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Race Report
2021.05.03
Rd.2 富士 ポールポジション記者会見

Rd.2 富士 ポールポジション記者会見の画像

第2戦 富士スピードウェイ:ポールポジション記者会見

GT500 Class

No.19 WedsSport ADVAN GR Supra

 

国本雄資

「不安が残る予選だったので、嬉しいけどビックリしています」

 ポールポジションを獲れてうれしいですし、それ以上にびっくりしています。朝の公式練習もトップで終えることができたんですけど、完璧な状態ではなくて、ちょっと不安が残る状態で迎えた予選でした。実際、僕が担当したQ1でもクルマがちょっとピーキーだなと感じていました。でも、宮田(莉朋)君がずっと速かったので、彼を信じてQ2を走ってもらいました。するとセクター2でものすごく速いタイムが出てきて、その時点でびっくりしましたし、それで1周回ってきたら1分26秒4だったので、これだったら間違いなくポールを獲れるだろうと思ってうれしかったです。チームや横浜ゴムさんとがんばってきたことが少しずつ良い方向に進み始めたのかなと思える結果で予選を終えることができました。

 今日は(このチームの先輩である)織戸(学)さんの誕生日なんですね。その力がプラスして今日のパフォーマンスが出たのかな、と思います(笑)。今回はGT500のGR Supra勢は全車がQ1を突破できましたし、明日の決勝レースはお客さんの前でゴールデンウィークらしく楽しく一生懸命に走って、また“GR Supra祭り”にできればいいなと思います。

 

宮田莉朋

「いろんな想いがこみ上げて泣いてしまいました」

 僕はGT300クラスに出ていた時代を含めてQ2を担当したことがほとんどなくて、今回が初めてくらいだったんですが、国本(雄資)選手にQ1を突破してもらえて、それを受けてQ2を走ってトップタイムを出せたというのはすごくうれしいですし、チームに感謝しています。僕自身としては、攻め切れたところがあった反面、攻めたかったけど攻められなかったところがあるので、そういうところをもうちょっと潰しておければもっと良いタイムを残せたんじゃないかという思いがあります。ただ、結果的にこうしてトップタイムを残せたというのは良かったです。

 僕らは本当にいろんなことをチームや横浜ゴムさんと一緒に挑戦的にやってきたので、その努力を早く結果に残したいという気持ちがありました。僕はこれまでに他のカテゴリーでポールポジションを獲ってきた経験はありますが、SUPER GTはいろんな要素がすべて噛み合わないとトップになれないレースです。だからQ2のアタックを終え、チームから無線で「ポールポジションだよ」と言われたときは、いろいろな想いがこみ上げてきて泣いてしまいました。

 

 

 

 

 

GT300 Class

No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT

 

井口卓人

「新型BRZ本来の速さを見せる走りがようやくできた」

 素直にホッとしています。新型BRZのデビュー戦だった前戦の岡山ではQ1で敗退となって、僕自身の走りも含めてほろ苦いものになってしまったので、今回のレースに向けて巻き返しを図ってきていました。実際、公式練習からすごくいい流れで、僕が担当したQ1もトップでQ2の山内(英輝)選手につなぐことができたので、この新型BRZの本来の速さをお見せできる走りがようやくできるようになってきたなと思います。

 岡山での反省から、今日の予選はタイヤ選択を含めて攻めの方向で挑んで、速いBRZというものを追求していきました。僕自身も岡山で乗り切れていなかったところがあったので、そこをアジャストするために山内選手などに協力してもらっていろいろと見えてきた部分がありました。それをチームに伝えてクルマの方向性もまた見えてきたので今日の結果が生まれたんじゃないかと思います。

 

山内英輝

「決勝はBRZとタイヤを信じて全力で走れば結果はついてくる」

 前戦の岡山から今回のレースを迎えるまでに井口(卓人)選手とふたりでいろいろ話し合いをして、それを踏まえてチームともしっかり話ができて、その流れからつかむことができたのが今日の予選の結果なので満足しています。それから、これは私事なんですけど、僕に子供が生まれまして、その子に捧げることができるポールポジションになったので、いろいろ準備をしてくれたチームのみんなに本当に感謝したいと思います。井口選手のQ1を走り終えた後のコメントによるフィードバックも的確でした。

 シーズン開幕前の公式テストのときの僕らはあまり調子が良くはなかったんですけど、ここに来るまでにチームやダンロップさんと速さに対する開発の見直しがしっかり行ってくることができたので、その結果が今日のポールポジションにつながったのだと思います。明日の決勝レースでは、ドライバーの仕事はコース上でいかに稼ぐかだけですので、新型BRZとダンロップタイヤのパフォーマンスを信じて全力で走れば結果はついてくると思っています。

 

 

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