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2020.03.10
第5戦マレーシア大会の記者発表会がプトラジャヤ市内で開催

第5戦マレーシア大会の記者発表会がプトラジャヤ市内で開催の画像

 3月9日午後、7月17、18日にSUPER GT初のナイトレースとして行われる2020 AUTOBACS SUPER GT第5戦マレーシア大会の記者発表が、多数の地元メディアを集めてマレーシアのプトラジャヤ市内で開催された。

 

 


多数のマレーシア地元メディアを集めての発表会となった

 

 

 2020年のSUPER GTシリーズとして7年ぶりに復活するマレーシア大会は、マレーシア政府観光局が推進する「Visit Malaysia」の主要イベントの1つであり、「SUPER GTマレーシアフェスティバル」として行われることとなった。発表会では、マレーシア観光・芸術・文化省のSecretary GeneralであるDato’ ノール・ザリ・ビン・ハマット氏、マレーシア政府観光局のDirector GeneralのDatuk ムサ・ビン・ユソット氏も臨席するなど、マレーシアの観光・文化においても重要なイベントとして位置づけられていることを感じさせた。

 

 


イベントについて発表を行うHARO SPORTS&ENTERTAINMENT社のハッサン氏

 

 

 このマレーシア大会でプロモーターを務めるHARO SPORTS&ENTERTAINMENT社のマネージングパートナー、ファリザル・ハッサン氏は「2018年より協議を重ねてきてやっとローンチ出来る事を嬉しく思います。非常に魅力的で、もっとも多くのファンがいるモータースポーツであるSUPER GTを、ここマレーシアで2020年から2022年まで開催する事を発表させていただきます」と、3年間の大会開催も加えて発表。またハッサン氏は、マレーシア大会を「SUPER GTフェスティバル」と銘打ち、観戦券購入者は誰でも参加できるコンサート(ライブ)イベントを開催。さらに、GT500/GT300両クラスの順位予想クイズも実施。マレーシア大会のスポンサーであるトヨタマレーシア(UMWトヨタ)が、賞品としてGR Supraをプレゼントするキャンペーンを行い、レース前も、そして開期中の夜も来場者に楽しんでもらえるイベントにして「4日間(7月16~19日)で80,000人の集客を狙いたい」との計画を語った。

 

 


順位予想キャンペーンの賞品となるGR Supraも会場に展示された

 

 


大会プロモーションとして市街を走るラッピングバス。大会ではサーキットサファリでの使用を予定

 

 

 さらにSUPER GT第5戦には、マレーシアのヒーローとなる地元チーム(ワイルドカード/スポット参戦)として、GT300クラスにポルシェ1台の参戦が発表された。ドライバーにはマレーシアの有望な20代であるジェイズマン・ジャーファー(Jazman Jaafer)とGTレースの経験豊富なエイドリアン・ヘンリー・ダ・シルバ(Adrian Henry D'Silva)を起用するとした。

 

 


マレーシア大会にワイルドカード参戦を予定するポルシェ911 GT3 R

 

 


あいさつするマレーシア観光・芸術・文化省のDato’ ノール・ザリ・ビン・ハマット氏

 

 

 観光・芸術・文化省のDato’ノール・ザリ・ビン・ハマット氏は、「観光・芸術・文化省としては、今回マレーシアにSUPER GTを復活させてくれた事を大変ありがたく思います。20年前、2000年にセパン・インターナショナル・サーキットで初めて(海外)開催したSUPER GTが戻ってくることは、マレーシアのモータースポーツファンにとっても大きな意味があります」と述べ、大会が目標とする動員80,000人の内、15,000人を海外からの来場者と見込み、マレーシア航空の協力でスペシャルパッケージを用意するとした。そして、あいさつの最後に日本語で「坂東さん、ほんとうに今度の大会を楽しみにしています。ありがとうございます」と笑顔で付け加えた。

 

 


あいさつするGTAの坂東代表

 

 

 そして、記者発表の壇上に立ったGTアソシエイション(GTA)の坂東正明代表は「私たちGTAは、7月17、18日に開催するセパン・インターナショナル・サーキットでのAUTOBACS SUPER GT第5戦に向け、パートナーであるHARO SPORTS&ENTERTAINMENTとともに鋭意、準備を進めております。HARO SPORTS&ENTERTAINMENTは本大会に向けてのプロモーション活動やスポンサー活動に大変精力的に取り組み、とても心強く感じております。また、マレーシア政府観光局が推進する“Visit Malaysia”キャンペーンとして正式に認められ、マレーシア航空の協力も受けられるなど、官民とものご協力に感謝します。これにより、日本のSUPER GTファンも快適に、また低価格でセパンを訪れる事が可能でしょう」と、マレーシア側の協力に感謝を述べた。

 

 

 

 

「セパンでのSUPER GTは、2000年に特別戦として初開催した後、2013年まで13回催しております。本大会は7年ぶりの開催ですが、今大会はセパン・サーキットのライティング設備を活用し、ナイトレースを行います。また、記念すべきSUPER GT初のナイトレースを、サーキットにお越しいただく方々だけではく、テレビやインターネットを通してご観戦頂く世界中のファンの皆様に充分楽しんでいただけるレースにするよう、レース映像は、世界各国にも配信される予定です。HARO SPORTS&ENTERTAINMENTとともに楽しみに待っているファンのため、大会ご来場の皆さまのため、全力で取り組んで参ります」とあいさつを行った。

 

 



 

 尚、HARO SPORTS&ENTERTAINMENT社のハッサン氏は今世界的な課題となっている新型コロナウィルス禍を憂慮され、苦境にある日本の皆さまのためにと、GTAを通じてマスク約2,000枚の寄付を申し出られた。

 

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