2019.05.25

Rd.3 予選：ポールポジション記者会見

第3戦 鈴鹿サーキット：ポールポジション記者会見

No.36 au TOM'S LC500

 

朝の公式練習からクルマの調子が良くて、自分が走るQ1では確実に突破することだけを考えました。無難に走ってQ2進出を決められ、関口（雄飛）選手に繋ぐことができました。それにしても、Q2は見ているだけでも本当に痺れました。GT300クラスの佐藤選手（25号車でQ1を走った佐藤公哉）に言われてしまいましたが、それしか言葉が浮かばないです（苦笑）。セクター1で少し遅れたのをセクター2、セクター3と詰めて行って、最後に逆転する。本当に痺れたとしか言いようがないですね。

今回は気温も随分高くなったようですが、それでもこのくらいにはなるかもしれない、と思っていたレベル。想定内でしたね。今日の公式予選とは違って、明日のレースは（走行距離／時間が）長くなるので、走ってみなければわからない部分もあります。それでも何の心配もしていません。気温や路面温度が高くなることが、自分たちにとって有利か不利かはよく分かりませんが、『暑くなるとNSX-GTは速くない』と言う人もいるので、その面では自分たちに有利かな（苦笑）。明日はいいレースをしたいですね。

 

嬉しいですね。別のカテゴリーなんですが、先週のレース（スーパーフォーミュラ第2戦）でも勝っていて、好調さを維持しながら今週のレースに臨むことになりました。ここまで、開幕戦は途中終了で僕自身は乗っておらず、第2戦もトラブルでまともに走ってなかったから、チャンピオン争いを考えたら、ここで一発勝たないと。先週も『どうしても勝ちたい！』と思って走って勝つことができたので、今週も『絶対に勝ちたい！』と思ってきました。

予選では中嶋（一貴）選手から繋いでもらって、車高も、中嶋さんから状況を聞きながら、コンマ1mm単位で調整し直して。37号車（同じTEAM TOM'SのNo.37 KeePer TOM'S LC500）のデータも参考にしながらタイヤの内圧も見直して…。もう本当にいろんなことを見直したけど、それがすべてうまくいきました。気温や路面温度に関しては、ここまで高くなるとは思っていませんでした。そして、ここまで高くなった路面温度がタイヤの許容範囲内であるとも考えていませんでした。僕にとってはどちらも想定外でした（苦笑）。ただ、ここまで上昇した路面温度に、自分たちのタイヤは対応できましたが、例えば路面温度が10度低かったら…。そうしたら自分たちが履いていたブリヂストンでなく他の（タイヤ）メーカー（を履くライバル）が速かったかもしれないですね。

 

 

 

 

 

No.25 HOPPY 86 MC

 

僕は（Q2での自分の）タイムが分からなくて、ポールを獲ったことも（ピットに）帰ってきてから分かったくらいです。でもポールを獲ることができて嬉しいですね。
今回は持ち込みのセットを大きく変えてきました。これまでは予選で速くても決勝では厳しくなることが多かった。だから今回は、決勝で速く走れるように考えたセットにしたんです。そしてQ1を走った佐藤（公哉）選手からのアドバイスで計測2周目が（タイムアタックのタイミングとしては）ベストだ、と聞いていたので、思い切ってアタックすることができました。結果的に、それら（持ち込みセットや佐藤のアドバイス）が予選でも当たっていて、速く走ることができたのが嬉しいですね。

前戦の富士からのインターバルでやってきたことと、朝の公式練習を走り始めた時のインプレッションが一致していたし、公式練習の後で行われたサーキットサファリでもセットアップを進めたのですが、それもクルマは思った方向に仕上がっていった。ドライバーとエンジニアが会話できるクルマになっていたんです。路面温度が上昇したことについては、自分たちが履いているタイヤは、高温になるほど調子が良くなるので、その意味では自分たちによかったな、と。正直嬉しかったです。
明日の決勝はいい天気になるようで、お客さんには素晴らしいレースをお見せしたい。でも、僕たちとしてはぶっちぎりで勝ちたい。この調子で頑張りたいと思います。

 

僕としてはQ2の松井（孝允）選手に繋ぐことができて、自分の仕事ができて良かったと思っています。松井選手は5回目のポールポジションなのだそうですが、自分にとってはSUPER GTに出るようになって初めてのポールポジションなんです。だから素直に嬉しいですね。
でも何よりもQ2の松井選手の走りが凄かった。とても速くて痺れるほどでした。クルマは松井選手も言っていましたが、乗る前に聞いていた情報と、乗った時のクルマのフィーリングが見事に一致していました。

路面温度に関しては、ドライブしていて（路面温度が）より高くなった方がいいような気がします。開幕戦ではアクシデントもあって、第2戦の富士でも雨に降られて思いっきり走ることができていなかった。それだけに、やっと天気が良くなって思いっきり走れると、明日の決勝レースには期待しています。思いっきり全力で走って、ベストを尽くしたいと思います。

 

 

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