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2019.11.24
イベントパートナーのBHオークションが「SUPER GT AUCTION - TAS」の出品車両のプレビューを実施

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「AUTOBACS 45th Anniversary presents SUPER GT×DTM 特別交流戦」が開催されている富士スピードウェイに、垂涎のコレクタブル・レーシングカー&スーパーカーたちが集まった。これは来年の東京オートサロン2020(千葉県・幕張メッセ)で、1月10日(金)に開催される「SUPER GT AUCTION - TAS」に出品される車両の一部である。

 

BHオークションは日本初となるコレクタブルカーのオークションハウスだ。2018年1月の東京オートサロンでのオークションを皮切りに、これまで精力的に希少性の高い、まさにコレクタブルなクルマのオークションを開催。日産のグループCカー「R90CK」やグループAのスカイラインGT-R(BNR32)、ル・マン24時間でクラス優勝を果たしたチーム・タイサンのポルシェ996GT3Rなど、多くの名マシンのオークションを成立させてきた。

 


今年、BHオークションとSUPER GTを運営するGTアソシエイションがパートナーシップを締結。来年の東京オートサロンで「SUPER GT AUCTION - TAS」が開催されるが、これに先立ちSUPER GT×DTM 特別交流戦で車両の展示とプレビューランが行われた。この貴重なコレクションのプレビューランには日産スカイライン2000 GT-R(通称ハコスカ)のレースカー(1972年式)、BNCR33をベースに製作されたレコードブレーカーHKS T002(1992年式)、そしてポルシェ911GT3-R(2016年式)の3台。これらの車両は#31〜#33ピット裏のBHオークション特設テントに展示された。

 

 

 

希少なハコスカ(KPGC10)のレースカーは、オリジナルのレースパーツを多数装着した車両で、“GT-Rの神様”と呼ばれ、残念ながら昨年永眠されたハコスカGT-Rマイスターである渡辺茂氏のコレクションカー。渡辺氏の手によって各部をアップデート&モディファイされた「Ready to Race(すぐにでもレースに参戦可能)」コンディションの車両である。

 

 

 

HKS T002は、R33型スカイラインGT-Rをベースに、HKSが手掛けたモデルだ。1995年に筑波サーキットで58秒714のラップタイムを記録し、さらに1996年には谷田部の高速周回路で17秒74の0-300km/h加速タイムを記録。HKSのショーカーとして各部をレストア&アップデートし、2019年の東京オートサロンに出展されている。エンジンはRB26DETTのノーマル新品ストックを搭載しているが、HKSによるエンジン・フルチューニングにも対応可能。

 

 

 

2016年SUPER GTのGT300クラスに「Excellence Porsche Team KTR」から参戦し、第3戦もてぎで2位表彰台を獲得したポルシェ911GT3 R。2017年、2018年のブランパンGTシリーズ・アジアにもスポット参戦しており、911GT3 R Evo-Kitで2018年仕様にアップデート済み。エンジン他、スペアパーツも多数付属しており、こちらも「Ready to Race」コンディションとなっている。

 

 

 

プレビューランを担当したのは、スカイライン2000 GT-Rが武井真司選手、HKS T002が谷口信輝選手、そしてポルシェは山野直也選手。走行が可能なコンディションだということを富士スピードウェイの観客にアピール。「Ready to Race」ということでパレード走行のはずでしたが、2周目には山野選手が全開でホームストレートを駆け抜け、さらに谷口選手もペースを上げていき、往時の走りを感じることが証明された。

 

 

 

 

 

ここでは走行しなかった希少な車両たちも、ピットビルA棟2階のクリスタルルーム8で展示。ここにはITRのゲルハルト・ベルガー会長が乗ったフェラーリのF1マシン「F187」やクレーマー・ポルシェ935K3、そしてランチア・ストラトス、LM07トヨタ・グループCといった夢のようなマシンがプレビューされた。

 

 

 

そして、24日のレース2決勝前には「MZ SUPERCAR PROJECT with BH AUCTION」が開催された。これは、ZOZO創業者の前澤友作氏が主宰するクルマを通して未来への夢と希望を創造する「前澤友作スーパーカー・プロジェクト」と、BHオークションがコラボレーションして実現したもの。

パガーニ・ゾンダZOZO、アストンマーティンOne77、ブガッティ・シロン、ブガッティ・ヴェイロン、フェラーリ・エンツオの5台、さらに先導車としてパガーニ・ゾンダ・レボリューションも加わり、総額15億円以上のスーパーカーたちをトップドライバーたちが操ってバトルが行われた。

 


パガーニ・ゾンダZOZOは密山祥吾選手、アストンマーティンOne77は小暮卓史選手、ブガッティ・シロンは織戸 学選手、ブガッティ・ヴェイロンは脇阪 薫一選手、フェラーリ・エンツオはジェイク・パーソンズ 選手、そしてパガーニ・ゾンダ・レボリューションを谷口信輝選手という豪華な顔ぶれ。

 

 

また23日には、これらのスーパーカー先導によるフォーメーションラップで交流戦レース1決勝の火蓋が切られた。

 

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