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Race Report
2019.07.01
Rd.4 決勝:優勝記者会見

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第4戦 チャン・インターナショナル・サーキット:優勝記者会見

GT500 Class

No.6 WAKO'S 4CR LC500

 

大嶋 和也

「6年ぶりの優勝は今の体制では初めてで、本当に嬉しい」

最後に勝ったのは2013年(最終戦もてぎ)で、それからは苦戦することが多く、また最近ではいいレースをすることも多くなりましたが、やはりなかなか勝つことができませんでした。だから今日、こうして6年ぶりに勝つことができて、今の体制では初めての優勝を飾ることができ、本当に嬉しいです。

自分のスティントでも厳しい展開でした。後半のスティントを任せた(山下)健太も自分が履いていたのと同じタイヤでスタートしたのですが、後半では気温や路面温度も下がってくるので大丈夫だろうと思っていました。ですが、後方に来た37号車も同じタイヤを履いていると情報が入ってきて。健太も気持ちの強い走りを続けていたので、これはもう大丈夫だろうと、そこからは安心してみていることができました。

今回の優勝でランキングトップになったようで、今後はウェイトハンディも重くなるし、燃料流量リストリクターも絞られてきます。これまでもハンディが重い状態で走ったこともありましたが、今回勝ったことで、それでもずいぶん気楽に走ることができると思います。ここからはポイントを取りこぼすことなく走っていきたいですね。

 

山下 健太

「素早いピット作業などでサポートしてくれたチームに感謝している」

大嶋(和也)選手のスティントを見ていて、ペース的に厳しいのは覚悟していました。ピットの作業が速くてトップで送り出してもらったので、これは絶対にトップを守らなきゃいけないとプレッシャーもありました。ただペース的には37号車の方が速いな、と思いながらも「競り合いになっても絶対に引かないぞ」と心に決めて走っていました。

3コーナーでニック(キャシディ)にインに入られた時も絶対に譲らなかった。ただ130R(4コーナーの通称)で一度、ニックの方が前に出ていて自分の方が後ろでアプローチしたことがあってこの場合、優先権は(前に出ていた)彼の方にあったのですが、ここでも強引に行きました。ちょっとぶつかったりもして“彼には申し訳なかったな”と思っています。

それでも、優勝できて嬉しいです。素早いピット作業などでサポートしてくれたチームに感謝しています。次戦からのことについては大嶋選手が言った通りで、ウェイトハンディが重くなるので厳しい戦いを強いられると思います。でも取りこぼさなければチャンピオンの可能性も出てくると思います。出来るだけ上位でポイントを重ねて行ってチャンピオンを目指したいですね。

 

 

 

 

 

GT300 Class

No.10 GAINER TANAX triple a GT-R

 

星野 一樹

「自分自身を信じて一生懸命やれば、必ずいい結果に繋がる」

このサーキットはGT-R GT3と相性が良く、これまで(僕は)2勝しています。前戦の鈴鹿ではチャンスがあったのに、結局勝つことができなくて。だから今回は狙っていました。公式練習からいい感じで走ることができましたが、決勝でのペースを重視して公式予選ではハード目のタイヤを選んで、自分のアタックにも少し満足してない部分もありましたが、予選は7番手に終わってしまいました。

でも決勝のペースは自分たちが“一番だ”と信じて走りました。いいスタートが切れて、すぐに3位に上がることができました。セーフティカーのタイミングも自分たちには有利になりました。運も味方してくれましたね。そして(石川)京侍の走りも素晴らしかった。2番手のままファイナルラップに入って「2位表彰台か」と思っていたら向こうのコーナーでトップに立っているのを発見して…。そこからはもう、自分でも覚えてないくらい大はしゃぎして、声も枯らしてしまいました。

去年このチームに移籍してきましたが、結果を残すことができませんでした。それでも今年も呼んでもらって。だから自分自身を信じて一生懸命やっていけば、必ず想いが通じていい結果に繋がると(信じてやってきた)。「本当に嬉しい!」の一言です。次戦からも、余計なことは考えずに、目の前のレースを全力で戦うだけです。そして最終戦を迎えた時にチャンピオン争いに加わっていたら、改めてチャンピオンを狙っていけばいいと考えています。

 

石川 京侍

「粘っていれば絶対にどこかでチャンスがある」

もう素直に、嬉しいです。この週末は公式練習から調子が良かった。(星野)一樹さんはここで2勝していて、チームともGT-R GT3とも、そしてヨコハマタイヤとも相性がいいんだと思いました。ただ公式予選では、自分たちはハード目のタイヤを選んでいたから7番手に終わっていました。

でも、決勝のペースには自信があって、実際に一樹さんもスタートからすぐに3番手まで上がって、その後もいいペースで展開していました。だから自分のスティントでも“粘っていれば絶対にどこかでチャンスがある”と信じていました。セーフティカーのタイミングも、自分たちにはラッキーでした。ファイナルラップでは決心して抜きに行きました。本当は最終コーナーで抜こうと思っていて、でも「(トップの56号車の)平峰選手も簡単には抜かせてくれないだろうな」なんて考えながら、ファイナルラップに入りました。すると(56号車が)GT500のマシンに周回遅れに抑えられるタイミングで、いきなりチャンスが出てきて。少し強引に行きましたが、平峰選手とはクリーンなバトルができました。

一樹さんは余計なことを考えないと言っていますが、この後はやはりすべてのレースで、取りこぼすことなくしっかりと、ポイントをとっていきたいと思います。そして最後まで可能性を残しておいて、最終戦でチャンピオン争いをして…。できるといいなと思います。

 

 

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