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2019.10.05
【DTMホッケンハイム】SUPER GT×DTMが遂に開幕!

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DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)第9戦ホッケンハイムの公式セッションが10月4日(金)から始まり、日本から参戦しているSUPER GT GT500クラスのNo.1 Honda NSX-GT(TEAM KUNIMITSU/ジェンソン・バトン)、No.35 NISSAN GT-R NISMO GT500(NISMO/松田次生&ロニー・クインタレッリ)、そしてNo.37 LEXUS LC500(LEXUS TEAM KeePer TOM’S/平川亮&ニック・キャシディ)の3台がDTMデビューを果たした。

 

■初めての公式セッションはウェットコンディションに悩まされる

 10月4日現地時間13:00から始まったFP1(練習走行1)は冷たい雨で路面温度10℃というウエットセッションとなった。GTT500クラスの3台はDTMで使用されるワンメイクタイヤのハンコックタイヤのウエットタイヤを初めて装着して走ることとなり、難しいセッションとなってしまった。
 45分間のセッション序盤、No.37 LEXUS LC500(ニック・キャシディ)が終盤セクションのコーナーでコントロールを失いグラベルに飛び出してしまいクラッシュ。フロント部を破損してしまい、修復のためこのセッションは以降走行できずに終えてしまう。その後、DTMのマシンもコースアウトを喫するコンディションのなか、No.35 NISSAN GT-R NISMO GT500(松田次生)も37号車と同じコーナーで飛び出してしまい、グラベルにストップ。こちらはマシンに大きな破損はなく、ピットに戻った後、コースに復帰している。
 こうした中、確実に周回を重ねたNo.1 Honda NSX-GTのジェンソン・バトンが1分50秒489で日本勢トップの16番手で45分間のセッションを終えた。35号車が19番手、37号車は20番手となった。このセッションのトップはNo.16BMW Team RMRのティモ・グロック。

 

 

 

■ドライコンディションの中でセッティングを進める

 16:30からのFP2(練習走行2回目)は路面温度が15℃まで上がるなか、ウエットパッチが残る半乾きの状態で始まった。すぐに走行ラインは乾き、全車ドライのスリックタイヤで走行。No.37 LEXUS LC500はFP1で破損したボンネットを交換しカーボン地の状態での走行となった。このセッションは平川亮がステアリングを握る。No.35 NISSAN GT-R NISMO GT500もロニー・クインタレッリに交替、そしてNo.1 Honda NSX-GTは引き続きジェンソン・バトンがドライブ。
 路面にラバーが載りコースコンディションが改善するにつれてタイムアップをしていくなか、No.3 アストンマーティンR-Motorsport 1のポール・ディレスタのマシンにトラブルが出たようで、最終コーナーで飛び出してクラッシュ。イエローフラッグが出されてスロー走行区間となり、アタック中の日本勢がタイムを更新できないなど、全車が一端ピットイン。その後、コースはクリアとなってマシンはピットアウトしていくが、30分間の短いセッションのなかでセーフティカー導入の練習などもあり、各車アタックするタイミングが難しく、ここでもアタックしきれないマシンがみられた。
 結局、日本勢のトップは午前と同じく1号車のジェンソン・バトンが1分31秒986で15番手。午前のクラッシュでパーツ不足が心配される37号車の平川亮が17番手、35号車のロニー・クインタレッリが21番手となった。午後のセッションのトップはNo.11 BMW Team RMGのマルコ・ウイットマン。FP1、FP2ともにBMW勢が好調さを見せた1日となった。

 

 

 

FP2のセッション中に行われたSC導入の練習

 

DTMに挑むGT500ドライバー

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