吉本大樹

F1ドライバーの中で一番好きだったので、ナイジェル・マンセルのラインを真似ています。色のほうはこれまでいろいろと変えていて、今はチームカラー（スポンサーのPETRONAS）に寄せています。

ペインターの大石さんによると、僕のヘルメットが「ダントツにめんどくさい」そうなんですが、温度や湿度など環境がそろわないと出てこない結晶ペイントを施しています。あとはヘルメットを見ても誰だか分らなくならないよう、できるだけシンプルさを保ったまま、サイドワインダーズさんの案も入れつつ、かっこよくしてもらっています。

石浦宏明

「TeamNAOKI」時代からお世話になっている服部尚貴さんのデザインがベースになっています。今まで変更しようと思ったことはないですね。

38号車に乗るようになってから、毎年クルマのカラーリングに合わせてアレンジしてもらっていて、後ろに「38」という数字も入れてもらっています。

吉田広樹

レース活動をスタートした直後から服部尚貴さんの育成チーム「TeamNAOKI」で走らせてもらっていたのですが、それまでモータースポーツ経験がなかったので、そもそも自分自身のデザインはありませんでした。TeamNAOKIで走り始めたときに服部さんのヘルメットを譲ってもらったことがキッカケではありますが、走りはもちろん、服部さんのような“周りの人から慕われるドライバー”になりたくて同じデザインで走らせてもらっていました。2008年から服部さんのデザインをベースに横から見た時だけ自分のオリジナルがわかるようにしています。これは服部さんと（ペインターの）大石さんと一緒に考えたデザインです。

正面はほぼ服部さんと一緒で、側面に自分の名前のイニシャルである「H」を入れ、頭上に縦2本のラインを入れました。他にはデザインのところどころに尖っている部分を入れ鋭さを出しています。カラーも服部さんの青×黄をそのまま使わせてもらっていますが、自分が特に黄色が好きなので黄色の部分を増やしたり、乗っているマシンのカラーなども使っていたことがあります。