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毎度！ ピエール北川です！
5月のゴールデンウィークに開催された第2戦富士に続き、今週末に早くも第3戦が鈴鹿サーキットで開催されます。鈴鹿サーキットといえば、F1グランプリも開催される世界有数の名コース。毎年SUPER GTでもドラマチックなレースが展開されていますよね！ さて、今回はどうなるのでしょうか？
「令和」最初のSUPER GTレースは嵐のような展開のレースに
それにしても、開幕から2戦連続で天気に翻弄されるシーズンは私も経験がありません。第2戦富士も決勝スタート直前にまさかの雨。セーフティカースタートからしばらく走れたものの、雨が強くなり雷も来たので赤旗中断！ 開幕戦岡山に続いて第2戦もレース中に赤旗（レース中断）が出るなんて前代未聞です。
しかし再開後のレース内容は熱かったですね！ LEXUS LC500、Honda NSX-GT、NISSAN GT-R NISMO GT500が順位に関係なくどのポジションでもバトル！ バトル！ バトル!! GT300クラスはドライとウエットとコンディションが変化すると力関係も変わり、最終ラップのフィニッシュラインまで勝者がわからない大混戦!! 観ている側のファンは雨に打たれて大変だったと思いますが、結果として500㎞の距離が短く感じられるくらいの最初から最後まで濃密なバトルてんこ盛りは、最高に楽しんでいただけたと思います。
GT500クラスは開幕戦の不調から見事立て直したLC500勢。令和最初のレースで勝利を飾ったNo.38 ZENT CERUMO LC500は、本当にタフなコンディションの中で素晴らしいレースをしてくれました。立川祐路選手の追い上げと石浦宏明選手のトップ争いには本当に興奮しました。
GT300はタイヤ無交換作戦で逆転を狙ったNo.55 ARTA NSX GT3を退け、No.11 GAINER TANAX GT-Rが優勝。あの絶妙なタイミングでピット作業した戦略と判断は、GAINERらしくて本当にアッパレでした！ 平中克幸選手も安田裕信選手もパーフェクトなレース運びはお見事！ GAINERは開幕戦でNo.10 GAINER TANAX triple a GT-Rが大クラッシュに見舞われた直後のレースで優勝ですから、メカニックやスタッフの喜びもひとしおでしょう。
鈴鹿のGT500はNSX-GTの独壇場なのか？ それとも？
昨年鈴鹿で速さを見せつけたNSX-GT勢のスピードは、今年の鈴鹿でも健在でしょうか？ 答えはイエス！ 第2戦富士のストレートを見てもパワーもしっかりあって、ダウンフォースもしっかりありそうなNSX-GTは、変わらず鈴鹿は大得意でしょう。ただし今年はGT-Rが相対的にポテンシャルアップしているので、予選では怖い存在でしょうね。
そこで優勝候補ですが、今回はNo.17 KEIHIN NSX-GTを挙げましょう。NSX-GTの中でもウェイトハンディが軽量ですし、パッケージとドライバーもマシンもまとまっています。対抗はNo.12 カルソニック IMPUL GT-R。ここ2戦は天気に翻弄されている感じですが、好天に恵まれれば予選決勝と圧勝の可能性も。LC500ではNo.36 au TOM'S LC500が前戦欠場した中嶋一貴選手も復帰するので、前週のスーパーフォーミュラ第2戦で優勝した関口雄飛選手の勢いにも期待して、優勝争いに絡んでほしいですね！
GT300はコーナリングマシンが有利に？
高地にある富士やオートポリスではパワーが絞り出せるターボエンジンが有利ですが、鈴鹿は海抜も高くないので自然吸気で排気量の大きなマシンも復活してくるでしょう。ただ、鈴鹿は何といってもブレーキング性能よりもコーナリング性能が重視されるサーキット。となると、JAF-GT300勢が生き生き走ってくれそうですね。
優勝候補に挙げるのはNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT！ 元祖コーナリングマシンのポテンシャルを存分に発揮してもらいましょう。マザーシャシー勢のNo.25 HOPPY 86 MCやNo.52 埼玉トヨペットGB マークX MCもライバルになりそうで、侮れません。FIA GT3勢ではNo.34 Modulo KENWOOD NSX GT3がウェイトハンディも少なく、NSX GT3として2年目の鈴鹿になりますから、昨年のデータを生かせるメリットを持っているという意味で優勝候補として注目しておきたいと思います。
やっぱり天気予報ばかり気にしていますが……
ここのところお天気に恵まれないSUPER GT決勝レースでしたが、第3戦鈴鹿は必ず好天に恵まれるはず！ と、ポジティブに考えながら現地へ向かいたいと思います（笑）。
さて、鈴鹿サーキットはアナウンサーとして長年お世話になっている私ですが、そんな私が最後にお勧めしたいところをひとつ。それはレーシングコースに併設されている遊園地。そこには小学生に満たないお子様でも自分で操作して楽しめる乗り物がたくさんあります。レーシングコースで本物のSUPER GTマシンに興奮した後は、直ぐに遊園地へ行けば自分の運転で子供たちはいろんなマシン（遊具）をドライブできます！ そんな素晴らしい体験がご家族で楽しめるのが鈴鹿大会なのです。「一度は子供にレースをみせたいな」と考えている、そこのお父さん＆お母さん！ この週末はぜひ鈴鹿サーキットへ遊びに来てください。家族みんなでSUPER GTレースと遊園地を満喫しちゃいましょう!!
| 4/13-14 | Round1 OKAYAMA | |
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5/03-04 | Round2 FUJI |
| 6/01-02 | Round3 SUZUKA | |
| 8/03-04 | Round4 FUJI | |
| 8/31-9/01 | Round5 SUZUKA | |
| 9/21-22 | Round6 SUGO | |
| 10/19-20 | Round7 AUTOPOLIS | |
| 11/02-03 | Round8 MOTEGI |