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Race Report
2019.08.05
Rd.5 決勝:優勝記者会見

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第5戦 富士スピードウェイ:優勝記者会見

GT500 Class

No.6 WAKO'S 4CR LC500

 

大嶋 和也

「1点でも多く獲れればくらいに思っていたんです」

前回のレース(第4戦タイ)で優勝したため、ウェイトハンディがかなり厳しい状況だったので、予選はビリかもなあと思っていました。だから、レースは(シリーズポイントが)1点でも多く取れればと思っていたんです。ただ、しぶとく戦うレースをしなきゃいけないんだろうなと考えていました。

でも(土曜の公式練習で)走り出してみると、思いの外クルマが速くて。セッティングも決まっていましたし、エンジンも速かったし、タイヤのフィーリングも良かったので、「これは上位進出もあるんじゃないかな」と感じました。

決勝では(燃料流量リストリクターのランクダウンの影響で)ストレートが遅いのでなかなかこっちから仕掛けていくのは難しかったんですが、無理をせずに淡々と走っていたら、いつの間にか上位にいました。ピットインも、たまたま僕らが入ると決めていた周にセーフティーカーが出てくれました。エンジンも速かったし、タイヤも最後まで(グリップが)保ったし、特に阿部エンジニアの作ってくれたクルマがとても良かったので、感謝しています。

 

山下 健太

「素晴らしい作戦とクルマを作っていただいたチームに感謝です」

前回優勝して、今回も表彰台の手前ぐらいを目指してがんばっていたんですが、まさかここ(優勝会見)までこられるとは思ってもいませんでした。

ウェイトハンディの影響で一発の速さはなかったので、昨日の予選では後ろになってしまいましたが、昨日の公式練習からロングランのペースは他車と遜色ないのがわかっていたので、「追い上げていけるかな」とは思っていましたが、本当に勝てるとは思っていませんでした。

(3回目の)ピットストップが一番のキーポイントだと思いますが、そもそも最初からあの周に入るつもりでいて、ピットロードに向かって右に曲がるか曲がらないか、という時に「SC」の表示がコントロールタワーに出た気がします。ですからイエローフラッグも、SCボードもそれまでは見ていませんでした。大丈夫だろうとは思っていましたが(タイミングモニターに)「審議中」と出たので心配になりました。素晴らしい作戦とクルマを作っていただいたチームに感謝です。

 

 

 

 

 

GT300 Class

No.87 T-DASH ランボルギーニ GT3

 

高橋 翼

「勝つことができてホッとしています」

(39周目に)ピットアウトしてすぐに(40周目で)ピットイン(ドライバー交代1回のピットインを最小限で終わらせる)という作戦で、随分タイムを稼げたので、そこが一番の勝負のポイントだったと思います。エンジニアさんがこの作戦を考えたんですけど、うまくはまったなと思います。

僕は今年SUPER GTに(レギュラードライバーとしては)初参戦ですから、表彰台も初めてだったんですけど、勝つことができてホッとしています。

 

アンドレ・クート

「今日は最高の1日になりました」

この場を借りてチームに「本当におめでとう」と伝えたいです。完璧な作戦だったと思います。ヨコハマが持ってきたタイヤも最高でした。今日は最高の1日になりました。私たちのクルマはロングランでのバランスも良く、非常に良いペースで走っていました。1スティントが40周だったので、ドライバーにとってもタイヤに取っても厳しかったですが、それを3人のドライバーがうまくマネジメントできたのは素晴らしかったと思います。

僕のスティントではクールスーツがうまく作動していませんでしたが、「大丈夫。すぐ終わるから」と自分に言い聞かせながら勝つことに集中して走っていたら、それほど気になりませんでした。

ここに来る前はまさか優勝するとは思っていませんでしたが、週末を通じて手応えを感じるようになり、ベストを尽くして表彰台を狙おうという気持ちになりました。勝てたのはチームのおかげでもありますから、JLOCのみんなに感謝したいと思います。(日本語で)「ありがとうございます」

 

藤波 清斗

「賭けだけど勝てる可能性があるので、この作戦を採用した」

今年は第3ドライバーとして登録していただき、参戦するのは富士の2回だけですが、テストにも参加でき、徐々にクルマにもなれてきた感触がありました。

今回は「最低でも表彰台に登ろう」という目標を(アンドレ)クート選手や高橋(翼)選手と立て、エンジニアさんやチームの方々とも相談して作戦を決めました。最初はアウト、インっていう作戦は正直「どうなのかな?」と思ったんですけど、賭けではあるけどもマッチすれば勝つことも可能なので、「勝負に出よう」ということで採用になりました。

でもペースが遅かったら意味がないので、その辺はクート選手と高橋選手にプッシュしていただいて、自分もしっかり仕事ができたかなと思います。そのあとのスティントもタイヤと相談しながらしっかり走れて良かったです。クルマもセッティングが決まっていましたし、不安なく走れたので、チームのみなさんに感謝しています。

 

 

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