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2019.08.01
【第5戦富士】ピエール北川のこれを言わせて!「真夏の暑さもものともしない、コース上のアツい戦いに期待です!」

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第5戦 富士スピードウェイ Special Preview
[SUPER GT公式アナウンサー]ピエール北川のこれを言わせて!

 

毎度! ピエール北川です。
タイでの戦いを終えて、AUTOBACS SUPERR GTが国内に帰ってきます。今週末は富士スピードウェイを舞台に開催される500マイルレース。シーズン最長距離の決勝となる第5戦は、チャンピオン争いに生き残れるかどうかの重要な戦いになりそうです。真夏の暑さもものともしない、コース上のアツい戦いを期待しましょう!

 

 

第4戦タイでもLC500勢が好調! ついに山下選手が覚醒!?

 前戦のタイでは決勝を迎えるまで例年よりも涼しく感じられましたが、決勝日だけはいつものように強い日射しと暑さも戻って、ホットなレースが展開されましたね!  優勝を飾ったNo.6 WAKO'S 4CR LC500(大嶋和也/山下健太)は、ドライバー同士お互いの強みを生かすマネジメントが予選から上手くいきました。決勝でも山下選手がNo.37 KeePer TOM'S LC500キャシディ選手の猛攻を退け、前日のポールポジションに続き力強い走りでシーズン初優勝を達成! これで大嶋/山下組はシリーズポイントでもトップになり、一躍今年の主役へと躍り出ました。
 ちょっと残念だったのはHonda NSX-GT同士の接触劇やNISSAN GT-R NISMO GT500勢の不調があって、表彰台が2戦連続LC500勢の独占となったこと。2019シーンをより盛り上げる意味でも、次こそはNSX-GT勢とGT-R勢の巻き返しを期待しましょう!

 

   

 

 GT300クラスはついにNo.10 GAINER TANAX triple a GT-R(星野一樹/石川京侍)が優勝! タイのサーキットではNISSAN GT-R NISMO GT3が圧倒的な勝率を誇ります。中でも星野選手とGT-Rの組み合わせが驚きの勝率。6回目となった今大会ですが、星野選手はなんと3勝。勝率は5割! 凄い数字です。ただ、今回のレースは相棒の石川選手の勝負勘というか、チャンスを逃さなかった攻めの姿勢が優勝の大きな決め手でしたね。実績がある星野選手と才能のある若い石川選手の成長で10号車ペアの活躍は、GT300のシーズン後半戦を更におもしろくすると思います。

 

   

 

 

第5戦富士は猛暑の決勝か? レースはサバイバル戦の様相に!?

 SUPER GT夏の陣は、長らく名物だった鈴鹿1000㎞レースから、昨年より富士500マイルに移りました。7月末に富士スピードウェイのある静岡県も梅雨明けし、連日猛暑が予想されています。昨年は初めての決勝500マイル(約807km)ということで予想も難しかったのですが、今年は…やっぱり難しい(笑)。まずはGT500から順に優勝チームを予想してみましょう。
 GT500の本命ですが、Mo.36 au TOM'S LC500(中嶋一貴/関口雄飛)にします。エッ? ウェイトハンディ48kgもあるのに優勝!? と思われるかもしれませんが、昨年の優勝実績と前戦のタイでの走りを見ると、今回十分に優勝の可能性はあると思います。ライバルはNo.1 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)とNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ジェームス・ロシター)を挙げましょう。この第5戦からGT500の各メーカーはシーズン2基目のエンジンを投入してくると思います。そのポテンシャルは未知数ですが、ウェイトハンディの少なさとチームの総合力で、この2チームは優勝争いには絡んでほしいですね。そうすればシーズン争いもさらにおもしろくなるでしょう!

 

 

   

 

 

GT300クラスは4回のピットストップをどう組み立てるか?

 決勝日は猛暑が予想されている第5戦。長丁場のレースではタイヤ無交換や2本だけ交換の作戦や、さらにライバルとタイミングをずらして1回ショートストップを済ませて実質3回のフルサービスのピットストップで逃げ切る作戦等々。GT300クラスは作戦のバリエーションが増えるはずです。しかしながら猛暑で路面温度が高くなるとタイヤへの負担が増え、トリッキーなタイヤ交換作戦は取りにくいかも。
 ということを踏まえて優勝予想です。No.55 ARTA NSX GT3(高木真一/福住仁嶺)が本命かも。ウェイトハンディはかなりありますが、ブリヂストンタイヤの力はライバルたちも警戒しているはずです。ARTAは重くても淡々と走って優勝争いに絡らみそうです。
 今回僕の独断と偏見で注目したいのはNo.33 エヴァRT初号機 X Works GT-R(ショウン・トン/マーチー・リー/道見 真也)。今年からSUPER GTに参戦したチームではありますが、ドライバーはスピードもあるし、チームメンバーは海外での経験も豊富です。ウェイトハンディがかなり少ないGT-R GT3勢は、前戦タイでもそうでしたがポテンシャルが高そう。今回、あっと驚く活躍が見られるかもしれません。

 

   

 

 

夏のレースにはさまざまなドラマがありそうですよ!

 強い日差しと高い気温は観戦するファンにとっても厳しいレースになりそうです。冷房の効いた部屋でテレビ観戦するのも良いけど、現地でしか味わえないアツい興奮をぜひ感じてほしいです。特に夏休み期間中ですから、お子さんたちと一緒に家族連れで、サーキットに遊びに来てください! ご観戦に来られる皆さんは、暑さ対策をしっかりとしてお出かけくださいね!
 長丁場のレースには様々なドラマも生まれます。僕たちと一緒に真夏のSUPER GTドラマを満喫しましょう!!

 

 

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