決勝2位 No.1 RAYBRIG NSX-GT
山本 尚貴
「自分たちが思い描いていたとおりの戦略が採れた」
ちょっと序盤はタイヤがコンディションにマッチしておらず、苦しい展開になるのではと思っていました。ただ終盤になって気温が下がれば(ライバルに対し)分があるなという期待も持っていました。なので、最後までちゃんとミスなくJB(ジェンソン・バトン)やチームスタッフと一緒に戦い最後の勝負どころで前に行くことができたという意味では、自分たちが思い描いていたとおりの戦略が採れたのではないでしょうか。
とはいえ、残念ながら6号車が前にいました。ただ彼らは(予選から勝てる)ああいうポジションにいたからセーフティカーが入る前にちゃんとピットに走れたわけで、戦略も展開にも恵まれたということであり、それができるスピードもあったと思います。まだまだこの2位に甘んじることなく、次また勝てるようにスタッフ全員で努力してつかみ取りたいと思います。
ここ数戦はHondaにとっても、チームにとってもうまくレースが戦えていなかったので、それを考えたら弾みのつく2位だったと思います。さらにドライバーとして努力を重ねていきたいですね。
ジェンソン・バトン
「レース中はなにひとつミスすることもなかった」
確かにクルマの状況は予選の時に比べたら良くなってはいましたが、それでもタイヤの問題もあって安定して走るにはなかなかタフな状態でしたね。いやそれにしてもすごい戦いになりました。長時間の間、タフな戦いを強いられました。結果を考えたら、僕らにとっていいレースだったと言えます。レース中はなにひとつミスすることもなかったし。
ただ、先にも言いましたが、この先もライバルたちといい戦いを続けていくためには、タイヤはじめ、クルマとしての改善を続けていく必要があるのは明らかです。今日、ボーナスポイントを獲得することができたけれど、チャンピオンシップを考えるとまだまだ頑張らないといけない。次のオートポリスもハードなレースになるでしょうが、しっかりと戦っていきたいですね。
決勝3位 No.23 MOTUL AUTECH GT-R
松田 次生
「ウェイトハンディがじわじわと効いてきてしまった」
予選まではすごく良かったんですけど、やっぱりレースになると49kgのウェイトハンディがじわじわと効いてきてしまって、楽なレースではなかったですね。そんななかでもいいペースで走れていたので、やっぱり勝ちたかった。けど、セーフティカーにやられちゃいましたね(苦笑)。
(6号車の連勝で)20点以上の差がついてしまいましたからね……。それを考えるとタイトルが遠くなってしまいましたけど、6号車はさらにハンディを積むことになって苦しい戦いになると思うので、その間に僕たちが追いついて、最終戦で争えたらいいなと思っています。次のSUGOでは燃料流量リストリクターで調整されてしまうので勝つのは難しいと思いますが、しっかりポイントを獲っていきたいと思います。
ロニー・クインタレッリ
「いろんなハプニングがあったがトップ3に入れて良かった」
セーフティカーが入るなどいろんなことがありましたが、23号車としていいレースができました。ウェイトハンディが重たい中でしたが、最初から最後まですごくがんばって走ることができました。ただ、満足できていない部分もあります。クルマのバランスやタイヤも含め、まだクルマはベストな状態ではないですからね。まだまだやれることがあるし、良くしていきたいです。でも、今日のような長いレースの中、いろんなハプニングがあってその中でまずトップ3に入ることができて良かったです。
次から新しいエンジンを積むことになりますが、だからといってすぐに良くなるわけではないですよ。そんなにレースは簡単じゃないですからね。エンジンに限らず、すべてのことを良くしていかないと。SUGOのテストがあるので、そこでもうちょっとレースペースで足りない部分を補えたらいいですね。
今シーズン、3度目の表彰台になりましたが、今年はまだ優勝できないですね(苦笑)。最後まで優勝争いするつもりで走っていたんですが…。でもだからこそSUPER GTのレースが好きで戦っているっていう感じです。難しい戦いだったけど、いいレースができました。
4/13-14 | Round1 OKAYAMA | |
5/03-04 | Round2 FUJI | |
6/01-02 | Round3 SUZUKA | |
8/03-04 | Round4 FUJI | |
8/31-9/01 | Round5 SUZUKA | |
9/21-22 | Round6 SUGO | |
10/19-20 | Round7 AUTOPOLIS | |
11/02-03 | Round8 MOTEGI |