決勝2位 No.720 McLaren 720S
荒 聖治
「マクラーレンの得意なウエットでアレックスががんばってくれた」
ピットストップと、そのタイミング、そしてピット作業が完璧でした。チームがいい判断をしてくれて、そこでレインタイヤを付けて、アレックス(パロウ)が後半ウエットの中でがんばってくれたので、それがすべてです。僕はなにもしていない、本当になにもしていないです。
ここにきてセッティングを見直したり、エンジンが良くなったりして速さがついてくるようになって、前よりもパフォーマンスが上がって以前よりも戦えることが予選から見えていたんです。あとはこのマクラーレンはウエットコンディションが良いのでそこでしっかりアレックスがパフォーマンスを出してくれたことに感謝です。残りの2戦も全部、いいレースをしたいと思っています。
アレックス・パロウ
「チームのみんながそれぞれパーフェクトな仕事をしてくれた」
今日は本当にすごいレース展開になりましたね。でもそうなるだろうという読みもありました。結果が出たのは僕らの戦略がうまく行ったからですが、それを形にできたのはチームのみんながそれぞれパーフェクトな仕事をしてくれたからです。
ピットインは、2回目のセーフティカー(SC)の直前。(SCが)入るかも、と読んでピットに戻りました。そのときにウエットタイヤを着けたんです。ある意味ギャンブルみたいな部分もありましたが、ドライ、ウエットどちらにしても“50:50(フィフティ・フィフティ)”の確率だったかもしれません。でも、僕としては、チームが選んだ完璧な戦略だったと思っています。僕らよりも優れた戦略を味方にしたのは1台(優勝した60号車)だけですから。そう考えたら、今日の僕らの結果はとても満足できるものだし、ラッキーだったとも思います。チームに待望の表彰台という素晴らしい結果をもたらすことができて本当にうれしいです。
決勝3位 No.88 マネパ ランボルギーニ GT3
小暮 卓史
「与えられた条件でベストを尽くす走りはできた」
途中、優勝が見えていたんですが、逃げてしまいましたね。あぁ、もう悔しい! ただ、レースとしてはチームの判断が良かったと思います。いいタイミングでレインタイヤを装着できたことで、ポジションを上げることができたので。チームの判断によってここにこれました。ただ、まさか後方からスリックタイヤを着けて追い上げてくるとは…。でも、今日の僕らは与えられた条件でベストを尽くす走りはできたのかな。
(トップ争いの中で55号車と接触したが)あれはしょうがないですね。僕が55号車を抜きにかかったところで、“SCボード”が急に出たんです。55号車はそのとき前にGT500の車両がいたのでブレーキを踏んだんですが、あの状態でブレーキを踏まれたらこちらとしては、55号車には申し訳ないけど当たってしまいました。
今回は、表彰台に上がれるだろうという思いもあって挑んだレースでした。それが叶ったし、残り2つに向けていい流れはできたと思います。
元嶋 佑弥
「表彰台はチームの戦略と小暮さんの強さのおかげ」
チームの戦略と小暮(卓史)さんの強さのおかげで表彰台に乗れたので、チャンピオンシップを考えても、本当にいいレースだったと思います。実はこのレースウイークはスピードがなくて苦しんでいたので、今回のこの3位はデカイと思っています。
(スタートで)レースを考えたタイヤ選択をしたので追い上げられるかなと思っていたんですけど、思ったよりもなかなか前にいけなくて、そのうちに雨が降り始めて、それからは結構ペース良く追い上げることができました。雨が急にザッと降り始めた時にチームの判断で「この周に入れ!」と、そのタイミングが完璧でした。だから個人的には大きな仕事をした感じはまったくないです(苦笑)。自分のやるべきことを淡々とやっていた感じですね。
僕たちのクルマはもてぎを得意としているので、最終戦のもてぎまで自力でチャンピオン争いに残れるように、それを一番に考えて、次のSUGOでも前でゴールできるようにがんばりたいと思います。
4/13-14 | Round1 OKAYAMA | |
5/03-04 | Round2 FUJI | |
6/01-02 | Round3 SUZUKA | |
8/03-04 | Round4 FUJI | |
8/31-9/01 | Round5 SUZUKA | |
9/21-22 | Round6 SUGO | |
10/19-20 | Round7 AUTOPOLIS | |
11/02-03 | Round8 MOTEGI |