SUPER GTでは、2019年も国内各大会の地元警察と協力して、交通安全の啓発活動を実施している。そのシーズンの締めくくりとなる第8戦「MOTEGI GT 250km RACE」でも、11月3日(日)の決勝日に、栃木県警察から警察本部 交通部 交通機動隊所属の6名、同じく交通部 高速道路交通警察隊2名、そして交通部 交通企画課3名の全11名がツインリンクもてぎを訪問。ピットウォークでの車両展示、そして決勝レース前のパレードラップを通して、交通安全をもてぎに集まった3万5500人のSUPER GTファンに呼びかけた。
決勝日の午前9時30分から行われたピットウォークでは、コントロールタワー下のスペースに、栃木県警高速隊のパトロールカーが展示された。栃木県警には珍しいパトロールカーがあることは警察車両マニアの中でもよく知られているが、最終戦もてぎにはHonda NSX(初代)、そして日産フェアレディZのパトロールカーが登場した(昨年のもてぎには日産GT-Rのパトロールカーが来訪した)。もちろんこのパトロールカーのナンバーは「110」番。また白バイも2台展示され、警察官の皆さんとの記念撮影をお願いするGTファンも多かった。
ピットウォークの展示では、横断歩道で「止まってくれない」ワースト県という栃木県の汚名返上のための告知、そして夕暮れ時や夜間の死亡事故を防ぐための反射材の配布がおこなわれた。他にも、お守り、スピードダウンのマグネット、あおり運転防止のシールといったグッズ、さらに「ながらスマホ」の注意を喚起するチラシなども配布され、このグッズを求める列が長く伸びていた。
また、決勝レース前のグリッドウォーク時には、最終戦を迎えたツインリンクもてぎに来場した多くのファンに向けて場内アナウンスのレース実況を担当するピエール北川アナウンサーが、 「交通安全に関する2つのお願いです。1つ目はヘッドライト早め点灯のお願いです。栃木県警察では、夕暮れ時の交通事故を防止するため、「16時だよ!全員点灯!」をキャッチフレーズに、午後4時からヘッドライト点灯を呼びかける「ライト4(フォー)運動」を実施しています。お車でご来場の皆様、お帰りの際は午後4時に前照灯を点灯し、周囲に存在をアピールして交通事故を未然に防ぎましょう。
2つ目は横断歩道における歩行者優先のお願いです。 栃木県は信号機のない横断歩道の車の一時停止率が、昨年は全国最下位であり、今年も全国平均を下回っております。横断歩道を横断しようとしている歩行者がいる時は、車は横断歩道の手前で一時停止し、歩行者の横断を妨げてはいけません。横断歩道は歩行者優先です。『止まってくれない栃木県』からの脱却を目指し、皆様のご協力をお願いいたします」と、場内放送で栃木県警察からのメッセージを伝えた。
そして、決勝レースのスタートを前に、ホームストレート上のダミーグリッドについた43台のSUPER GTマシンの前に、白バイ5台、そして2台のパトロールカーが並んだ。
さらにGTマシンと共に1周の交通安全啓発パレードを行う。パレードラップではピエール北川アナウンサーが先導する車両の9隊員を紹介し、改めて「交通安全へのご協力をお願いします」と来場したSUPER GTファンに交通安全を訴えた。
4/13-14 | Round1 OKAYAMA | |
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8/31-9/01 | Round5 SUZUKA | |
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