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2019.08.25
【SUZUKA 10H】Mercedes-AMG Team Goodsmileが総合10位でSGT賞1位に!松田次生が激走のGT-Rは総合6位でアジア賞1位を獲得

【SUZUKA 10H】Mercedes-AMG Team Goodsmileが総合10位でSGT賞1位に!松田次生が激走のGT-Rは総合6位でアジア賞1位を獲得の画像

8月25日、「2019 第48回サマーエンデュランス『BHオークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レース』(SUZUKA 10H)」は決勝日を迎えた。初日金曜の練習日こそ雨の一日となったが、予選日からは好天に恵まれ、決勝日も朝から太陽が照り付ける暑い一日となった。
10時間に渡る激戦のレースの結果、SUPER GT賞が懸かるGT300クラス参戦チームでは、No.00 Mercedes-AMG Team Goodsmile (Mercedes-AMG GT3:谷口信輝/片岡龍也/小林可夢偉)が総合10位で1位を獲得。またGT500ドライバーの松田次生が駆るNo.35 KCMG(千代勝正/ジョシュア・バートン/松田)が総合6位でアジア賞の1位となった。

 

 

 

 

決勝レース前に賑やかなピットウォークやVIPが揃うセレモニーも実施

決勝レースを前に、7時15分からピットウォークが行われた。朝早い時間にもかかわらず数多くのファンが訪れ、参戦のドライバーたちはサインや写真撮影と笑顔で応えていた。

スタート1時間前の9時には36台の参戦車両がピットを離れ、スターティンググリッドに整列。レース前のセレモニーには各国の国旗を持ったフラッグキッズや、大会冠スポンサーのBHJの武井真司CEO、GTアソシエションの坂東正明代表、SROのステファン・ラテルCEOらが参加した。

 

 

 

 

レース序盤はNo.00 Mercedes-AMG Team Goodsmileが一時3位を走行

10時を迎えると元GT500王者で普段はNo.60 LM corsaの飯田章監督がドライブするパガーニ・ゾンダのオフィシャルカーに続いて、参戦マシン全車がグリッドを離れていく。そして10時3分48秒にグリーンランプが点灯すると36台がフルスロットルで駆け出し、2019年のSUZUKA 10Hは10時間の戦いが始まった。

レースは序盤から接触など小さなトラブルが各所で発生、フルコースイエローになる場面もあったが、大きな混乱はなくレースは粛々と進んでいく。SUPER GT勢では6番グリッドからスタートしたNo.00 Mercedes-AMG Team Goodsmile(Mercedes-AMG GT3:谷口信輝/片岡龍也/小林可夢偉)が、レース序盤から上位をうかがう走りを見せ、一時は3番手にまで順位を上げる快走を見せる。今回注目の一台となったNo.11 PLANEX SMACAM RACING(McLaren 720S GT3:ミカ・ハッキネン/久保田克昭/石浦宏明)も快調に走行。また、ホンダのNSX GT3勢も20位以内をキープして走行を重ねた。一方2台が参戦するJLOCはNo.88 JLOC(LAMBORGHINI HURACAN GT3:アンドレア・カレダレッリ/マルコ・マペッリ/デニス・リンデ)が、40周目のスプーンカーブで他車と接触。その後も走行を続けていたが接触の原因を作ったことで30秒のペナルティストップが出された49周目にピットにマシンを戻し、ここでレースを終えた。

 

 

 

 

SUPER GT賞の表彰台にはMercedes-AMG Team GoodsmileとTEAM UPGARAGE、JLOC87号車が上がる

3時間を過ぎるまで表彰台を目指して順調に3〜5番手を走行していたNo.00 Mercedes-AMG Team Goodsmileだが、日立オートモティブシステムズシケインでやや強引に追い越しを仕掛けてきたNo.999 Mercedes-AMG GT3と接触し、両車がコースから逸脱してしまう。スピンはせずにコースに復帰した00号車だがダメージを負ったのか、それとも気温の上昇にマシンのセットが合わなくなったか、ここから本来のスピードを出せなくなった。それでも以後は9〜11番手で走行を続ける。

レースは、後半になっても大きなトラブルもなく進行。終始上位で活躍していたNo.35 KCMG(NISSAN GT-R NISMO GT3:千代勝正/ジョシュア・バートン/松田次生)は、最後の夜間スティントをGT500ドライバーの松田が担当。1台をパッシングし、迫る後続マシンを巧みに抑え込んでゴール。総合6位となり、ドライバーの2人以上がアジア人のチームのトップ3に与えられるアジア賞の1位を獲得した。

No.00 Mercedes-AMG Team Goodsmileは3選手の奮闘により、それ以上遅れることなく総合10位でフィニッシュ。今年新設されたGT300クラス参戦チームで争うSUPER GT賞の1位を獲得。同2位にはNo.18 TEAM UPGARAGE(Honda NSX GT3 Evo:小林崇志/松浦孝亮/牧野任祐)、同3位はNo.87 JLOC(LAMBORGHINI HURACAN GT3:小暮卓史/元嶋佑弥/関口雄飛)となった。

総合優勝はNo.25 Audi Sport Team WRT(Audi R8 LMS GT3 Evo:ケルビン・ファン・デル・リンデ/ドリス・バンスール/フレデリック・ヴェルヴィッシュ)。レース序盤にトップに立つと、後続を寄せ付けずに独走状態で完勝した。

 

 

 

 

 

 

SUPER GT AWARD WINNER

SUPER GT賞1位ドライバーコメント

 

No.00 Mercedes-AMG Team Goodsmile

 

谷口信輝選手
「ちょっと我々速さが足りなかったですね」
ライバル勢が強かったですね。どちらかというと、僕らも淡々と何もトラブルもアクシデントもなく走りましたが、1回目のセーフティカーのタイミングをうまく利用できませんでした。(35号車の)KCMGはそこをうまく使ってポジションを上げてきたけどね。でもね、ちょっと我々速さが足りなかったですね。10位ですが10位相当のポテンシャルだったと思います。正直、僕らの中では不完全燃焼という感じです。
今回は(小林)可夢偉が『クールスーツなしで行きましょうよ、10kg減は効きますよ』と言ったのでそうしたんですが、キツかったですね。僕は“オッサン”だからねぇ(苦笑)。

 

片岡龍也選手
「やりきれなかったというのが本音です」
ライバルチームのドライバーの層が厚くなっていて、昨年はトップグループにトラブルが発生して僕らの順位が上がっていったというところがありましたが、今年はそんなことがなくて…(笑)。
今回は、予選6位、第1スティント終わりで5位とけっこう戦えるんじゃないかと思ったんですが、気温が上がってからは、ペースを上げられなくなってしまって、水温も高かったり、正直フィーリングに反してタイムが出なかったり、やりきれなかったというのが本音です。

 

小林可夢偉選手
「チャンスがあればまた挑戦したい」
レースは全然よくなかったですね。最初の片岡選手が終わって、谷口選手のスティントになってからクルマが全然ダメだってことが分かって。自分が乗ってもだめで、片岡選手に戻ってもやっぱりダメ。何が原因かわかっていないんですが、全体的にペースが上がらなくて、前のポジションには残れなかったですね。
チャンスがあればまた(SUZUKA 10Hに)挑戦したいです。でも、もっとしっかり事前にテストをしてこないといけませんね。

 

 

 

 

 

 

 

決勝レースリザルト(PDF)

 


 

 

   

 

   

 

   

 

   

 

   

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