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2019 AUTOBACS SUPER GT第6戦『AUTOPOLIS GT 300km RACE』の決勝レースが9月8日、大分県のオートポリス（1周4,674m×65周）で行われた。途中雨が降って何度もトップが入れ替わるレースとなり、GT500クラスはNo.39 DENSO KOBELCO SARD LC500（ヘイキ・コバライネン／中山雄一）が、GT300クラスは終盤の逆転劇でNo.60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3（吉本大樹／宮田莉朋）がそれぞれ優勝を飾った。
□決勝レース 天候：曇／雨 ｜ コース：ドライ／ウエット ｜ 気温／路面温度 開始:27度／33度＞中盤:28度／34度＞終盤:25度／28度
この日は雨の予報が出ていたものの、スタートの午後2時30分時点では雨は降らず日射しもあり、路面はドライだ。大分県警察の白バイ5台、パトロールカー2台の先導で1周の交通安全啓発活動としてのパレードラップを行い、そしてフォーメーションラップを経てレースはスタートした。
ポールポジションスタートのNo.25 HOPPY 86 MC（佐藤公哉）がリードを広げ、No.52 埼玉トヨペットGB マークX MC（脇阪薫一）が続く。3番手のNo.7 D'station Vantage GT3（ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ）は、スタート直後の位置取りでポジションを落としてしまい、No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT（山内英輝）が3番手へ。4番手にNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMG（片岡龍也）が、No.7 D'station Vantage GT3が5番手で続く展開となった。
GT500車両のアクシデントで3周目に早くもセーフティカー（SC）が導入されるが、SCラン中に61号車がスローダウンして上位から脱落。リスタート後はトップの25号車に続いて52号車、4号車、7号車、さらにNo.33 エヴァRT初号機 X Works GT-R（ショウン・トン）らも1列になってバトルが展開された。12周目に52号車がトップに立つが、4号車と7号車の2台が17周目に52号車をオーバーテイク。これでトップは4号車に。そして7号車、さらに後方から順位を上げてきたNo.55 ARTA NSX GT3（高木真一）が続くことになった。
18周目頃に1コーナー周辺だけ雨が降りだす。コースは部分的にドライとレインが入り交じる状況に。その後1コーナーの雨が一旦止むが、28周目を過ぎる頃、今度はコース全域に雨が降りはじめた。33周目、前戦ウイナーのNo.87 T-DASH ランボルギーニGT3（アンドレ・クート）がコース脇にストップすると、2度目のSCを予想してか、GT500クラス、GT300クラス共に多数のチームがピットインを行う。3番手を走っていた55号車もピットに入るが、出る際にピットレーンで他車と接触してしまう。その直後、第1ヘアピンでNo.22 アールキューズ AMG GT3（和田久）がクラッシュ。これで2度目のセーフティカーとなる。この間に路面はほとんどの区間でウエットとなり、ピットインを終えていないチーム、スリックに交換したチーム、さらにウエットに交換したチームと分かれることになった。その後リスタートを迎えるも、今度はNo.9 PACIFIC MIRAI AKARI NAC PORSCHE（横溝直輝）がコースオフ。これで3度目のSCランとなった。
この間もセクター2〜3で雨が強く降るなど、コースはウエットへと変化していったが、2度のセーフティカーのなかで順位を上げたのは、2度目のSCラン前にウエットタイヤを装着したマシンたちだった。No.55 ARTA NSX GT3（福住仁嶺）がトップに立ち、No.88 マネパ ランボルギーニ GT3（小暮卓史）、No.720 McLaren 720S（アレックス・パロウ）、No.96 K-tunes RC F GT3（新田守男）と続いた。逆に、路面が乾くことを予想しスリックを履いたチームはペースを落とすことになった。なお55号車はピットアウト時の接触によりペナルティで順位を下げることになった。
終盤に入ると、トップの88号車を720号車が迫うマッチレースの様相に。残りわずかとなった58周目、720号車のパロウが第2ヘアピンで88号車の小暮をオーバーテイクしてトップに立つ。
しかしレースはまだ終わらない。上位陣の後方から猛然と追い上げてきたNo.60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3の吉本大樹が残り4周で一気に720号車をかわしたのだ。スリックタイヤでウエット路面を耐え続けた吉本は、路面が乾きはじめた終盤に一気にペースを上げていたのだ。
このレースでSUPER GT参戦100戦目を迎えた吉本は、そのまま走りきってNo.60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3（吉本大樹／宮田莉朋）が優勝。LM corsaに2014年以来、チームが開発も手掛けてきたLEXUS RC F GT3での（単独チームとして）初勝利とあって、吉本の目には涙も浮かんだ。宮田にとってもSUPER GT初優勝だった。2位はNo.720 McLaren 720S（荒聖治／アレックス・パロウ）で、現在のGT300チームとしては、初の表彰台を獲得。3位はNo.88 マネパ ランボルギーニ GT3（小暮卓史／元嶋佑弥）となった。
| 4/13-14 | Round1 OKAYAMA | |
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5/03-04 | Round2 FUJI |
| 6/01-02 | Round3 SUZUKA | |
| 8/03-04 | Round4 FUJI | |
| 8/31-9/01 | Round5 SUZUKA | |
| 9/21-22 | Round6 SUGO | |
| 10/19-20 | Round7 AUTOPOLIS | |
| 11/02-03 | Round8 MOTEGI |