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Race Report
2021.04.11
Race Day Report : 第1戦 決勝日レポート Part3

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澄み渡る青空の下、2021年シーズン初戦の開幕宣言!

 

早朝の冷え込みはどこへやら、まぶしい日差しに恵まれた岡山国際サーキットではぐんぐんと気温が上昇。レース観戦にはもってこいの陽気に包まれながら決戦を迎えることになりそうです。

 

午前11時55分からのウォームアップ走行で決戦の最終チェックを行った全44台が、メインストレート上のグリッドに勢揃い。しばしの静寂を経て、あとは午後1時30分からのフォーメーションラップを待つのみです。

 

その直前となる午後1時28分には、株式会社オートバックスセブン 常務執行役員 佐々木 勝様による開幕宣言が行われました。待ちに待った2年ぶりの開催となる岡山で、2021年の初戦が幕を開けます!

 

 

 

 

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【Catch Up-03】
GT500初戦Q1ホンダ勢トップでも「全然足りていない」と語る大湯都史樹選手

 

 

SUPER GTにデビューした昨年はGT300クラスをNo.55 ARTA NSX GT3で戦い、今シーズンはGT500にクラスを上げて笹原右京選手とともにNo.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTを駆る大湯都史樹選手。同車で初めて臨んだ公式テストの初日にトップタイムを記録するなどの活躍をいきなり見せている注目のGT500ルーキーに、開幕戦の決勝レースを前にお話を聞きました。

 

 

 

 

No.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT
大湯都史樹

 

「GT500ルーキーながら開発にも深く携われることは自分の糧にもなる」

 

──去年はSUPER GTのスーパーフォーミュラの両方にデビューし、どちらのカテゴリーでも目立つ活躍をされました。
大湯:去年のシーズン序盤はうまくいかないことが多かったのですが、何がダメだったのかを毎回明確にして、次のレースに臨むようにしていました。それでもうまくいかないレースが続いたのでメンタル的には厳しかったんですけど、それでも確実に一歩ずつ成長できていたと思います。その結果、シーズン後半にはすごくいいレースができるようになっていきました。いろんな部分で落ち着いてやれるようになっていきましたし、いろんな部分で精度も上がってきていると思っています。逆に、去年のシーズン前半で味わった苦しい経験がなかったら、その後の結果は残せていなかったかもしれないとも思います。

 

──結果的に1年でGT300クラスを卒業し、今年はGT500クラスに出場することになりましたね。
大湯:このTEAM Red Bull MUGENからGT500に参戦できることをとてもうれしく思っています。チームとしても今年からダンロップタイヤに変わって、開発にすごく力を入れていかなければいけない状況です、その開発にGT500のルーキーながら深く携われる状態に今の僕はあるので、そういう環境でレースをやらせてもらえることも良かったなと思います。自分の糧にもなりますから。このTEAM Red Bull MUGENとしては去年は苦労が多かったわけですが、それを今年は、ポールポジション、そして優勝というところを目指していけるように頑張りたいと思っています。

 

──GT500のマシンはすぐに自分のコントロールに置けた、という感じですか?
大湯:そうですね。わりと。まぁ、最初の最初は分からないことが多かったですけど。チームもクルマもタイヤも初めてですし、GT300とGT500ではドライビングでやることもいろいろと変わるところがありますので。でも、最初のテストの午前中のセッションをこなす中で慣れていって合わせ切ることができたので良かったなと。その日の午後にはトップタイムを出せましたし。

 

──いま、ご自身でテーマとされていることをお聞かせください。
大湯:タイヤに依存する度合いがGT500ではより高くて、それだけにタイヤのマネージメントをもう少し勉強しないといけないと思っています。あと、決勝レースを走り切る集中力はGT500では一層試されると思うので、それを強くしていくことはテーマとしてやっていきたいと思っています。

 

──今回の予選でも、担当されたQ1でホンダ勢ベストの5番手タイムをマークされましたが、今回のレース、そして今シーズンのSUPER GTにおける目標をお聞かせください。
大湯:予選では本当は3番手以上には行きたかったので、チームとして今回持ち込んだものがうまく機能しなかったところがあるので、そのあたりは次のレースではうまくアジャストして良い状態で臨めるようにしたいと思っています。僕自身としては、担当したQ1でホンダ勢のトップのタイムを出せたので、アピールはできていると思いますが、僕的にはもっと……全然足りていない感じなので(笑)、もっとパフォーマンスを上げていきたいと思っています!

 

 

 

 

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2年ぶりの岡山大会で2年ぶりの美作市長賞

 

今大会の舞台となった岡山国際サーキットの所在地である岡山県美作(みまさか)市から、GT300、GT500両クラスの優勝ドライバーに美作市長賞が贈呈されました。副賞は美作市産コシヒカリ! 風光明媚な美作市は良質なお米の産地でもあるのです。

 

 

 

 

 

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