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2019.05.16
ピエール北川の『サーキットガイド2019:第3戦 鈴鹿サーキット』

ピエール北川の『サーキットガイド2019:第3戦 鈴鹿サーキット』の画像

公式アナウンサーのピエール北川が語るSUPER GT開催コース
第3戦 鈴鹿サーキット

 

「鈴鹿はレース中に興奮が次々と連続するサーキットで、SUPER GTではドラマが生まれやすいんですよ」

 ボンジュール! 今回は第3戦鈴鹿サーキットを紹介するよ!

 F1日本グランプリも毎年開催される最新設備が整った鈴鹿サーキットですが、ドラマチックなレースをこれまで沢山生み出した絶妙なコースレイアウトが、なんといっても大きな特徴。今年はどんなドラマが生まれるのでしょうか?
 距離は国内サーキットの中では最も長い5,807mあり、グランドスタンドやピット&パドックエリアがある前半部分が「東コース」、後半部分が「西コース」と呼ばれ、それぞれ違う特徴を持っています。東コースは様々なコーナーが連続するテクニカルな印象。マシンのコーナリング性能やドライバーのリズム感など、観ている側も車の動きが多くて楽しい区間です。ドライブしている選手もマシンの調子さえ良ければ、次々とやってくる連続コーナーを気持ち良く攻めることができて楽しい区間といえるでしょうね。対する西コースはアクセルを全開で踏んでいる時間が長く、高速コーナーや長いストレートもあるので、マシンの絶対的なパワーや速さ、ドライバーの勇気を試されるコーナーもあって難しい区間でしょう。
 全体的には中高速サーキットの性格で、路面は食いつきの良いタイプの舗装ですから、マシンやタイヤへは他のサーキットに比べ負荷が大きいコースといえるでしょう。エンジン性能、空力性能、タイヤ性能等、高次元で車のバランスが取れていないと、レースで好成績を収めるのは難しいです。コース幅はそれほど広くないため、レース中にGT300とGT500のスピード差がある車両が多数混在するシチュエーションでは接触アクシデント等も含め、色々とドラマが生まれやすく、ファンにとってはレース中に興奮が次々と連続するサーキットだと思います!

 と言うわけで、まずはコースのデータです。

 

 

 

 

鈴鹿サーキット・データ集

コースデータ
コース全長 5,807m
コース幅 10〜16m
高低差 52m
コースレコード
GT500
1'44.319 野尻智紀/No.8 ARTA NSX-GT 2018年 第3戦予選Q2(5月19日)
GT300
1'55.531 中山雄一/No.96 K-tunes RC F GT3 2018年 第3戦予選Q2(5月19日)
2018年 優勝
GT500 No.8 ARTA NSX-GT 野尻智紀/伊沢拓也
GT300 No.96 K-tunes RC F GT3 新田守男/中山雄一
2018年 ポールポジション
GT500 野尻智紀/No.8 ARTA NSX-GT 1'44.319
GT300 中山雄一/No.96 K-tunes RC F GT3 1'55.531

 

 

鈴鹿大会公式戦全29戦のデータ

優勝回数
ドライバー
(今季参戦ドライバーのみ)
GT500:立川祐路(4勝)
GT300:吉本大樹、星野一樹(3勝)
参考:星野一樹:GT500で1回、GT300で3回の優勝
GT500 メーカー別 日産:10勝(GT-R:8勝、フェアレディZ:2勝)
レクサス/トヨタ:9勝(RC F:3勝、SC430:5勝、スープラ:1勝)
ホンダ:9勝(NSX:6勝、HSV:3勝)
マクラーレン:1勝
GT300 最多勝車種 スバルBRZ(2勝)
※現行車種以外:セリカ、フェアレディZ(3勝)
ポールポジション回数
ドライバー
(今季参戦ドライバーのみ)
GT500:ロニー・クインタレッリ(3回)
GT300:新田守男、加藤寛規(3回)
GT500 メーカー別 ホンダ:11回(NSX:9回、HSV:2回)
日 産:10回(GT-R:8回、フェアレディZ:2回)
レクサス/トヨタ:7回(RC F:1回、SC430:1回、スープラ:5回)
マクラーレン:1回
GT300 最多ポールポジション車種 トヨタ86 MC、ポルシェGT3R(2回)
※現行車種以外:シルビア、フェアレディZ(3回)

 

 

 

観戦ポイント


ピエール北川の “オススメ” 観戦ポイント!

 

 

メインストレート
 

グランドスタンドでは迫力のスタートと感動のゴールが見られます。スタンドの向かいには大きなビジョンもあるのでレース自体も知ることができる定番の観戦ポイントです。スタンド裏にはショップやイベントブースがあり便利です。

 

 
第1コーナー&第2コーナー
 

第1〜2コーナーからS字コーナー逆バンクまで見渡せます。第1コーナーはパッシングポイントでありながら、ほとんどノーブレーキで進入する過激なコーナーになっています。クルマの動きもよく分かるので人気の観戦ポイントです。

 

 
S字コーナー
 

アクセルワークとハンドリングだけで切り返していくテクニカルなコーナーです。マシンやドライバーによって違うライン取りや、バトルで併走すると非常に緊張感あるポイントです。

 
逆バンク〜ダンロップコーナー
 

 

 

ピエールのオススメ!

ピエールのオススメ

ダンロップコーナー内側の小山へ登れば、第2コーナーからS字コーナーの一部、そして逆バンクからダンロップコーナーまでをタップリ見ることができます。オマケに日立オートモティブシステムズシケインを立ち上がって最終コーナーを駆け下りるマシンの後ろ姿も観られますから、かなりお得な場所ですね。天気が良ければ遠くに伊勢湾も見える絶景が楽しめます。のんびりレースを楽しみたい人にはお勧めです!

 
ヘアピンコーナー
 

小さく回っていくコーナーなので、マシンのスピードがかなり落ちます。マシンをじっくり見たい方やレース写真初心者にはお薦めです。パッシングポイントでもあるので定番の観戦ポイントです。

 
スプーンコーナー
 

コーナーの進入はマシンがハイスピードで、だんだんきつくなり、西ストレートでの最高速を稼ぐために出口はフル加速とドライバーのコーナリングテクニックが楽しめます。グランドスタンドエリアから遠いのがウィークポイントですが、その分ゆったりとみられるかもしれません。ピクニックシートや携帯のイスがあると良いかも。

 
130R
 

 

 

 

 

ピエールのオススメ!

ピエールのオススメ

ここは鈴鹿の名物コーナーです。過去にはドライバーの勇気が最も試される場所として人気がありました。現在はレイアウトが少し変わってそこまでではないようですが、それでも西ストレートからトップスピードをキープしつつ、130Rへ突入するマシンにはとても興奮できるでしょう。ワイドビューで楽しめるので、GTマシンがシケインへ向けてブレーキングを始めるまで割と長く、お気に入りマシンをじっくり見られます。レース中には130Rやシケインの飛び込みでオーバーテイクを狙うマシンが、西ストレートからライバルのスリップストリームに入り何台もやってきますから、ゴールまでずっと楽しめるはずですよ!

 
日立オートモティブシステムズシケイン
 

鈴鹿で最大のパッシングポイントです。
130Rから全開でスピードアップし、シケイン入り口ではフルブレーキングで勝負。コントロールラインに向けて最後のパッシングポイントであるだけに、競り合いの多いSUPER GTでは絶好の観戦ポイントです。バトルを観たいならお薦めです。

 
最終コーナー
 

バトルの多いシケインとスタート&ゴールも見渡せます。コースと観覧席が割と近いので、マシンをじっくり見たい方やドライバーを応援したい方には絶好でしょう。また、近くにサーキットホイール(観覧車)など遊園地アトラクションがあり、グランドスタンド裏も遠くないのでファミリーにはお薦めです。

 

 

 

サーキットアクセス

○所在地

〒510-0295 三重県鈴鹿市稲生町7992
TEL.059-378-1111

 

○高速道

・東名阪自動車道
 鈴鹿ICより約30分

 

・名阪国道
 亀山ICより約30分

 

○電車・バス

・近鉄 白子駅下車

 バス 15分/タクシー 10分

・近鉄 平田駅下車

 タクシー 10分

・伊勢鉄道 鈴鹿サーキット稲生駅下車

 徒歩 15分

・JR関西線 加佐登駅

 タクシー 15分

 

鈴鹿サーキット(http://www.suzukacircuit.jp)

 

 

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第3戦 鈴鹿:エントリーリスト

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