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毎度！ ピエール北川です。
9月は忙しい連戦ですが、今週末はその2つ目となるスポーツランドSUGOを舞台に開催される第7戦です。最終戦もてぎを前にしたレースになります。SUPER GTみちのく決戦は毎年波乱のレースが多いので、思わぬチームが優勝を飾ったり、本命チームが厳しい戦いを強いられたり、今年も予想がつかない展開があるのでしょうか？
前戦オートポリスはカオス状態。タイヤ選択で明暗が!?
オートポリスで行われた第6戦は雨／晴れ混じりで刻々と変わる状況に、チームも本当に難しい状況だったでしょう。実況する私も各チームの状況を把握するのが本当に難しいレースでしたね。
GT500クラス優勝のNo.39 DENSO KOBELCO SARD LC500はスピードの点では、正直No.17 KEIHIN NSX-GTに及びませんでしたが、巧みな戦略で見事勝利！ 優勝経験もあるコバライネン選手はさすがのレース運びでしたが、後半を担当した中山雄一選手はGT500ルーキー。終盤濡れている場所と乾いた場所が混在する難しい路面を走行しながら、17号車が猛烈に迫ってくる中でミスなくしっかりトップでゴールした走りは見事でした。この結果LEXUS LC500がシーズン5連勝。レースではLC500が圧倒的に強い状況になっていますね。
GT300クラスは難しい路面変化を味方につけたNo.60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3が、ミラクルなレースを演じてくれました。チームの判断でルーティンのピット作業でスリックタイヤを選択。飯田章監督は、ウエットの路面はチェッカー前に「ドライアップする（乾く）」と読みました。その読みはズバリ的中！ レース終盤乾いてきた路面でウエット用タイヤのオーバーヒートに苦しむライバルたちをしり目に、スリックタイヤを履いた後半担当の吉本大樹選手が桁違いに速いペースで怒涛の追い上げ。グングン順位を上げ、最後の最後でついにトップ浮上！ チームは待ち焦がれた5年ぶりの勝利を飾りました。宮田莉朋選手もSUPER GT初優勝。100戦目のメモリアルレースでもあった吉本選手が見せたその怒涛の追い上げに、LM corsaのピット内は狂喜乱舞だったそうです。レースはチェッカーが振られるまで、本当にわかりませんね。
SUGOにマモノはいるのか？ 今年も一筋縄ではいかない!?
オートポリスは大荒れなレースでしたが、第7戦SUGOはどうでしょう？ 今年はオートポリスとSUGOの開催順が入れ替わりました。ということは今年のSUGOはウェイトハンディが半減されて、昨年以上のスピードをコースで見られそうですね。これは予選から目が離せません！
GT500クラスはチャンピオンへ向けて熾烈なポイント争いが極まりそうです。ライバルの成績いかんによってはNo.6 WAKO'S 4CR LC500がチャンピオンを獲得する可能性もあり。ライバルは何としても、それを阻止したいでしょう。まず予選ではHonda NSX-GT勢がいつものように上位を賑わせそうですね。今回優勝候補の筆頭はNo.8 ARTA NSX-GT。昨年あと一歩のところでチャンピオンを逃しましたが、このSUGOを優勝できれば開幕戦以来2勝目。6号車と優勝回数が並びます。ただスピード的にはNo.17 KEIHIN NSX-GTが速そう。ですから、予選からNSX-GT同士のポールポジション争いや決勝でのバトルになる予感。LC500勢ではNo36 au TOM'S LC500とNo.38 ZENT CERUMO LC500が優勝争いをしたいところ。NISSAN GT-R NISMO GT500勢は予選からスピードを見せられるか？ ライバルのパッケージに対し、ちょっと不安材料が多いのも気になります。それでもNo.23 MOTUL AUTECH GT-RはGT-Rの旗頭としてがんばってほしいと思います。
GT300はマザーシャシー祭りになるか？
SUGOではJAF-GT300勢、特にマザーシャシーが予選で活躍するでしょう。決勝は路面や気象条件によりFIA-GT3のマシンも上位に進出しそうですが、ドライで涼しいコンディションであれば、JAF-GT300勢がそのまま決勝でも強さを発揮しそうです。今回優勝候補に挙げるのは、No.61 SUBARU BRZ R&D SPORTにします。昨年見せたあの予選から決勝のレースは圧倒的でした。今年もやってくれそうな予感。対抗はNo.25 HOPPY 86 MCを挙げます。天候が心配されますが、もしウエット絡みのレースになったら、No.55 ARTA NSX GT3の存在がクローズアップされそうですね。
今年のSUGOは歴史に残るレースになる!?
9月11日には2020年のGT500新型車両が鈴鹿サーキットでお披露目されました。GT500クラスは現行車両による最後のSUGO戦です。各メーカーとも予選ではコースレコードを狙うでしょうし、勝利は絶対にほしい。その状況だけでも間違いなくおもしろいレースになるはずです。加えてまったく予想できない実力拮抗のGT300クラスの争いもチャンピオンへの生き残りをかけてコース上では激しい戦いが…。あぁ、想像しただけでゾクゾクしたレースになりそうです。皆さん見逃してはダメですよ!! 実況も気合入れてがんばりますよ！ 皆さんスポーツランドSUGOをお見逃しなく！
| 4/13-14 | Round1 OKAYAMA | |
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5/03-04 | Round2 FUJI |
| 6/01-02 | Round3 SUZUKA | |
| 8/03-04 | Round4 FUJI | |
| 8/31-9/01 | Round5 SUZUKA | |
| 9/21-22 | Round6 SUGO | |
| 10/19-20 | Round7 AUTOPOLIS | |
| 11/02-03 | Round8 MOTEGI |