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2019.09.13
【第7戦プレビュー】激戦必至!クライマックスのタイトル争い!!

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第7戦 スポーツランドSUGO : プレビュー

第6戦オートポリスの余韻も残る中、9月21日(土/予選)、22日(日/決勝)に早くもスポーツランドSUGOでAUTOBACS SUPER GT第7戦「SUGO GT 300km RACE」が開催される。激戦必至のSUGO戦だが、今年は第7戦となってウェイトハンディの係数が前戦より半分のため例年以上の激戦が起こりそう。
また、タイトル争いも熾烈となり、場合によってはチャンピオン決定もありうる状況。より一層の緊張感とドラマティックなレースは、間違いなく見逃せないものとなるはずだ。

(上写真は昨年の第6戦SUGO)

 

 

■WAKO'S 4CR LC500がランキングをリード。3台のLC500が迫る

 今シーズンもこの第7戦SUGOを含め残り2戦。チャンピオンシップもいよいよ佳境だ。ランキングをリードするのは、第4戦タイと第5戦富士を連勝したNo.6 WAKO'S 4CR LC500(大嶋和也/山下健太)。それをNo.37 KeePer TOM'S LC500(平川亮/ニック・キャシディ)と前戦オートポリスで優勝したNo.39 DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)が2、3番手で追う形だ。37号車は2017年、39号車は2016年の王者だけにラスト2戦の戦略も描いているはず。ただ6号車とのポイント差が大きいだけに、このSUGOでライバルの前でゴールして差を縮めたい。逆に6号車はノーポイントだけは絶対に避け、少しでも優位を保って最終戦を迎えたい。そういう意味でも、第7戦では手堅いレースに終始しそうだ。だが、もしランキング上位陣がノーポイントで、6号車が表彰台ならSUGOでタイトル決定だ。ここ3戦の安定感なら十分に可能性はありそうだ。

 対してランキング4位のNo.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)は、ポイント差を付けられているため、タイトル争いに踏みとどまるには最低でも表彰台、そして6号車が7位以下となることが条件だ。それだけにポールポジションを獲って、そのまま逃げ切る勢いが必要だろう。

 

 

■必勝しかないMOTUL AUTECH GT-RとNSX-GTの2台

 38号車と同ポイントのランキング5番手にはNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)がつける。彼らも38号車と同様だが、未勝利だけに勝ちが欲しい。その後ろのNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)とNo.1 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)は、まず勝つこと。その上で、ランキング上位の結果次第で最終戦にタイトル獲得の可能性が残ることになる。

 

 

 そしてNo.36 au TOM'S LC500(中嶋一貴/関口雄飛)とNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)はSUGOだけでなく、ラスト2戦を連勝して奇跡を待つしかない状況だ。そして、ウェイトハンディの少ないNo.19 WedsSport ADVAN LC500(国本雄資/坪井翔)やNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(高星明誠/ヤン・マーデンボロー)あたりはタイトルなどお構いなしに、優勝を狙ってきそう。
 例年、激しいレースになり、今年はウェイトハンディが軽減されるSUGOだけに、今大会はタイトルのサバイバルに向け一層の激戦となりそうだ。

 

 

 

■大混戦のGT300チャンピオンシップ!SUGO戦が勝負どころ

 GT300クラスのチャンピオンシップは、GT500クラス以上に混戦模様だ。残り2戦でタイトルの可能性がある程度残るランキングトップから25ポイント差には、なんと15台がひしめく。したがってトップのNo.55 ARTA NSX GT3(高木真一/福住仁嶺)にしてもまったく余裕はない。しかも55号車は未勝利ゆえに、できればこのSUGOで勝ちたいところだ。そこはランキング2番手のNo.88 マネパ ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)も同じだ。それに続くNo.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南)は2勝しているだけにランキング上位の前で走り、ランキングトップに立って最終戦に臨みたい。
 No.56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(平峰一貴/サッシャ・フェネストラズ)もここで初勝利を挙げて、最終戦に弾みをつけたい。そしてランキング5番手No.87 T-DASH ランボルギーニ GT3(高橋翼/アンドレ・クート)以下は、勝利か悪くても表彰台を狙いたい。

 

   

 

 ここSUGOはコース的にJAF-GT300車両(マザーシャシー含む)がやや有利。No.52 埼玉トヨペットGB マークX MC(脇阪薫一/吉田広樹)やNo.25 HOPPY 86 MC(松井孝允/佐藤公哉)、そして昨年のSUGOでポール・トゥ・ウインのNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)は、ここのみならず最終戦も含めて連勝の気持ちで臨むだろう。そしてFIA GT3車両も、SUGOではここ8年で3勝しており一方的ではない。No.11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)やNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)、No.10 GAINER TANAX triple a GT-R(星野一樹/石川京侍)も勝利して最終戦に挑みたい。
 なお、第7戦SUGOでは開幕戦岡山と同様に、コース上の混雑を避けるためGT300クラスの予選Q1はA/B組の2組に分けて行われる。A組には現時点のランキング1位(55号車)以下の奇数順位14台が、B組には2位(88号車)以下の偶数順位14台が参加。各組のベストタイム上位8台ずつ、計16台がQ2に進出することになる。
 > 第7戦SUGOでのGT300クラス公式予選Q1は、規定により2組に分けて実施

 

   

 

 

 この第7戦SUGOは、GT500でもGT300でも誰もが勝ちたい一戦だけに例年以上に激しいレースになり、今年の山場となるだろう。ぜひスポーツランドSUGOに来場して、激戦をその目でみてほしい。残念ながら行けない方はJ SPORTSのライブ中継や後日のGTプラスで、しっかり楽しんでいただきたい。

 

 

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