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Race Report
2019.04.13
Rd.1 予選GT300:ルーキー福住のQ2好走でARTA NSX GT3がクラスポールを奪う!!

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第1戦 岡山国際サーキット:公式予選 GT300レビュー

2019 AUTOBACS SUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 300km RACE」の公式予選が、4月13日午後、岡山国際サーキット(岡山県)で行なわれた。両クラスともに上位が続々とコースレコードを更新する激しい展開となり、GT500クラスではNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)がポールポジションを獲得。GT300クラスはNo.55 ARTA NSX GT3(高木真一/福住仁嶺)がクラスポールポジションとなった。

 

□公式予選  天候:曇 | コース:ドライ | 気温/路面温度 Q1開始時16度/25度、Q2開始時16度/23度、Q2終了時14度/21度

 

 

■Q1のA組は埼玉トヨペットGB マークX MCが、B組はARTA NSX GT3が最速に

 開幕戦の予選日は朝から晴天に恵まれ、開幕を待ちわびた多くのファンが岡山国際サーキットに詰めかける中、午後2時45分からGT300クラスの公式予選がスタートした。

 サーキット上空は午前より雲が多めで、やや気温が下がった状態で迎えた予選Q1。GT300クラスは今回A、Bの2組に分け、それぞれ10分間のセッションとして行われる。これはコース全長が短いサーキットで全29台が一斉にアタックした場合、混雑で有利不利が起こりやすいという事情を考慮したもので、組分けは昨年のチームランキングを基に行われている。そして両組の上位8位まで、計16台がQ2に進出する。


 先に予選を行うA組では、まずはNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人)が1分26秒464をマーク。これをターゲットに、続々とタイムがマークされていくことになる。この中で大きくタイムを伸ばしてきたのは、午前の公式練習でトップタイムをマークしていたNo.52 埼玉トヨペットGB マークX MC(吉田広樹)が1分25秒393というタイムで、Q1をトップで通過した。2番手にはNo.88 マネパ ランボルギーニ GT3(元嶋佑弥)が続いた。昨年のGT300チャンピオンのNo.65 LEON PYRAMID AMG(黒澤治樹)は、ギリギリの8番手でQ1をクリアした。

 続いてスタートしたGT300クラスQ1のB組。早めのアタックでNo.55 ARTA NSX GT3(高木真一)が1分25秒447をマーク。これを破るマシンは現れず、No.55 ARTA NSX GT3がトップでB組のQ1を突破。2番手にNo.10 GAINER TANAX triple a GT-R(石川京侍)が、3番手にはNo.25 HOPPY 86 MC(佐藤公哉)が続いた。地元・岡山のチームであるNo.96 K-tunes RC F GT3(新田守男)は8番手でQ2に進出。対して、昨年開幕戦岡山のGT300優勝者であるNo.18 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志)は、96号車にわずか0.005秒及ばずにQ1で予選を終えた。

 

 

■Q2は早々のアタックを行ったARTA NSX GT3がポールポジションを獲得

 Q2進出となった16台は、午後3時38分から10分間のQ2に臨む。ここでもNo.55 ARTA NSX GT3(福住仁嶺)が早めのアタックに入る。コースレコード(1分25秒044)を更新する1分24秒889を早々にマークした福住は、2015年第5戦鈴鹿にスポット参戦しているが、予選・決勝共に走ることはなかった。そして、今季に初めてフル参戦するルーキーだ。

 この55号車のトップタイムを更新すべく、各車がアタックを展開していく。中でも、こちらも今季がSUPER GTデビューとなるNo.96 K-tunes RC F GT3の阪口晴南がラストラップのアタックで1分24秒905というタイムをマークするも、わずかに福住には及ばず。Q1でA/B併せて最速だったNo.52 埼玉トヨペットGB マークX MC(脇阪薫一)も3番手で終わる。

 これで、No.55 ARTA NSX GT3(高木真一/福住仁嶺)が開幕戦のポールポジションを獲得。Honda NSX GT3にとっても、福住にとっても初のポールだ。2番手にはNo.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南)と続くことになった。
 3番手につけたのは、No.52 埼玉トヨペットGB マークX MC(脇阪薫一/吉田広樹)で、チーム初のポールポジション獲得はならず。4番手には2018年チャンピオンのNo.65 LEON PYRAMID AMG(黒澤治樹/蒲生尚弥)となった。トップ4はすべてブリヂストンタイヤ装着車という結果だった。

 

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