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2021.10.14
ピエール北川の『サーキットガイド2021:第6戦 オートポリス』

ピエール北川の『サーキットガイド2021:第6戦 オートポリス』の画像

公式アナウンサーのピエール北川が語るSUPER GT開催コース
第6戦 オートポリス

 

「阿蘇外輪のダイナミックな地形を生かしたアップダウンの大きなオートポリス!各チームはセッティングに悩むことでしょう」

 ボンジュール! 今シーズン第6戦の舞台、オートポリスをご案内しましょう。
 2年ぶりに九州ラウンドが復活! オートポリスにSUPER GTが帰ってきます。九州を代表する国際サーキットである大分県のオートポリスは阿蘇外輪の高地にあり、ダイナミックな山の地形を生かしたアップダウンの大きなレーシングコース。ゆえにマシンのポテンシャルだけでなくドライバーの技量や勇気も高い次元で試されますから、毎回おもしろいレースが期待できます!!
 SUPER GTの開催は1999年(当時は全日本GT選手権)から。震災や新型コロナ禍等の影響もあり開催休止もありましたが、その度に九州の熱いSUPER GTファンの皆さまから開催復活を希望する熱烈なラブコールをいただきます。今年は2019年以来2年ぶりの開催で、2018年以来の10月開催。そして第6戦ということで、ランキング上位のチームは第7戦を前にシリーズ最大のサクセスウェイトを積んでおり、マシンにとっては最も厳しい条件下でのレースになるでしょう。予選の一発の速さも、決勝レースのコンディション変化にも、どう対応し攻略していくのか。バラエティに富んだコースレイアウトも相まって、各チームのエンジニアはマシンセッティングに頭を悩ませる事になるでしょう。
 オートポリスでは九州各地から集まったファンが、キャンプをしながら週末を楽しむ様子も多く目にします。関係者も阿蘇の雄大な景色にパワーをもらいながらレースに挑み、ファンの皆さんに熱い戦いご覧いただいております。高地にあるサーキットですから天候が崩れると厄介ですが、秋晴れになれば最高のレース日和となるでしょう!

 と言うわけで、まずはコースのデータです。

 

 

 

 

オートポリス・データ集

コースデータ
コース全長 4,674m
コース幅 12〜15m
高低差 52m
コースレコード
GT500
1'31.441 野尻智紀/No.8 ARTA NSX-GT 2018年 第7戦予選Q2(10月20日)
GT300
1'42.498 坪井 翔/No.25 HOPPY 86 MC 2018年 第7戦予選Q2(10月20日)
2019年 優勝
GT500 No.39 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン/中山雄一
GT300 No.60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 吉本大樹/宮田莉朋
2019年 ポールポジション
GT500 塚越広大/No.17 KEIHIN NSX-GT 1'33.262
GT300 松井孝允/No.25 HOPPY 86 MC 1'44.423

 

 

オートポリス大会公式戦全15戦のデータ(シリーズ戦のみ)

優勝回数
ドライバー
(今大会参戦ドライバーのみ)
GT500:松田次生、ロニー・クインタレッリ(3勝)
GT300:片岡龍也、吉本大樹、星野一樹(2勝)
GT500 メーカー別 日 産:7勝(GT-R:5勝、フェアレディZ:2勝)
トヨタ/レクサス:6勝(スープラ:1勝、LC500:3勝、SC430:2勝)
ホンダ:2勝(NSX:2勝)
GT300 最多勝車種 レクサス RC F GT3(2勝)
ポールポジション回数
ドライバー
(今大会参戦ドライバーのみ)
GT500:立川祐路(5回)
GT300:高木真一、加藤寛規、松井孝允(2回)
GT500 メーカー別 トヨタ/レクサス:7回(スープラ:2回、SC430:5回)
ホンダ:5回(NSX:5回)
日 産:3回(GT-R:3回)
GT300 最多ポールポジション車種 トヨタ 86MC(3回)

 

 

 

観戦ポイント


ピエール北川の “オススメ” 観戦ポイント!

 

 

メインストレート
 

第1コーナー寄りがグランドスタンドとなっており、スタンド裏には出店などもある定番の観戦ポイントです。迫力のスタートと感動のゴールを観るならここですね。なお、コースを挟んでピットの向かい側のロイヤルルーム(別売の専用パスが必要)では、屋内席で観戦できます。レース後の表彰式もロイヤルルームの近くで行われています。

 

 
第1コーナー
 

ピエールのオススメ!

ピエールのオススメ

メインストレート終盤のアウト側にグランドスタンドがあるので、万が一天気が崩れてしまっても安心です。900m超のメインストレートから第1コーナーへ向けてフルブレーキングするGTカーは本当にかっこいいし、興奮できますよ。進入でシフトダウンし、立ち上りでシフトアップするエンジンサウンドは最高! クリッピングポイントはやや下がり気味なので、タイヤと路面の状態によってはミスも起こります。同じ車種でもサクセスウェイトによってブレーキングの位置や加速がかなり違うので、マニアックに比較してみましょう!

 
 
日立Astemoコーナー(第1ヘアピン)
 

第1コーナー後は下りながらEKチェーンコーナーを抜け、4つの小さなコーナーによるテクニカルなセクションとなります。最後のきつい30Rのコーナーが、日立Astemoコーナーです。ドライバーは“第1ヘアピン”とも呼びます。スピードが低いので、マシンをじっくり観たい方や撮影をする方にお薦めです。

 
上りの連続100R
 

日立Astemoコーナーを抜けると中速の100Rになります。上りで先が見通せないため「度胸試し」とドライバーも言うほどチャレンジングです。大きなS字状コーナーでもあり、ここで十分にスピードを得ないとタイムに響く部分です。

 
30R(第2ヘアピン)
 

100Rからの上りの頂点となるのが30Rの低速コーナー、通称“第2ヘアピン”です。コーナー入り口は上りで、出口からは下りとなるため、先が見にくい難しいコーナーです。しかも低速になるため、マシンの間隔が詰まってアクシデントも起こりやすいスリリングな場所です。

 
下りストレートから60R
 

第2へアピンから急な下りのストレート、通称“ジェットコースター・ストレート”となります。その先は高速としてはきつめの60R。ドライバーが「気合いを入れる」と言う迫力のコーナリングが見られます。

 
上りのテクニカルエリア
 

60Rを抜けると峠道のようにコーナーが連続する上り区間です。ドライバーや車種によってラインが異なるところが見どころです。抜きにくいところなので、周回遅れやペースの遅いマシンに詰まるとタイムが落ちてしまいますが、無理をするとアクシデントの可能性もある難しいポイントです。

 
最終コーナー
 

ピエールのオススメ!

ピエールのオススメ

ファイナルコーナースタンドはオートポリスの名物スタンド。カラフルなシートとでっかいスケール感は間違いなくインスタ映えします(笑)。スタンド席の上の方からは第2へアピンの走りも観られるし、目の前の大きなコーナーはSUPER GTマシンが大迫力で駆け抜け、決勝レースではGT300とGT500が入り交じって抜きつ抜かれつを繰り返し、時に接触やスピンも起こるので、ずっとドキドキしっぱなしかも!?

 

 

 

サーキットアクセス

○所在地

〒877-0312 大分県日田市上津江町上野田1112-8
TEL.0973-55-1111 FAX.0973-55-1113

 

○高速道

・九州自動車道
菊水ICより約50km(70分)
熊本ICより約48km(70分)

 

・大分自動車道
日田ICより47km(60分)

 

○航 空

・熊本空港より車で50分

 

オートポリス(https://autopolis.jp/ap/)

 

 

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