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2019.11.04
今年も航空自衛隊のF-2B戦闘機がウエルカムフライトを実施!決勝前にもてぎ上空を力強く飛行

今年も航空自衛隊のF-2B戦闘機がウエルカムフライトを実施!決勝前にもてぎ上空を力強く飛行の画像

 

11月3日、2019年のAUTOBACS SUPER GT最終戦「MOTEGI GT 250km」では今年も決勝レース直前に、航空自衛隊松島基地に所属する第4航空団のF-2B戦闘機2機によるウエルカムフライトが実施された。

ツインリンクもてぎ上空に飛来するF-2B戦闘機は、米国のF-16戦闘機を日本の運用の考え方や地理的な特性に合わせ、日米の優れた技術を結集して日米共同で改造開発した戦闘機だ。昭和63年にFS-Xとして開発に着手し、平成7年に初飛行、12年度に開発を完了。F-16からの主な改造点は、旋回性能の向上のため主翼面積を増やし、軽量化のため先進材料や先進構造を取り入れたこと。また離陸性を高めるためエンジンを推力向上型に変え、さらに最新レーダーなど、先進の電子機器を採用している。
またF-2B戦闘機の最高速度はマッハ約2.0、つまり音速の2倍となる。もてぎのコース全長は4.8kmだが、この距離をわずか10秒で駆け抜ける速さを出すことができる。さらに飛行距離は約4000kmで、このもてぎからグアムまで無給油で飛行が可能だという。

 

 

 

 

このウエルカムフライトでは、時速約700kmのハイスピード360度ターンから、時速約250kmのスロー・フライト360度ターン、さらには720度ターンといった力強い飛行を実施。 あいにくの薄曇りの下で、快晴の青空をバックに、とはいかなかったものの、主翼の翼端からヴェイパーと呼ばれる水蒸気雲を発生させながらターンしていく2機のF-2B戦闘機にもてぎに集った3万5500人のSUPER GTファンも目が釘付けとなった。

さらには、ウォームアップ走行のスタートでコースインするSUPER GTマシンに合わせ、再びもてぎのメインストレート上空をフライパスして去っていくF-2B戦闘機の勇姿に、もてぎ全体から盛大な拍手が贈られた。

 

 

 

 

 

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