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Race Report
2021.04.10
Race Day Report : 第1戦 予選日レポート Part4

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【Catch Up-01】
公式練習でトップタイムもまさかのQ1敗退、その理由は!?

 

最新型車両での参戦、午前中の公式練習では断トツのトップタイムをマークするなど、今大会の注目の的となっていたNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)がまさかのQ1敗退。予想すらしなかった結果について、アタックを担当した井口選手がその理由を言葉少なに語ってくれました。

 

No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT
井口卓人

 

「ミスはなかったけど、限界のギリギリを出し切れなかった」

 

……なんか、ダメでしたね、僕自身が。クルマの調子は悪くなかったですし、タイヤの選択とかいろいろ含めて決勝を見据えた戦略でQ1を通過して、Q2で柔らかめのタイヤで山内(英輝)選手に一発決めてもらうという作戦を考えていたんですけど……。午前中(公式練習)のタイムから考えればQ2にいける自信もあったんですけど、うまく(限界を)つかみ取れなかった感じです。コンディションが変わったということもちょっとはあったと思うんですけど、そのなかで僕がうまく出し切れなかった。ミスはなかったんですけど、限界のギリギリを出し切れなかった。本当に申し訳なくて、これ以上、言葉が出てきません。明日に向けて気持ちを切り替えて、挽回できるよう頑張るしかないなと思っています。ただ、タイヤ選択という意味では良い選択ができているので、それをうまく機能させて、そのタイヤでうまく繋いでいきたいと思います。

 

 

 

 

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【Catch Up-02】
No. 8 ARTA、まさかのQ1どまり。いったい何が!?

 

レースファン待望の開幕戦。予選日朝の公式練習でトップタイムをマークしたNo. 8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)。好調ぶりをしかとアピールし、午後からのノックアウト予選に向けて弾みをつけたと思われたのですが、Q1で14番手のタイムに留まるという思わぬ結果に終わりました。アタックを担当した野尻智紀選手に状況を語ってもらいました。

 

No. 8 ARTA NSX-GT
野尻智紀

 

「何かしらまだ見えていない部分がある」

 

コンディションによって、パフォーマンスというかバランスの変化が少し大きすぎるということがテスト段階から症状としてありました。いいときはいいけど…というもので、そのコントロールが微妙にできていないように感じていました。結果、テストで生じた懸念が予選で悪いほうに出てしまったということですかね。(午前の走行時から予選に向けて気温が上昇したが、それに対しての不安は)なんとなくありました。『もしかしたら…』というものが頭をよぎりましたね。朝、(福住)仁嶺が出したタイムはまぁまぁ良かったんですが、ふたりとも、それまでクルマの動きというものに対してあまり良さを感じていなかったんです。それなのに専有(走行)で仁嶺が行くと、『急に(クルマの)動きが良くなった』って…。まぁ確かにそうじゃないと、あのタイムは出ませんからね。でも逆に、その辺が不確定だなと思ったんです。『なんで急に良くなったんだろう』って。そういうところが僕たちの中でしっかりと見えてなかった部分なんでしょうね。いつまた悪い方向に戻ってもおかしくないんじゃないか、とも思いました。なので、(予選は)悪いほうに出てしまったということです。

Q1では、アタックに向けてだいぶ早い段階から『(タイム出すのは)厳しそうだな』と思ってました。それに前も詰まっていたし、タイヤもドロップしていた感じもあったので、アタック2周目は行けないなと。(朝のタイムは良かったが)決して”好事魔多し”じゃないですね。それほど良くなかったです。(公式練習の)タイムだけだとすごく調子が良さそうに見えたでしょうが、実際、僕と仁嶺の中では結構懸念するポイントが多々あったんです。

テストの段階から悪い部分はあって、それに対していろいろ取り組んではいますが、それが開幕戦でも出ているということは、何かしらまだ見えていない部分もあると思います。一方、僕としてはもうちょっとこうしたい、というところもあるんですが、それはレギュレーション的に…(できない)というところなんで(苦笑)。その辺をどううまく合わせていくかが難しいポイントでもあるでしょうね。ただ、ロング(ラン)も今日やったんですが、1分21秒前半とか、20秒に入ったりできているんで、そんなに心配はしていません。あとは決勝で粘って戦うだけですね。

 

 

 

 

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