2020.08.08

Race Day Report : 第2戦 予選日レポート Part4

 

 

今大会こそ！

 

 

待ちわびた開幕戦で手応えを得たチームがある一方で、想定外の結果に悔しい思いをしたチームもあるでしょう。モータースポーツという勝負の世界にはつきものですが、今回、開幕戦のリベンジに燃えるチームドライバーふたりにお話しを伺いました。

 

 

・GT500予選4位
No.12 カルソニックIMPUL GT-R
佐々木大樹
「クルマのポテンシャルが開幕戦と比べて上がっている」

 

 

 

 

前回のこと（オープニングラップで他車と接触し、リタイヤ）もあり、今回はまずQ1に乗るドライバー（平峰一貴）をメインにして作業を進めるというチーム戦略を採りました。Q1突破を重視したんです。戦略としてはトリッキーでもありました。だから朝の公式練習で僕はほとんど走っていません。一方、Q1で3番手になったので、Q2でポジションを落とさないように、という気持ちが大きかったです。練習でほとんど走っていなかったので、（アタックでは）行ききれない部分もありましたがうまくまとめられてよかったと思うし、走れなかった中で4番手になれたので、自信につながりました。ただ、もっとしっかり乗れていたら、もう少し上位に行けたのかな、といういい意味での欲も生まれました。ポール（ポジション）とのタイム差は0.495秒ありましたが、自分の気持ちとしてはそれほどの差はないと感じました。

 

その理由として、クルマのポテンシャルが開幕戦と比べて上がっていることが大きいですね。エンジニアさんとミーティングをしていい方向にいったと思います。今回、予選へのアプローチとしてチーム戦略が功を奏したことで、次のレースにもつながるのではないでしょうか。

 

ただ予選と決勝とでは条件が違うし、今回も（GR Supra勢が上位を独占した）開幕戦のように決勝でまた違った結果になることが想定されるので、そうならないよう、自分たちも負けないよう、決勝に向けてまた別のアプローチをしなければならないと思います。まずはこのポジションからスタートできることのメリットが大きいので、決勝でもいい仕事ができればと思います。

 

 

 

 

・GT300予選4位
No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT
山内英輝
「煮詰まってきたマシンで明日は何が何でも前に」

 

 

 

 

今回は僕らが今まで課題にしてきたセクター2でのフィーリングが良くなりました。それで予選ではポールポジションを狙っていったのですが、セクター2で速度が高くなったぶんギア比が合わなくなって、かなり手前からリミッターが当たってしまうことになって、それでタイムを詰め切れませんでした。そこが非常に悔しいところです。ただ、決勝には解決していけますし、クルマのバランス的には今のフィーリングはすごく良い。ですから、今日ダメだった部分を修正して、明日は（前半スティントを担当する）僕が何が何でもコース上で前に出て、しっかりマージンを作って井口（卓人）選手に交替できるように頑張りたいと思います。

 

そもそも僕らはセクター2が得意だったんですが、今回はセクター3で全体ベストを刻むことができました。セクター3は抜きに行ける場所なので、明日の決勝ではそういうところを見ていただけるとうれしいですね。また、今回は2戦連続で同じサーキットでレースをやることになって、おかげでどのチームもセットアップが煮詰まってきています。みんなの差が小さくなってきた中での戦いになると思うので、今回のレースでもコース上でいろんなバトルがあると思いますし、それはドライバーとしては非常に楽しみなところです。

 

僕らは公式テストで全体のトップを獲るなど調子はとても良いのですが、前回は途中で止まってしまって悔しいレースになってしまいました。僕も井口選手も、どこを詰めていけるのかというところを追求していますし、チームはチームでクルマのパフォーマンスを上げるためのことをしっかり考えてくれています。ウチのチームはみんなの思いが強いんです。明日は絶対にトップでチェッカーを受けて、たくさん声援を送ってくださっているみなさんに恩返ししたいです。

 

 

 

 

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See you tomorrow！

 

 

2Day開催となった第2戦。土曜日は朝から気温が上がる夏日の一日となりました。
もちろん、写真のトヨタ くま吉同様、サーキットでもマスクを着用し、”ソーシャルディスタンス”を実行中です！
開幕戦は"Supra祭り"となりましたが、果たして今回は？

 

 

 

 

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