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Race Report
2020.07.19
Race Day Report : 第1戦 決勝日レポート Part3

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【Catch Up 03】
新チームながら玄人ぞろい! Max Racingの挑戦

 

 

 

 

今回の2020年SUPER GT開幕戦富士のラウンドパートナー(大会冠スポンサー)はオオノ開發株式会社(オオノ・アソシエーツ)。同社が運営している「たかのこのホテル」が大会名に冠せられました。

 

そのオオノ開發の代表は大野剛嗣氏。「Go Max」の名でスーパー耐久などのレースに参戦するレーシングドライバーという顔も持つ人物です。その大野氏がチーム代表を務めるMax Racingが今大会からSUPER GTに参戦を開始しました。

 

No.244 たかのこの湯 RC F GT3(久保凜太郎/三宅淳詞)でGT300クラスに挑むMax Racingですが、その監督を務めるのは長年SUPER GTで活躍してきたレーシングドライバーである田中哲也氏。また、同車のメンテナンスを担当するのはやはりそもそもはレーシングドライバーである土屋武士氏率いる土屋エンジニアリングで、ダイシンシルビアなどを走らせてきた老舗レーシングガレージのRS中春のスタッフがレース現場で合流して編成されるチームとなっています。つまり、Max Racingは新チームながら玄人ぞろいの陣容なのです。

 

そのMax Racingの田中哲也監督にお話をうかがいました。

 

「チーム代表である大野さんはドライバーとしてSUPER GTに出ることを目標にされてこられたのですが、そのSUPER GTにまずはチームとして出場すると決められ、大野さんのドライビングコーチを10年以上させてもらってきた僕が監督を頼まれました。そこで僕は、このクルマ(レクサスRC F GT3)をきちんと扱えて、ドライバーが気持ちよく走れるチームとして、武士(土屋武士氏)の土屋エンジニアリングを推選して、大野さんも武士も了解してくれてこの体制になりました。チームとしては新しいんですけど、スタッフは本当に経験者ぞろいです。そのぶん、年齢層はちょっと高いです(笑)。

 

 ドライバーの選定については、本来の実力よりチャンスに恵まれず、『ナニクソ!』と思っているドライバーに改めてチャンスを与えてあげられるようにしたい、というのが大野さんの考えで、それに則って久保凜太郎と三宅淳詞に決めました。凜太郎は去年はGTに出るチャンスに恵まれず悔しい思いをしました。三宅は去年FIA-F4でランキング2位でしたけど、メーカーのドライバー育成の枠からは外れてしまう格好になって、やっぱり悔しい思いをしていました。凜太郎に関してはこれまでに彼が得てきた評価をもっと上げさせてやりたいですし、三宅については僕は彼がSRS(鈴鹿サーキットレーシングスクール)の講師であったときの生徒で彼のことはよく知っていますから、彼がもっと持っているはずの速さを引き出して今後のチャンスをつかんでいけるようにしてやりたいと思っています。

 

 結果を出したいだけならもっと完成されたドライバーを連れてくればいいし、そう望めばできる体制でもあるのですが、チームオーナーである大野さんはそういうやり方は望んでいない。『こいつらを何とか俺のチームで引き上げてやりたい』という意気込みなんです。だから、僕らスタッフもそんな大野さんの気持ちに応えたい。他のチームからも憧れられるような、目標とされるようなチームにしていきたいです」

 

 


SUPER GT初戦に挑むMax Racingの皆さん。写真の最前列(車両の前)の左から、チーム監督の田中哲也氏、車両メンテナンスを担当する土屋エンジニアリング代表の土屋武士氏、RS中春代表の荻野 悟氏。前から2列目の左(右ドア側)に立つのが第2ドライバーの三宅淳詞、右(左ドア側)に立つのが第1ドライバーの久保凜太郎。

 

 

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対策万全、ポールポジション記者会見

 

 

 

 

ワンデーレースでの開幕戦。午前中に予選セッションが終わり、GT300、GT500両クラスのポールポジションを獲得したチームドライバー4人による記者会見が行われました。

 

会見は例年よりも広い部屋を利用し、手指消毒はもちろん換気等にも最大の注意を払い、参加するメディアの人数にも制限を設けて実施されました。いずれもSUPER GTでの”新たな日常”のひとつですね。

 

 

 

 

 

 

 

質問の際には、別途設けられたブースの前で行いました。

 

 

 

 

ドライバー4選手も十分なソーシャルディスタンスを保った形での会見となりました。

 

 

 

 

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ソーシャルディスタンスを保ちつつ…

 

 

ファンの皆さまにとってサーキットでのお楽しみのひとつでもある「All Drivers Appearance」。これまでどおり開幕戦でも実施されました! よく見ると、ドライバーの皆さんはマスクを着用し、ソーシャルディスタンスを確保しながら、近づくレースに向けてめいっぱいファンの皆さんにアピールしてしていましたよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お楽しみ!? のひとつでもある嵯峨宏紀選手はというと…。残念ながら”自粛中”、でした…。

 

 

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ファンの皆さんはいなくとも…

 

 

 

 

予選ですばらしいタイムアタックを披露した各クラス上位3位のドライバー6名が”ひな壇”に勢揃い。その傍らでマイクを持つのは、J SPORTSのピットレポーター、竹内紫麻さんです。例年、屋外でファンを前にしてのトークショーも、今回は会場の中から”リモート・トークショー”となりました。

 

 

【GT300クラス トップ3】

 

  

 

 

 

【GT500クラス トップ3】

 

  

 

 

 

マスク着用でのトークショーにつき、表情はよくわからないものの、どのドライバーも”開幕ダッシュ”を見せようと、意気込みたっぷりな雰囲気はしっかりと伝わってきましたよ!

 

 

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