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Race Report
2021.07.17
Rd.4 予選GT500:No.1 STANLEY NSX-GTが予選を完全制覇!山本は嬉しい地元もてぎでの初ポールポジション

Rd.4 予選GT500:No.1 STANLEY NSX-GTが予選を完全制覇!山本は嬉しい地元もてぎでの初ポールポジションの画像

第4戦 もてぎ:公式予選 GT500レビュー

2021 AUTOBACS SUPER GT第4戦『MOTEGI GT 300km RACE』の予選が7月17日(土)、梅雨が明けた栃木県のツインリンクもてぎで行われた。GT500クラスのポールポジション(予選1位)はNo.1 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)の山本が獲得。GT300クラスはNo.11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)の安田が自身SUPER GT初のポールポジションを手にした。この2台は明日午後1時10分にスタートする決勝レースで、それぞれのクラス先頭からスタートする。

 

□公式予選 天候:晴れ | コース:ドライ | 気温/路面温度  Q1開始時 32℃/43℃、Q2開始33℃/44℃、Q2終了33℃/43℃(GT500のもの)

 

 

■Q1はSTANLEYとRed Bull MOTUL MUGENのNSX-GT勢がワン・ツーを獲得

 昨日、関東地方に梅雨明けが宣言され、ツインリンクもてぎがある栃木県も午前中から気温30度を超え、夏本番のコンディションとなった。GT300クラスの予選Q1が始まる直前には気温は33度まで上昇し、路面温度も45度まで達してタイヤの使い方にも、マシンのセットアップにも少なからず工夫が必要になりそうだ。

 定刻の午後2時48分にGT500クラスのQ1がスタート。わずか10分間ではあるが、やはり開始から2分間は15台全車が動かず。そして残り8分を切ったところでNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/宮田莉朋)の国本がコースイン。すぐ後ろには昨年第7戦のポールシッター、No.64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)の大津が続いた。さらに7分を目前にようやく残りのマシンもコースへと順次繰り出していく。

 

 

 Q1も残り2分で最初にアタックに入ったNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)の野尻が1分38秒676を記録し、各車のターゲットとなる。続いて午前の公式練習でトップタイムのNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正)の千代が1分38秒364と最上位に上がるが、すぐにNo.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹)の大湯が38秒125でトップを奪う。前戦富士でポールポジションを獲得した19号車が38秒210を出すが、16号車に届かず2番手。No.37 KeePer TOM'S GR Supra(平川亮/阪口晴南)の平川も4番手。

 16号車のQ1トップが濃厚になった終了直前。前戦から復帰したNo.1 STANLEY NSX-GTの牧野任祐が1分38秒001と、37秒目前の好アタックでトップをさらっていく。チェッカーまでアタックしたNo.38 ZENT CERUMO GR Supra(立川祐路/石浦宏明)の石浦は7番手とこれに及ばず。Q1最速は1号車の牧野が獲得した。2、3位は19号車、16号車。8号車はその後タイムアップできずに9番手で終わり、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)の松田も10番手、前戦富士の勝者No.17 Astemo NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)の塚越も14番手とQ1で予選を終えた。

 

 

 

■WedsSport ADVAN GR Supraがポール目前もSTANLEY NSX-GTが逆転

 GT500クラスのQ2も予定通りの午後3時26分から10分間で行われた。残り8分に近づくと、No.64 Modulo NSX-GTの伊沢拓也、No.19 WedsSport ADVAN GR Supraの宮田莉朋がまずコースに。そしてラスト6分が近づくと残りの6台もコースへと進んで行く。

 ラスト1分台となり、No.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rの平手晃平が出したトップタイム1分38秒436を7台が超えるべく全力アタックに入る。まずは64号車が38秒401と更新するが、19号車の宮田が1分37秒549と一気に37秒中盤とハードルを上げ、連続ポールポジションに近づいた。

 しかし、No.1 STANLEY NSX-GTの山本尚貴がタイムアップ直前に1分37秒498とトップタイムを更新。続いてフィニッシュラインを越えたNo.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹)の笹原も1分37秒768としたが3番手。チェッカーラップにNo.36 au TOM'S GR Supra(関口雄飛/坪井翔)の関口も37秒台に入れたが4番手。

 これでNo.1 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)のポールポジションが確定した。山本のポールポジションは2018年9月の第6戦SUGO以来の通算3回目だが、彼の出身地・宇都宮市の最寄りであるツインリンクもてぎでは初の獲得で、マシンを降りると大きくガッツポーズを決め、ピットに戻ると牧野と抱き合って喜びあった。

 予選2位はNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/宮田莉朋)で、同3位はNo.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹)。NISSAN GT-R NISMO GT500勢ではNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正)が予選7位となった。

 

 

 

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