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2019.08.24
【SUZUKA 10H】ドライ路面となった予選、No.00 Mercedes-AMG Team Goodsmileが6位で決勝に臨む

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8月24日(土)、「2019 第48回サマーエンデュランス『BHオークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レース』(SUZUKA 10H)」は公式予選日を迎えた。昨日のフリー走行日はあいにくの雨だった鈴鹿サーキットだが、この日は好天に恵まれてSUZUKA 10Hに挑戦するGT300チームの10台も果敢にタイムアタックを行った。

3人のドライバーがそれぞれ15分ずつ走るQ1、Q2、Q3では、No.88 JLOC(LAMBORGHINI HURACAN GT3:アンドレア・カレダレッリ/マルコ・マペッリ/デニス・リンデ)、No.21 Audi Team Hitotsuyama(Audi R8 LMS GT3:リチャード・ライアン/富田竜一郎/アレッシオ・ピカリエロ)、No.87 JLOC(LAMBORGHINI HURACAN GT3:小暮卓史/元嶋佑弥/関口雄飛)、No.00 Mercedes-AMG Team Goodsmile(Mercedes-AMG GT3:谷口信輝/片岡龍也/小林可夢偉)が20位以内に名を連ね、ポールシュートアウトに進出。
トップ20によるポールシュートアウトでは、No.00 Mercedes-AMG Team Goodsmile(小林可夢偉)が6位となった。

 

 

フリー走行3回目はようやくドライ路面での走行に

9時15分からフリー走行3が1時間行われた。前日は雨だったため、今年のSUZUKA 10Hで各車は初めてドライタイヤで走行した。途中2回の赤旗があったものの、特に大きなトラブルはなく終了。
SUPER GT勢では、2分3秒491で8番手にNo.00 Mercedes-AMG Team Goodsmileが入り、12番手にNo.88 JLOC(2分3秒806)、続く14番手に2分3秒857でNo.18 TEAM UPGARAGE(Honda NSX GT3 Evo:小林崇志/松浦孝亮/牧野任祐)が入った。

 

 

 

3人合算の予選結果ではNo.88 JLOCが6位に。SUPER GT勢の4台がポールシュートアウトに進出

予選は13時にスタート。SUZUKA 10Hの予選はQ1、Q2、Q3と各15分の予選が続くが、ノックアウト方式のSUPER GTと異なり、3人のドライバーが順にタイムアタックを行う。そして、3人のベストタイムの合算で順位が付けられる。その上位20台がグリッドを決める「ポールシュートアウト」へ進出する。

Q1ではコース各所でマシントラブルやクラッシュが発生し、残り3分21秒で赤旗が出されセッションは一時中断となってしまう。残り3分で再開し、各車が残り時間を目いっぱい使ってアタックを行った。Q1では、No.87 JLOCの小暮卓史が8番手。そしてNo.18 TEAM UPGARAGEの小林崇志が11位、No.21 Audi Team Hitotsuyamaのアレッシオ・ピカリエロが13番手に。No.11 PLANEX SMACAM RACINGのミカ・ハッキネンが19位、20位にNo.00 Mercedes-AMG Team Goodsmileの谷口信輝となった。

Q2でもコースアウトする車両がいたが、走行中断となることはなく終了。No.21 富田竜一郎が2分2秒678のタイムを出して合算の14番手に。そしてNo.88 マルコ・マペッリが2分1秒957で同16番手、No.87 JLOCの元嶋佑弥が2分2秒997で同17番手。またNo.00 片岡龍也が2分2秒715で19番手、No.18 松浦孝亮選手が2分3秒594で20番手となった。

Q3も大きな混乱はなく終了。各車両の合算タイムがラップモニターに表示され、各チームともに一喜一憂しながらのセッションとなった。SUPER GTチームでポールシュートアウトに進出するのは、デニス・リンデが2分2秒004を出し合算タイム6分7秒548となったNo.88 JLOCが総合6番手。続いてリチャード・ライアンがアタックしたNo.21 Audi Team Hitotsuyamaが16番手、関口雄飛が走ったNo.87 JLOCが17番手。小林可夢偉のNo.00 Mercedes-AMG Team Goodsmileが18番手に入り、この4台が進出することとなった。

 

 

 

 

ポールシュートアウトは小林のアタックでNo.00 Mercedes-AMG Team Goodsmileが6位に

ポールシュートアウトは17時30分にスタート。上空には雲がかかり、多少過ごしやすい気候となった中、20分間の走行が行われた。キャリア十分のドライバーが揃っただけに、大きく荒れることなく、序盤から各車がペースアップ。3周目にはすでに2分0秒台でトップが争われる。

SUPER GT勢トップとなったは、小林可夢偉選手がアタックを担当したNo.00 Mercedes-AMG Team Goodsmile。2分1秒024のタイムで6位となり、日本人としても最高位だった。
SUPER GT賞の懸かるチームではないが、GT500ドライバーの松田次生が駆るNo.35 KCMG(NISSAN GT-R NISMO GT3)が13番手。小暮卓史がアタックしたNo.87 JLOCが18番手となった。

最も速いタイムをたたき出したのは、過去にSUPER GTで鈴鹿1000kmにスポット参戦したこともあるアウグスト・ファーファス(No.42 BMW Team Schnitzer)で2分0秒455を記録してポールポジションを獲得した。

 

 

 

 

宿題に頭を抱えるTeam Goodsmileの3選手!? 裏話続出のトークショー

SUZUKA 10Hでは各種のイベントも盛り上がっていた。グランドスタンド裏のBubbly Groooovyステージでは、朝からトークショーやサイン会が行われた。「Modulo Drago CORSEトークステージ」に登壇したのは道上 龍、大津弘樹、中嶋大祐の3選手。チームに合流した中嶋は「このチームはご飯がおいしい。ついつい食べ過ぎちゃう」という話を明かす。SUPER GTの中でも軽量なドライバーだけに、道上が「金曜の体重測定の前に食べさせておけばよかった」と返せば、ファンも交えて大笑いとなった。

 

 

「Mercedes-AMG Team Goodsmileトークステージ」では、その前のフリー走行セッションでSUPER GT勢トップのタイムを出した00号車の3選手、谷口信輝、片岡龍也、小林可夢偉が登場。こちらはメルセデスAMGからの宿題(レポートの提出)に頭を抱えているということから話は始まり、さらには、昨年は5位フィニッシュで600万円だったという賞金話、そして誰がどれだけ走るのか? 夜は誰が担当するのか? と、ピットではそんな話題が尽きないというトークに、大勢集まったファンも笑顔ながらも興味深く聞き入っていた。

 

 

サイン会の抽選に、ミカ・ハッキネン選手とジャンケンも?

Bubbly Groooovyステージでは予選Q1〜Q3開催直後にもドライバーを招いてのイベントを開催。ミカ・ハッキネン、脇阪寿一、道上 龍、谷口信輝、松田次生の5選手によるドライバーサイン会では、サインをもらえる人を選ぶ“じゃんけん大会”が行われた。 そしてじゃんけんを担当したのは道上、そして脇阪で、それぞれ一回ずつ行う。だが、2回では、予定数まで対象者を絞ることができず、ハッキネンも動員!? これにより予定人数となり、サイン会は無事に開催された。

 

■ポールシュートアウトの後は、ナイトオープンピット

予選最後の「ポールシュートアウト」が終わると、夜の闇に包まれ始めた鈴鹿サーキット。しかし、各ピットでは決勝レースに向けて最後の準備が行われている。 18時40分から50分間、そんな作業中のピットを見学できるナイトオープンピットが行われた。また、ホームストレートに停車されたポールシュートアウト出場マシンを見学できるパルクフェルメウォークも開催。明日の決勝を前に、多くのレースファンがこれに参加した。

 

   

 

   

 

   

 

   

 

 

公式予選リザルト(PDF)

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