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Race Report
2019.08.04
Rd.5 決勝GT300:2~3位コメント

Rd.5 決勝GT300:2~3位コメントの画像

決勝2位 No.52 埼玉トヨペットGB マークX MC

 

 

脇阪 薫一
「最後の3、4、5スティント目はタイヤ無交換でした」

今回は吉田(広樹)が今までのミスを取り返すようないい走りをしてくれたと思います。彼に任せて楽な部分もありました。レースでは、最後の3、4、5スティント目はタイヤ無交換でした。トリプルスティントを走ったチームは、多分ないと思います。

それができるだろうと見極めたのは、僕が乗っていた2スティント目を終えたとき。装着していたタイヤが僕らのクルマのコンディションに対して”Too Mach”である(硬すぎた)ことがわかったんです。なので、僕らのクルマはもっと柔らかいタイヤを使えることがわかりました。

開幕戦以降、トラブルで全部ポイントを落としていたので、今回はトラブルなしで走り切り、何位でもいいので結果というかデータを持ってSUGOのテストをして、次のオートポリスとSUGOで勝ちに行く、というのが僕らの目的でした。なので勝てなかったのは残念でもあるのですが、今日は色々と他のライバルのトラブルやSCが入ったこともあったので、結果としては満足でもあります。オートポリスとSUGOで勝ちます!

 

 

吉田 広樹
「タイヤ交換1回のチャレンジがうまくいった」

スタート後、TGRコーナーで後ろから2回ぐらいつつかれました(苦笑)。それで3番手に落ちてしまったんですが、1スティント目の最後に追いつき追い抜いたところで(脇阪薫一選手に)交代することができました。

実は僕たちタイヤ交換を1度しかしていなくて、最後のスティントは3スティント連続で使用したタイヤだったのでかなりキツかったです。そういう意味でも本当にハードなレースでした。もちろん優勝したかったですけど、そのタイヤ戦略を含めた今までにないチャレンジをしての2位だったし、今回はトラブルなくレースを終えることができたので良かったと思います。

この後、オートポリス、SUGOと続きますが、どちらかで勝ちます! できたら2連勝します!!(笑)

 

 

 

 

 

 

決勝3位 No.34 Modulo KENWOOD NSX GT3

 

道上 龍
「NSX GT3同士のバトルを制することができて良かった」

去年は大きなクラッシュに遭遇してクルマが大破してしまい、レースを走ることができなかったので、参戦2年目の自分たちにとっては初めての800km(500マイル)レースになりました。NSX GT3としては富士は他のサーキットと比べると(相性が)いい方なんですけど、800kmのレースだとタイヤのマネージメントが重要になってくるので、そういう意味ではスティント中に柔らかいタイヤから硬いタイヤ、そして柔らかいタイヤに戻したりと自分たちなりに作戦を変えていました。

気温が下がってからのマシンバランスがすごく良くて最後にプッシュできたし、大津(弘樹)が18号車とのNSX GT3同士のバトルを制してくれたのですごく良かったですね。予選8番手からのスタートで、通常の距離だったらここまで上がるのは厳しかったでしょうけど、800kmという長いレースだったのでチャンスがあったと思います。SUPER GTとは別ですけど、月末の鈴鹿10時間耐久に向けていろいろ確認もできたので実りのあるレースでした。

去年(オートポリスで)3位になっているので、本当はもう一歩二歩上にいかないといけないんですが、今年からARTA(55号車)やUPGARAGE(18号車)がNSX GT3で参戦してきて、その1年目の55号車に先を越されたり、今回も18号車がガンガン攻めてきたり……。そういう意味では今回も簡単なレースではなかったんですけど、(この結果で)チームとしては次に向けて士気も高まりました。また、大津は大津でひとつ成長が見られたし、このGT300で満足してほしくないと思っています。やっぱりGT500に上がっていってほしいですから、そういう意味では彼も周りにアピールできたんじゃないかなと思います。

 

 

大津 弘樹
「チームの戦略と速さがつながった結果」

去年走れなかったレースで、長いスティントをどう組み立てようかというところで、僕の2スティント目で結構引っ張ることができたうえに燃費良くタイムを稼ぐことができました。それによって後半のガソリンの給油時間をすごく短くすることができたんですが、チームの戦略と速さがつながった結果だと思いますし、予選8番手からこの順位というのは内容も含めて良かったと思います。

タイヤは毎回4本交換でした。2本交換では厳しいことが分かっていたので、そこでリスクを負うのではなく、その分コース上でタイムを稼ぐという戦略でした。チームのピット作業もすごく良くて、同時にピットインした61号車を大きく引き離してピットアウトすることができました。 次のオートポリスは3位表彰台に上がっていますし、そのデータをもとに、今回の結果を弾みにして、もう1個2個上を目指してがんばりたいと思います。

 

 

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