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2021.07.18
Catch Up_04:No.23 松田次生

Catch Up_04:No.23 松田次生の画像

 

 

【Catch Up_04】
MOTUL AUTECH GT-R、今季初入賞

 

 

2014、15年のシリーズタイトルを持つNo.23 MOTUL AUTECH GT-R。松田次生、ロニー・クインタレッリ両選手のコンビも今シーズンで8年目に突入です。そんな百戦錬磨のふたりですが、今シーズンは開幕戦から思うような戦いができず、第1戦岡山、第2戦富士ともにレースでリタイヤという無念の結果に留まっていました。そして、”想定外”の状況を経て迎えた今大会。予選10位からスタートを切った23号車はしぶとく戦い切り、9位でチェッカー! 待望のポイントを手にしています。中盤戦以降の戦いに向けて復活の兆しが見えた松田次生選手にお話しを伺いました。

 

もう失うものもないし、ガンガン行きます!

 

──9位入賞。とはいえ、手放しでは喜べない結果ですか?
松田:正直僕たちの中ではもうちょっと上のポジションに行きたかったですね。昨日の予選ではミスもなかったのにタイムが出ないという、ちょっと不思議な感じだったんです。一方、レースになるとミシュランさんがうまくタイヤを(コンディションに)合わせてくれて、クルマのペースも良かったです。ただ、なかなか前のクルマ(の背後)についてしまうと、抜けないというか……。ちょっと難しい展開になってしまいました。(ストップ&ゴーの特性を持つ)もてぎならではという部分もありますが、他車さんはちょっと空力もドラッグがかなり少ない感じなので、抜くのにそこそこ苦労しましたというか、結果として抜けなかったですね。

 

──予選での不思議な感覚を、決勝に向けてどのように解決したのでしょうか?
松田:(GT-Rで同じタイヤを装着する)3号車と違うこと__向こうは新しいことをやってたんです。それが良くて、予選日の公式練習ではトップタイムを出していました。それで僕たちも決勝をその仕様で走ったら、すごく良かったんです。データを共有できたのが良かったですね。次のもてぎ戦への対策として、いいデータが取れたと思います。

 

──まだ3戦ですが、日産ファンは23号車の戦績にヤキモキ、心配しているようです。
松田:そうですよね(苦笑)。流れ的にはちょっと1、2戦が悪かったんですが、まぁそれでも2017年のシーズンでは状況が悪い中、最後の最後に優勝(最終戦もてぎでポール・トゥ・ウィン、GT-Rとしてシーズン初勝利でもあった)してランキング2位まで上がったときもあります。なので、最後まで諦めずにクルマ、タイヤ、もちろんドライバーも含め、しっかりとモチベーションを高めて頑張っていきたいですね。

 

──次は第3戦鈴鹿。昨シーズンは第3戦、第6戦で鈴鹿連覇を達成した縁起のいい場所でもあります。
松田:僕にとっては地元のサーキットでもあるし、2回勝ってますしね。今年も地元で勝ちたいんで、そこに集中できるようにみんなと頑張りたいですね。これからはもう失うものもないし、ガンガン行きたいと思います!

 

 

 

 

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