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Race Report
2019.05.25
Rd.3 予選GT500:au TOM'S LC500が渾身のラストアタックで逆転ポールポジションを奪取!

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第3戦 鈴鹿サーキット:公式予選 GT500レビュー

2019 AUTOBACS SUPER GT第3戦「SUZUKA GT 300km RACE」の公式予選が、5月25日午後、鈴鹿サーキット(三重県)で行なわれた。GT500クラスではNo.36 au TOM'S LC500(中嶋一貴/関口雄飛)の関口が自身2回目となるGT500クラスのポールポジションを獲得。GT300クラスではNo.25 HOPPY 86 MC(松井孝允/佐藤公哉)の松井が、クラスポールポジションを手にした。

 

□公式予選  天候:晴 | コース:ドライ | 気温/路面温度 GT500 Q1開始28度/41度、GT500 Q2終了 28度/41度

 

 

■Q1はARTA NSX-GTがLC500の2台を抑えてトップタイムを記録

 第3戦「SUZUKA GT 300km RACE」の予選日を迎えた鈴鹿サーキットは、朝から気温が上昇し、午前10時前には25度を記録。厳しい陽射しと暑さの一日となった。公式予選は、午後2時40分にスタートとなったが、その時点での気温は31度、そして路面温度は48度と真夏のレースのような気候となった。

 

 GT300クラスのQ1で赤旗が出たこともあり、予定よりも9分遅い午後3時9分にGT500クラスのQ1はスタート。天候自体は安定しているので、いつものように15台全車は待機。そして残り9分で、まずピットを離れたのはNo.19 WedsSport ADVAN LC500(国本雄資)。それに続く形で、各車が続々とピットを離れ、最後にNo.37 KeePer TOM'S LC500(ニック・キャシディ)がコースに出て行く。この時、Q1は残り7分だった。

 

 各車がアタックを開始し、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生)が1分47秒076と最初に午前中の公式練習のベストタイムを上回るタイムを記録。さらに1分46秒740でNo.1 RAYBRIG NSX-GT(ジェンソン・バトン)、さらに1分45秒916でNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀)と次々とトップタイムが更新される。
 8号車のタイムには届かなかったが、No.36 au TOM'S LC500(中嶋一貴)は1分46秒808で3番手、4番手にNo.16 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀)が1分46秒821、さらにNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大)1分46秒350で2番手に入る。これで、Honda NSX-GTがトップ3を独占かと思われたが、17号車のタイムをNo.37 KeePer TOM'S LC500(ニック・キャシディ)が上回って2番手が入れ替わるなど、上位の顔ぶれも変わっていく。

 

 そしてQ1終了を告げるチェッカーフラッグが振り下ろされる。しかしこのタイミングで、まだNo.6 WAKO'S 4CR LC500(山下健太)とNo.39 DENSO KOBELCO SARD LC500(中山雄一)がアタックを続けており、6号車は1分46秒144で2番手に浮上。一方39号車はこの上位勢のタイムにわずかに足りず、1分46秒949で0.02秒届かず、9番手止まりでQ2セッションに進出できないという結果となった。また、ポイントリーダーのNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生)、No.38 ZENT CERUMO LC500(石浦宏明)がQ1を突破できず。Q2へ進出できたのは、4台のNSX-GT、そしてLEXUS LC500が3台、NISSAN GT-R NISMO GT500が1台という結果となった。

 

 

 

■KeePer TOM'S LC500をラストアタックでau TOM'S LC500が上回る

 そして午後3時52分、GT500クラスのQ2がスタート。走行は10分間だが、ここでも各車が動き出したのは残り8分を切ってから。そして各車ともに3周目にアタックを開始する。そしてこのセッションで真っ先にコースインしたNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹)がまず1分46秒216のタイムで暫定トップに。続くNo.16 MOTUL MUGEN NSX-GT(中嶋大祐)は1分46秒462で2番手へ。

 

 そしてNo.37 KeePer TOM'S LC500(平川亮)は1分45秒788でトップ浮上。Q1トップのNo.8 ARTA NSX-GT(伊沢拓也)は1分46秒207と2番手止まり。そして時間となってチェッカーが振られ、37号車のポールが決まったかに思われた。
 だが、この周にアタックを続けるLC500が2台いた。No.36 au TOM'S LC500(関口雄飛)がチェッカーを受けて出したタイムは、1分45秒775で37号車を上回ってトップに。No.6 WAKO'S 4CR LC500(大嶋和也)は1分46秒246と5番手。
 これで、No.36 au TOM'S LC500(中嶋一貴/関口雄飛)がポールポジションで、予選2位がNo.37 KeePer TOM'S LC500(平川 亮/ニック・キャシディ)と、TEAM TOM'Sの2台によるフロントロウ独占となった。関口雄飛にとっては、2016年第7戦タイ以来となる通算2回目のポールポジション。36号車としては2014年第6戦鈴鹿の中嶋一貴以来だ。

 

 このLC500の2台に続く予選3位にはNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)、予選4番手にはNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ジェームス・ロシター)が入り、スターティンググリッドの2列目に並ぶ。明日の決勝では、3車種が序盤から激しくトップを争ってきそうだ。

 

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