News

Race Report
2019.11.23
SUPER GT × DTM 特別交流戦:Race 1 優勝記者会見

SUPER GT × DTM 特別交流戦:Race 1 優勝記者会見の画像

SUPER GT × DTM 特別交流戦:Race 1 優勝記者会見

優勝

No.37 KeePer TOM'S LC500

 

ニック・キャシディ

「このドリームレースが実現して本当に良かったと思います」

最高の気分、大変嬉しいです。SUPER GTとDTM、2つのカテゴリーがやっと日本で一緒に走ることができたんですから。今後もこういう機会が続いていけばいいと思いますし、回を重ねるにつれて双方の差も縮まり、接戦になっていくだろうと思います。

僕にとっても、今日は完璧な1日でした。コンディションが目まぐるしく変わる中で、自分の腕を見せつけることができて満足しています。最初の交流戦で優勝できたことを嬉しく思いますし、それ以上にこのドリームレースが実現して本当に良かったと思いますね。

何より、僕がこの週末をすごく楽しんでいますよ。僕はヨーロッパでF3をやっていた頃からDTMをずっと見てきましたし、ステップアップできればと思っていました。本当に素晴らしいドライバーと素晴らしいマニファクチャラーが揃っているシリーズですから、彼らと一緒に走ることができて嬉しいです。

今回はレースフォーマットもいつもとは違い、予選と決勝を1日で行うこと、1日を通して1人のドライバーがずっと走ることができることもすごく楽しめました。

 

 

 

 

2位

No.17 KEIHIN NSX-GT

 

塚越 広大

「憧れていたベルガー“選手”からトロフィーをもらえて嬉しかった」

今日の予選は雨の中で、最初のアタックでタイムを出さないと難しい状況でした。そこでいいポジションを確保することができず、最初のアタックで思うような走りができずに6番手に終わってしまいました。それでも前の方のグリッドでしたから、決勝ではチャンスがあるかなと思っていました。

決勝ではスタート前のコンディションが微妙で、雨なのか晴れなのか、タイヤもどっちを使うべきなのか、クルマのセットも含めてチームやエンジニアも含めて迷うところが大きかったです。途中からはもうセットは中間にして、どっちのコンディションになっても覚悟を決めて走ろうという感じでスタートに臨みました。スタートからポジションを上げることができ、序盤に2番手に上がることができましたが、そこからニック(キャシディ)との差を縮めることができませんでした。2セット目のタイヤを履いてからは、1セット目で勉強したことを2セット目に応用しました。インディ方式のリスタートは昨日練習した時もうまくいってなかったので緊張しましたが、2番手をキープでき、ニックを追い詰めようとしましたが、届きませんでした。

それでも最初のレースとしては良かったんじゃないかなと思います。表彰台では、僕がF1を見ていて憧れていたゲルハルト・ベルガー“選手”からトロフィーをもらえて嬉しかったです。こういう交流が続けば差も縮まるでしょうし、僕らが海外に行くチャンスも生まれてくると思うので、将来ステップアップを目指すドライバーたちのためにも、どんどん交流が深まっていけばいいと思います。

 

 

 

 

3位

No.1 RAYBRIG NSX-GT

 

山本 尚貴

「今日は日本の意地を見せられて良かったです」

昨日(公式練習)までの感触はクルマも僕の運転も良くなかったんですが、最終的には3位表彰台を獲得できて良かったです。明日のレース2に向けてセッティグを考え直して、またいいレースをしたいです。

今回の交流戦を実現するにあたって、GTAの皆さんとDTM の皆さんは大変だったろうと思いますが、こういう機会を作っていただいて非常に感謝していますし、これからこういう機会が増えて、いい戦いを世界に発信できることが望ましいと思うので、また皆さんで一緒にがんばっていきましょう。

今回の交流戦では、日本勢のリベンジができたのかなと思います。ホッケンハイムのDTM最終戦でジェンソン・バトン選手、平川亮選手、ニック・キャシディ選手、松田次生選手、ロニー・クインタレッリ選手が参加してコテンパンにやられてしまって、みんな悔しい思いをして今日まで過ごしてきたと思います。今日勝てたのがニックで、塚越(広大)選手が2位、僕は3位に入れたことで日本の意地を見せられて良かったです。そういうプライドを懸けて臨んでいるレースだと思いますので、ファンの皆さんにとっても、関係者の皆さんにとっても楽しめたんじゃないかなと思います。

また、改めてSUPER GTのレースのおもしろさ、醍醐味を感じました。GT300クラスとの混走やタイヤの開発競争などもあり、展開が大きく動くことがSUPER GTのおもしろさだと思います。DTMの皆さんにも、ぜひ参加していただきたいと思います。ただ僕以外のシートに座ってくださいね(笑)。

 

 

Page Top