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2019.10.18
第8戦 もてぎ:参加条件(各車種のBoP)について

第8戦 もてぎ:参加条件(各車種のBoP)についての画像

第8戦 ツインリンクもてぎに適用される参加条件(各車種のBoP[性能調整]など)がGTアソシエイションより発表されているので、ご紹介しておこう。参加条件は各大会の前にブルテンとして告知され、各チームは車両をそれに合わせて準備しなくてはならない。
なお、下記はブルテンの内容を分かりやすく抜粋したもので、ブルテンそのままではないことをお断りしておく。正確な解釈が必要な場合は、必ずブルテンおよび各規則書を確認してください。

青字下線:変更箇所

 

 

GT500クラス

統一車両規則(JAF-GT500)に沿ったフロントエンジン/リアドライブの車両(最低車重:1020kg)に対して、ミッドシップエンジン/リアドライブを採用するHONDA NSXの最低車重は下記の通りとなる。

 

対象車種: HONDA NSX-GT
参加条件: 競技車両最低重量: 1049kg

但し、GTAが指定するバラストウエイトを指定位置に搭載しなければならない。

 

 

GT300クラス

GT300クラスのFIA GT3車両のBoP(性能調整)は、GTAとSRO(ブランパンGTシリーズ等の主催者)との提携で定められている。それに基づきJAF-GT車両の条件が決められる。多様な車種が参加するGT300クラスはBoPにも注目してみてほしい。

 

JAF-GT300

車両 最低車重 エアリストリクター BoP 重量 備考
TOYOTA PRIUS #30 1250kg 30.27mm x2 +0kg HYBRID重量:無し(非搭載)
TOYOTA PRIUS #31 1250kg 30.56mm x2 +0kg HYBRID重量:+51.0kg
SUBARU BRZ 1150kg None +0kg *過給圧は下表参照

*最低地上高はスキッドブロック厚 10mm(±2mm)、基準面とスキッドブロックの間にスペーサー15mm を装着とする。

*燃料補給装置流量リストクター (内径 27.5mm)が適用される。

 

JAF-GT300 マザーシャシー

車両 最低車重 エアリストリクター BoP 重量 備考
TOYOTA 86 MC
LOTUS Evora MC
TOYOTA MARK X MC
1100kg 40.00mm x1 28.29mm x2 +50kg               

*最低地上高はスキッドブロック厚 10mm(±2mm)、基準面とスキッドブロックの間にスペーサー15mm を装着とする。

*燃料補給装置流量リストクター (内径 27.5mm)が適用される。

 

FIA-GT3

車両 最低車重 BoP 重量 エアリストリクター 備考
HONDA NSX GT3 EVO 1260kg +50kg None *過給圧は下表参照
Aston Martin AMR Vantage GT3 1285kg +15kg None *過給圧は下表参照
AUDI R8 LMS EVO 1235kg +55kg 40mm x2  
Lamborghini HURACAN GT3 2019 1230kg +80kg 39mm x2  
Lamborghini HURACAN GT3 1230kg +70kg 39mm x2  
LEXUS RC F GT3 1300kg +15kg 38mm x2  
McLaren 720S GT3 1205kg +55kg None *過給圧は下表参照
Mercedes-Benz AMG GT GT3 1285kg +40kg 34.5mm x2 Lambda Min 0.91
NISSAN GT-R NISMO GT3 2018 1285kg +25kg None *過給圧は下表参照
NISSAN GT-R NISMO GT3 2015 1290kg +10kg 40mm x2 *過給圧は下表参照
PORSCHE 991 GT3-R 1225kg +30kg 41.5mm x2  

 

最大過給圧

  JAF-GT300 FIA-GT3
SUBARU BRZ McLaren
720S GT3
Aston Martin AMR Vantage GT3 HONDA
NSX GT3
NISSAN GT-R
NISMO GT3
2018
NISSAN GT-R
NISMO GT3
2015
エンジン回転数
[rpm]
過給圧レシオ @Lambda
4000   1.76 @0.88 1.54 @0.91 1.87 @0.88 1.94 @0.88 2.02 @0.90
4250            
4500   1.73 @0.88 1.66 @0.91 1.93 @0.88 1.93 @0.88 2.00 @0.90
4750 4.11 @0.92          
5000 4.04 @0.92 1.70 @0.88 1.75 @0.91 1.96 @0.88 1.92 @0.88 1.97 @0.90
5250 3.85 @0.92          
5500 3.64 @0.92 1.69 @0.88 1.80 @0.91 1.97 @0.88 1.89 @0.88 1.94 @0.90
5750 3.45 @0.92          
6000 3.23 @0.92 1.63 @0.88 1.81 @0.91 1.99 @0.88 1.85 @0.88 1.93 @0.90
6250 3.06 @0.92          
6500 2.93 @0.92 1.57 @0.88 1.81 @0.91 2.01 @0.88 1.81 @0.88 1.91 @0.90
6750 2.85 @0.92   1.79 @0.91      
6900         1.79 @0.88  
>/ 7000 2.70 @0.92 1.46 @0.88 1.77 @0.91 1.99 @0.88 1.51 @0.88 1.89 @0.90
>/ 7250 2.53 @0.92          
>/ 7500 2.39 @0.92 1.41 @0.88   1.97 @0.88    
8000   1.33 @0.88        
8100   1.10 @0.88        

上記過給圧は過給圧レシオであり、GTA が公示する基準大気圧に上記レシオをかけて最大過給圧が決定される。
チームは各イベントにおいて GTA が発表する現地大気圧に合わせて過給圧を調整しなければならない。

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