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2021.04.09
ピエール北川のこれを言わせて!「待望の岡山で2021開幕戦!! 本当にワクワクです。でも来場の皆さんは感染対策もしっかりとお願いします」

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SUPER GT Special Preview
第1戦岡山[GT公式アナウンサー]ピエール北川のこれを言わせて!

 

 毎度! ピエール北川です。
 お待たせしました! 昨年の最終戦、最終ラップ、最終コーナーを回ってからの、世紀の大逆転劇で幕を下ろしたGT500チャンピオン争い。その2020シーズンから5ヶ月。やっとAUTOBACS SUPER GTの2021シーズンが今週末開幕します!
 開幕戦の舞台は2年ぶりの開催となる岡山国際サーキット。昨年は新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言により岡山開催が見送られましたが、今年はやっと楽しみに待つファンの前でレースが行えると思うと、本当にワクワクしますね! まだみんなで応援するには制限が有りますが、ぜひ一緒に「たかのこのホテル OKAYAMA GT 300km RACE」で盛り上がっていきましょう!!

 

 

【今季開幕戦前の情勢を考える】

■2年ぶりの岡山開幕戦ということは…

 昨年はイレギュラーなシーズンでした。コロナ禍のため開催地は富士、鈴鹿、もてぎの3つのコースだけ。暑い真夏からようやく始まったシーズンは、いつもの流れとは違った主役たちを生み出し、晩秋の最終戦、最終ラップまでまさに予想の出来ない展開を生みました。
 2020シーズンはGT500にとって新しいマシンで戦う最初の年で、TOYOTA GR Supra GT500というブランニューマシンと、フロントエンジンに変更したHonda NSX-GTの登場。そして新設計のNISSAN GT-R NISMO GT500の3車種が、それぞれどんな活躍を見せるのか注目されました。3車種の力関係を見極めるのが難しいスタートでした。
 そんな昨年を経て今年の開幕戦は岡山へ戻ります。新型マシンではレースをしておらず実戦データがない分、岡山で改めてどのGT500マシンが強いのかが開幕戦では大注目です。3月に行われた事前の公式テストでは、NSX-GTとGR Supraがほぼ互角。そしてGT-Rも調子を上げてきて、タイム差はかなり少なくて競っている感じ。正直、どのチームも相手方の力を見極めつつ、タイム順位にこだわらず自分たちのテストをしていたようにも見えるので、本番のレースで本気を出したらどうなんでしょうね?(笑)
 TGR陣営は2019チャンピオンコンビの大嶋和也選手/山下健太選手がNo.14 ENEOS X PRIME GR Supraで復活。坪井翔選手はNo.36 au TOM'S GR Supraへ移籍し、開幕戦は阪口晴南選手で挑むNo.37 KeePer TOM'S GR Supraと、TGR勢の中で有力選手の移籍が多かったですね。Honda勢は大湯都史樹選手が、No.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTでGT500デビュー。公式テスト岡山では総合トップタイムを記録するなど、期待を裏切らない速さを見せています。そしてNISSAN勢では佐々木大樹選手が古巣のNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rへ復帰し、No.12 カルソニック IMPUL GT-RにはGT500デビューとなる松下信治選手が加入して大きな話題となりました。昨年同様の布陣で挑むチームも多く、どんな化学変化が起きる開幕戦岡山となるのか? 今から楽しみでなりません!!

 

 

   

 

 GT300クラスは昨年チャンピオンを獲ったNo.56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rは藤波清斗選手/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手が継続され、他チームを迎え撃ちます。今シーズン気になるのは、GR Supra GTが増加したこと。昨シーズンNo.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTとしてデビューした新型のGT300車両(昨年まではJAF-GT300車両って言っていました)は、開幕戦でいきなり優勝するほどの戦闘力を見せつけました。今季はそのマシンが2台増えて計3台となります。しかも各車使用するタイヤメーカーが異なり、そのタイヤ特性の違いでサーキットによって速いチームが変わりそうな予感がします。
 そして若いルーキーが今年はこぞって参加するのもGT300らしいですね! No.18 UPGARAGE NSX GT3の名取鉄平選手やNo.55 ARTA NSX GT3には佐藤蓮選手。さらにFIA-F4で活躍したNo.5 マッハ車検 GTNET MC86 マッハ号の平木玲次選手や、開幕戦スポットですがNo.96 K-tunes RC F GT3には平良響選手(昨年FIA-F4で10連勝!?)というニューフェイスが登場。活きのいい若手ドライバー達には思う存分暴れてもらいましょう!!

 

 

 

【開幕戦岡山を大胆予想!】

■最初にサクセスウェイトをGETするのはどのチームだ!?

 SUPER GTファンにはおなじみですが、毎シーズン開幕戦と最終戦はウェイトハンディがありません。そう、岡山の第1戦は素の車両重量のまま戦えるガチンコ勝負! あ。今シーズンからは、「ウェイトハンディ」の名称が新しくなり「サクセスウェイト」と呼ぶことになりました。「好成績をあげる=サクセス」を手にできる訳ですが、GT500とGT300の両クラスで果たしてどのチームが最初にサクセスできるんでしょうか?
 まずはGT500クラスの優勝予想から考えてみましょう。開幕戦、私の予想は#No.37 KeePer TOM'S GR Supra(平川亮/阪口晴南)を本命に挙げます! 昨年あと一歩のところでタイトルを逃した平川選手は岡山で絶対的速さを持つドライバー。今回相棒のサッシャ・フェネストラズ選手に代わり、阪口選手とペアを組みますが、阪口選手はGT300でも経験豊富ですし、昨年も39号車の代役でGT500にスポット参戦しています。そして今年からスーパーフォーミュラも戦う実力者です。平川選手が予選でポールポジションを獲れれば、得意の岡山で再び勝利するのは高確率かも。
 対するHonda勢はNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)を対抗にします。ドライバーの2人とも先だって行われたスーパーフォーミュラの開幕戦で表彰台に立ち、調子も上々。路温・気温が上がりすぎなければポールポジションを狙えるはずです。そして予選のパフォーマンスに注目したいのが、No.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTの大湯選手。公式テスト岡山で初のダンロップタイヤながら、いきなりトップタイムを奪う圧巻の走りが開幕戦で再現できるか? 僕、それをちょっと見てみたい気もするんですけど(笑)。そしてNISSAN勢はやはりNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(平峰一貴/松下信治)に注目。戦闘力を増したGT-Rのパワーとブリヂストンタイヤ。更に松下選手の加入でテストから好タイムをマークしているインパルは今回台風の目になるかもしれません!

 

 

   

 

 

■GT300はGR Supra GTの……さてどこのチームが?

 GT300クラスの優勝予想は、ズバリNo.60 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT(吉本大樹/河野駿佑)。岡山はダンロップも良いパフォーマンスを見せていますし、何よりGR Supra GTというGT300最強(?)マシンを手にしたLM corsaには今回注目です。対抗もGR Supra GTのNo.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)を挙げます。
 FIA-GT3車両勢はNo.11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)とNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)を挙げましょう。今回はタイヤ無交換作戦を使えないレギュレーションなので、そういう意味ではFIA-GT3勢にも勝機あるか? ダンロップ(11号車)とヨコハマ(4号車)のベテランコンビ同士、開幕戦らしい巧い戦いを見せてほしいと思います!

 

   

 

   

 

 

【さあ開幕戦岡山です!】

■感染予防をしっかり体調を整えて岡山国際サーキットへ!

 まだまだ昨年から続く新型コロナウイルス感染症の拡大は、開幕戦の目前になっても止まっていません。選手達をはじめSUPER GT関係者の皆さんは、毎朝の健康チェックを欠かさず、GTAに体温などを報告しながらシーズンを始めています。もちろん僕も。
 観戦にいらっしゃるお客様には、まだまだ自由に観戦いただくことも難しい状況ではありますが、現地に来られた皆さんは久しぶりに味わえるSUPER GT岡山大会の興奮を全身で楽しんでください。そのためにも、しっかり体調を整えて、サーキットや立ち寄る地域の感染対策を守ってくださいね!
 そしてテレビ&ネット観戦の皆さんも、SNSも使ったりしてリモートで、各選手とチームに大きな応援を現地へ届けてください!!

 

 

 

 

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