大!なのがNo.96 K-tunes RC F GT3。ベテランの新田守男選手に、有力ルーキーの阪口晴南選手の組み合わせも楽しみで、テストでは阪口選手が新人とは思えない走りっぷりを披露。開幕戦は何かやってくれそうな予感です!

 

   

 

 

 

【いよいよ開幕戦岡山です!】

楽しみと不安? 今年も開幕戦岡山では何かが起こる!?

 岡山国際サーキットの開幕戦は、1か月前に公式テストも行われ、チームもメーカーもしっかり準備を整えて戦いに挑むことになると思います。本当にワクワクしますね。
 しかし、それでも、その準備や想定を超える“何か”が起きるのも開幕戦なんです! 天候、トラブル、アクシデント等々。様々な困難が予選で、決勝スタート前に、そしてレースでドライバーたち、チームを苦しめることになるかもしれません。そんな中でもしっかりと生き残り、上位でフィニッシュする力を持ったチームが、今シリーズをリードできるはずです。
 観客の皆さんも、その実力をサーキットでは五感を使って確かめてください。行けない方は、テレビの前で目と耳に集中ですよ。僕も開幕戦岡山から、滑舌全開で実況しますよー!!

 

 

第1戦 岡山:チケットのご案内

第1戦 岡山:エントリーリスト

第1戦 岡山:レーススケジュール

第1戦 岡山:オフィシャルステージスケジュール

 

Page Top